
ふるさと栃尾里山倶楽部は、郡上市明宝、二間手にある静かな集落の地域住民が集まって、築100年の古民家「源右衛門(げんねもん)」を拠点に始めた週末倶楽部活動です。
かなぎ(広葉樹)の森づくりをはじめ、耕作放棄地復活や自然エネルギーの活用…都会の人たちの力も借りた里づくり活動「栃尾里人塾」も開催しています!
一緒にからだを動かして、おいしいお酒を飲みながら語りましょう!
仲間随時募集中です。
5月17・18日の二日間。
明宝二間手・栃尾の里で
第1回栃尾里人塾が開催され、
参加者40名+地元12名が
集まり、里づくりを行いました
週末倶楽部活動も今年で4年目。
里山倶楽部のクラブメンバーからあがった
地元の子育て世代も
一緒に参加できるイベントがやりたい
・・・という声を受け、
1日目は「どろんこ運動会」が開かれました
蛍やどじょうが棲む里づくりを目指す
「どうじょう田んぼ」がその舞台。
おたま競争、玉入れ、親子リレー
たくさん遊んだあとには
明宝温泉を入れたプールにどぼん。
遊びのあとは・・・
苗を植えるために田んぼを平らにする
「ろくなおし」の作業。
はしごのついたトラクター登場しました
順番待ちの子どもたち・・・
おいしいお米ができるように
田んぼのこれからの姿を
一緒に見守りましょう!
2日目は、どじょう田んぼ(5畝)の田植えをしました
田んぼの先生は、ケイイチま
寒暖の差の激しいこの地域ならではの
コシヒカリの植え方伝授
昨日遊んだ田んぼは、泥がまだ落ち着かず・・・
紐に目印をつけて
みんなで「せーの」と、田植えをしました
肥料をまんべんなく撒いて、終了
1日目、森の整備に入った森チームからのおみやげ
「朴葉の葉っぱ」は・・・
地元のおかあさんのおいしい朴葉ずしに
今年も、里人塾は10月までの第4土日に活動します。
ぜひ、遊びにください
(ふるさと栃尾里山倶楽部 一同)
里人塾最終回 2日目>>>
旋盤(せんばん)講座に急きょ参加させていただき、
器をつくりました
楽しみと不安が半々な状態で開始・・・。
不安というのは、
私は彫刻刀など刃物を使う作業が苦手だったから。
でもお椀つくりたい!
ということで挑戦
お椀になるのは栃尾のサクラの木。
かおりん先生のご指導のもと、
今日の作業の説明と、
縦木と横木、
ならい目、さか目の説明を受けました。
次に、旋盤と削る道具の説明を受けました。
刃物のポイントはしのぎの部分を材にしっかりつけること、
刃物を真上に向けないこと、
刃先を回すのではなく右手を動かすようにすること、
などたくさんあり、不安拡大…。
できるのか、私
削る道具たち。
この4つで削ります
まずは外側を削り、そのあとで内側をつくります。
外側の角を道具を使って丸くしていきます。
使ってみて…とにかく難しい
始めは全くきれいでなめらかになりません…。
先生方やミチオさんやケンジさん、
カツアキさんなど地元の方にもたくさん
フォローいただきながら進めます。
このあたりから作業工程をメモしたり、
写真をとる余裕が無くなりました。必死です
外側がまるくなったら、好きな形にします。
刃物も向きは2時の方向。
しのぎをしっかりつけて削っていきます。
・・・私がやるとでこぼこ
特にお椀の底の部分の形をつくる時が難しかったです。
刃先を回転させるのではなく、
ギアチェンジのように右手を動かし、
削る方向を変えていきます。
私はついつい刃を回転させてしまい、何度も危ない場面が。
でも自分の好みの形になっていく様子は面白いです
できた2種類の紙やすり(150ばんと220ばん)で
つるつるにします。
最後に2種類のやすり同士をこすり合わせて
それで磨くとツヤがでるそう!
それで外側が完成。
続いて内側。
旋盤に材を付け替えて、いざ。
次は刃物が10時の方向です。
中心部に刃物をあて、
そこからお椀の縁側へとくぼみを広げていきます。
こちらも刃先が上を向いて削っていて
危ない場面が終始ありました…。
気をつけていても慣れない。
時々削っている途中に
引っかかったようになり、
そこで私が刃を変な向きにするもんだから
パン!!っと
大きな音を立てて弾かれたようになって
ビクビクしながら作業…。
何度もサポートしていただいてすみません
途中に機械を代えていただき、
最後のほうは少しずつできるように。
すーっと削れ、
繋がった林檎の皮みたいに
スルスル繋がった削りカスが出てくると
嬉しくなりました
最後の最後で指を切りましたが…
(もう本当、鈍くさくて申し訳ありません)
何とかみなさんのおかげで出来上がりました
栃尾の木で,みなさんと一緒に作ったお椀
少しぼこぼこしているところもあって、
決して上手くないところが少し自分らしくも感じ、
とっても愛着が湧きます。
大切に、大切に使います。めっちゃ自慢します(笑)
かおりん先生、ホセ先生、一緒に作った皆様、
本当にありがとうございました
苦手ではあるけれど、またやってみたいなと思いました。
学生ボランティア:うえちゃんリポート
今回農チームは子どもも含め約15名で作業です。
〈1日目 農チーム内容〉
○サトイモ収穫
○ダイコン・カブの間引きと草取り
○タマネギの定植
○ワラをたたく!!!
(きれいにして干し、田んぼづくりや工芸用に活用するため)
まず、ケイイチマ指導のもと、サトイモ収穫です。
サトイモは葉をカマで切り落とし、
根の部分にスコップを深く差し込んで掘り起こします。
するとこんなに大きなサトイモがでてきました
大きな親芋のまわりに子芋がコロコロついています。
これをパキパキと手で外していきます。
この作業がおもしろい!
思っていたより簡単にとれます。
形は大小様々。
市販されているものは形も綺麗にそろっています。
選別の段階で揃えられるのでしょうが、
本来の形は色々あって当たり前。
「売り物だけ見てたら当たり前のことを忘れちゃうよね~」
なんて、参加者の方々と話をしながら作業しました。
こういう話ができるって 私にはやっぱり心地良い
そして自分で気付いた こと、思ったこと、
それをお互い伝え合うことができる場が
里人塾にはたくさんあるなと思います (あとふきでも感じました)
全部掘りおこし,大きさに分けて選別します。
掘っていたらヤマイモ?でしょうか、
白いイモも出てきました。
これはとろろにします。
絶対美味しい。
選別したらイモを洗います。
イモと水を石臼に入れ、
板を使って回します。(草津温泉の湯揉みみたい…)
スギちゃんがもくもくと作業。
男性陣が皮や目の部分をとって下さり、どんびき2号で茹で
楽しみです。
ダイコン&カブの間引きはこどもたちが頑張ってくれていました。
白菜はたくさん虫に食われてしまっていました…。
きっと虫もおいしいから食べてしまうのでしょう。
これも畑だから見られる光景。
そんななかサトイモを収穫し終えた私は、
ワラをひたすらたたいてました。
これはワラ細工(ぞうり、むしろ)などに利用するために、
たたいて余分な部分を取り除くために行ないます。
何かに使う前にもう一度、しっかりたたくことで
柔らかくなって、編んだりしやすくなるそうです。
石や丸太など、丸い部分に打ち付けます。
皆で思いっきりワラを打ち付ける姿は、どこかの祭りの儀式のよう…。
日頃のストレス発散にはもってこいの作業かもしれません。
しっかりたたいて綺麗になったら束にして結びます。
それを5つ束ねてまた結びます。
こうして物干し竿などにかけることで、風通しもよくなり、
しっかりとワラを干すことができるそうです。
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夕方、カシの木の遊歩道開通式へ。
源右衛門に向かう道から
カシの木が見えるようにする工夫もあって、
すごい!
カシもこんなに注目されるようになるとは思わなかったかもな…。
栃尾に来る度に歩いてみたいです。
山が色づき始めていて綺麗でした
>>>2日目、栃尾の木をつかって「器」づくりに挑戦!へ続く
リポート:学生ボランティア うえちゃん
10月27日・28日の二日間。
2012年、栃尾里人塾最終回が開催されました
来年度に胸膨らませて
これでもか
と言わんばかりの
盛大なあとふきで
今年も
最後の里人塾が終りました
山に
畑に
自然エネルギー
まだまだやりたいことイッパイ
来年度が待ち遠しいばかり
たくさんの方に楽しんで頂き
本当にありがとうございました
あとふきでの恒例振り返りスライドショー
一年生から卒業までのような
確かに成長したみんなの顔
年をとったのか?
いやいやみんなの笑顔が
何よりも素敵
今年は特に
学生ボランティアの皆さんのお陰で
みんな若返りの里人塾!?
サウスポウずは大人になったよね~
うえチャンも後輩の中では頼もしい先輩
私とっては
娘息子たくさん出来ました
源右衛門はにぎやかな
四世帯の大家族
になりました
また遊びに来てね
ふるさと栃尾里山倶楽部 ヒロミ
9月22日・23日の二日間。
第5回栃尾里人塾が開かれました
ご参加いただいたみなさん、
ありがとうございました
第1回の塾で定植した「サツマイモ」…
大収穫祭、となりました
途中、ポキっと折らないように
大事に大事に土を寄せて行きます!
誰が一番大きなイモを
掘れるかな?
最年少ココちゃんが1番
恒例の「あとふき」(宴会)では、蕎麦の振る舞いや
小さな芋きんとんをつくってみたり…
この日完成披露のあった、
初・料理づくりとなりましたが…
とても居心地がよく、うきうきする台所となりました!
ほかにも…
おいしい獲物をGETしてきてくれました!
気良歌舞伎もあり、盛りだくさんで
十分な振る舞いができず
すいません…(byヒロミ)
2日目は、
ココちゃんの「やおやさん」開店
みなさんに収穫のお裾分け
ちいちゃなおいもは、芋きんとん
中くらいのおいもは、天ぷらや焼き芋に
大きなおいもは、
ココちゃんの大好きな大学芋にするのが最適!(byケイイチマ)
とのことでした
ぜひ、次回、
おいしいスイーツになってくることを…
楽しみにしていまーす
まずは、御礼まで…
そして、詳しいプログラムはまた後日!
ふるさと栃尾里山倶楽部
今回の里人塾では
前回に続き「農」チームに参加しました
あとは、カシの木の遊歩道のルート確認を
みんなで一緒にしました
1日目のみの参加だったので、
「農」チームでは
草取りとこまめかけと、
肥料を加えるだけでしたが、
今回も楽しかったです。
鍬は耕すのではなく、
草取りの時に使いました。
根っこがしっかり張った草は普通に抜くと、
根が地中に残りまたそこから生えてきちゃうので、
根こそぎ取らなければなりません。
そのために鍬で少し土を起こして
根っこから取りやすくします。
「鍬を遠くから入れて、
そのまま上に持ち上げるようにすると、
取った草を巻き込まないでできる」
とケイイチマから教えてもらったという
YAYOIさんの指導のもと、
せっせと鍬を使っては草を取る…
という作業を繰り返しました。
こんなにきれいになりました
こまめはパンさんに使い方を教えていただき挑戦。
これ難しい
まっすぐ進まず、後ろを見ると、
くにゃっと曲がっていました…
道具を使うときはちょっとしたコツが必要だから、
何度も使ってみて感覚を覚えないとうまく使えませんね。
だからコツをつかめると面白いんだろうな…
あと!
今回はサツマイモをすこし掘らせて頂きました!
すると…すっごく大きなサツマイモが
とるのには一苦労でしたが、
あのワクワクする感じは大人になっても楽しいものですね
BBQではいろいろな方とお話しました。
「里人塾の日は
何があっても仕事入れないようにしている」
とおっしゃる人がいて、
そこまでの魅力は何だろうとお聞きしたら、
「いろんな人がいて楽しい。
ここに来ないと、この人たちと出会えないから」
とおっしゃっていました。
里人塾のプログラム内容の面白さもあるのでしょうが、
里人塾に参加しているみなさん一人ひとりが
魅力となっているのだなと気付きました。
また「子どもがテンション高くて,うれしそうに遊んでる」と
話すお母さんの温かな表情も印象的でした。
子どもたちも今日初めてあったのにすぐ仲良くなっていて、
そんな様子をみるとこっちも勝手にうれしくなりました。
楽しみにしていた星空観察も、
土星と月がとっても綺麗で感動しました
大人も子どもも盛り上がってましたね~
今回も楽しませていただきました。
学生が多く、
みんなで手分けしながらできたのでよかったですが、
まだまだボランティアとして出来なかった部分もあったな
と思いました。
そこは反省点として、次の目標にします。
どうもありがとうございました
里人塾4回も無事終了
暑いなか
みんなで汗をかきながら
こだわりのものが
ぞくぞくと完成しました!
ジャ~ン
栃尾版ロケットストーブ!
山の土とワラをまぜ…
切った瓦とレンガでカタチをつくって
土を塗り…
これまた、水舟に使った水槽からポロポロと落ちた
タイルをペタペタ。
横には、かまど「どんびき2号」も蘇りました