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里山の袋 2015秋号 発行


リニューアルした『季刊 里山の袋』最新号(第43号)が発行されました!
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里山の袋 2015夏号 発行



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里山の袋 創刊10周年記念 特別号 発行

創刊10周年を記念し、『里山の袋 特別号』(第41号)が発行されました!
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里山の袋 2015冬号 発行





『季刊 里山の袋』最新号(第40号)が発行されました!
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里山の袋 2014秋号 発行











『季刊 里山の袋』最新号(第39号)が発行されました!
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11月25日までバックナンバーセット販売中!
『里山の袋』ファンの皆様!
ギャラリーNAOIにてバックナンバーセットを販売します!

八幡町の玄麟とギャラリーNAOIで現在開催中の高垣昌幸さんを中心としたアートイベント、
「郡上をむすぶひかりたちと」期間中です(11/25まで)

特別価格、5冊1000円です!

セット内容は
A:4,5,8,9,10号セット
B:11,12,13,14,15号セット
c:16,17,18,19,20号セット
D:21,22,23,24,25号セット
E:26,27,28,29,30号セット
で10セットです!
いつもは1冊250円なのでお得です!
残数が少ない号もありますのでお早めに!

NAOIに『季刊 里山の袋』全部の見本を置いてありますので、
「この1冊が欲しい!」という場合はふるさと郡上会にお問い合わせください。
随時バックナンバー販売しています。(1冊250円)
※ただし、在庫があるものは上記セットの中のものです。
初期のものは残数が少ないのでお早めに。

郡上をむすぶひかりたちと→
HP http://sakimori.urdr.weblife.me/5.html#id65
BLOG http://takagakigumi.blog.so-net.ne.jp/2012-11-11
【里山カレッジ】 納屋を下見しました①
いよいよ『季刊 里山の袋』、初のリアルイベント
里山カレッジ」が行われます。

12月3日(土)、12月4日(日)の開催に向け、只今準備中です。
先日は1日目「里山の道具考」の舞台となる、明宝の納屋を見学に行きました。

里山の道具考」は現在『里山の袋』で連載中の企画。
道具を通して里山の本来の姿を探る、新しい試みです。




■道具から里山の姿を知る

納屋といっても多種多様。こちらは久後さんの古い納屋。
久後さんは旅館を経営されています。

小さな小屋の中にはわかるもの、わからないものがたくさん。
例えば、これは何でしょう???



ステッキにしては短い・・・。

正解は「穴あけ棒」・・・だそうです。
昔は田んぼの畦(あぜ)に豆を植えたそうです。久後さんが持っていた田んぼは400枚!1枚1枚が小さい田んぼがたくさんあったとのこと。
その畦に1俵(約60kg)の豆を植えたそうです。豆を植えるために、畦に穴をあけて歩くためにつくられた棒、ということだそうです。1か所に2、3粒まく豆が60kg分というと、相当な数の穴も必要だったのでは。

道具がわかって「へぇ~」となりますが、それは普通の「道具考」。
「里山の道具考」はそこから当時の里山の姿と人々の暮らしを実感しようとする試みです。

例えば・・・

400枚の田んぼがある風景を思い浮かべてみます。「座ったらそこが田んぼだった」というくらいに、できる限り米を作った時代。その食生活は?
豆がたくさん植えられた田の畔。ということは、今のように草刈り機や除草剤は使えない。畦の作業は?里の植物や生き物の様子は違うのでは?

・・・想いを巡らすうちに、昔の里の風景が少し見えてきませんか?


■労働と暮らしが一体だった時代

もちろん、今の里の風景を知らないとよくわかりません。「里山カレッジ」では現在の、郡上の里山の風景を見ながら、そこに暮らしてきた人々の話を伺うことで、今と昔の里山の本当の姿をみつけます。

「昔は田んぼが始まったら、7月初めの野休みまで、休みなんかなかった。野休みが本当に楽しみだった」と久後さん。

 美しく感じる里の風景は、人々の暮らしの中でつくられてきました。それはただ美しい自然というだけではなく、長い年月にわたる人々の労働が形になったもの、なのではないでしょうか。
 里の労働は暮らしと一体でした。子供たちも大事な労働力。子供たちは働きながら自然の理を知り、知恵と技術を身につけていったそうです。

■里の憧れ「スーパーじいちゃん」



久後さんの旅館は、ほとんど自身の手で建てられたとのこと。ガレージともいえる新しい納屋もやはり自身で建築。

「あの人(じん)は、ほっとに甲斐性があるで」―いろいろなことができる人を、明宝ではそう呼びます。久後さんもまさしく、甲斐性のある人の一人。

「お金を稼げる人」ではなく、知恵や技を持ち行動力がある人を、里の人は尊敬の意を込めて「甲斐性のある人」と呼びます。
「甲斐性のある人」・・・将来はなんでもできる「スーパーじいちゃん」になりたい!
― 郡上に来て、目指す自分の姿がイメージできました。


みなさんも「里山カレッジ」を体感しませんか?
【日程】
12月3日(土)13:00~17:00/(食)18:00~20:00
○ 第1講座「里山の道具考」/食体験「里山まんま」 
12月4日(日)9:00~12:00/(食)12:30~14:00
○ 第2講座「里山ミュージアム・シアター」/食体験「二間手下組のおとき」
【参加費】 各講座4800円(保険料・入館料・各回食事代)
○ 2日間通し割引: 9600円 → 6500円(2食付)
○ 会員割引 5500円
(『里山の袋』を今年度定期購読中の方。新規入会者も適用)
【申込締切】 11月30日(水)

お申し込みは「里山カレッジお申し込みフォーム」より。

(『季刊 里山の袋』編集:小林謙一)




【参加者募集】里山カレッジ開催



『季刊 里山の袋』の世界に参加していただける、リアルイベントを初開催。
舞台は47000点以上という圧倒的な収蔵量を誇る「明宝歴史民俗資料館」。
そして明宝の里山、人々をつなぎ、「体感」と「表現」をキーワードに、「今大切な本当の豊かさ」に自らが気づき、次の生活につなげていく、里山の奥深さを感じる2日間です。

食文化を伝える、全国的に有名な女将さんがつくる「ビスターリマーム」や、失われつつある、集落の人々が結集してつくる郷土料理「おとき」の復活体験など、美味しく深い里の食にも触れます。

【日程】
○ 第1講座「里山の道具考」/食体験「里山まんま」 
12月3日(土)13:00~17:00/(食)18:00~20:00
ナビゲーター:三島真(郡上八幡・山と川の学校 校長/『里山の袋』創刊者)

○ 第2講座「里山ミュージアム・シアター」/食体験「二間手下組のおとき」
12月4日(日)9:00~12:00/(食)12:30~14:00
ナビゲーター:嵯峨創平(岐阜県立森林文化アカデミー 准教授)

【集合場所】 明宝歴史民俗資料館(岐阜県郡上市明宝気良154)
【募集人数】 40名(最少催行人数10名) ※先着順
【申込締切】 11月30日(水)
【参加費】 各講座4800円(保険料・入館料・各回食事代)
 > 2日間通し割引: 9600円 → 6500円(2食付)
 > 会員割引 5500円
(『里山の袋』を今年度定期購読中の方。新規入会者も適用)

【宿泊】 明宝の素敵な宿を御案内できます。1泊朝食付き4800円から。
※ご予約はお客さまご自身で各宿にお申し込みとなりますのでご了承ください。

協力: 明宝教育事務所/明宝観光協会/郡上八幡・山と川の学校/ビスターリマーム/ふるさと栃尾里山倶楽部
協賛: 明宝ハム(明宝特産物加工株式会社)


 【お申込・お問合せ】 11月30日(水)までに、ふるさと郡上会の「里山カレッジお申し込みフォーム」よりお申し込みください。

大雨
 
2011.8.25の小駄良川

2011.8.26の小駄良川

2011年8月25日、その前日くらいから郡上は局所的な大雨に見舞われました。
国道など一部道路では土砂崩れも発生。通行止めになったところや、避難をした方もいるようです。

八幡町の町中を流れる小駄良川も、ご覧のとおりの水量。1日あけた26日は、普段よりまだ水量がありますが大分引いています。

昔は「河荒れ七日」といって、川が増水すると一週間は川の水が多かったそうです。山に保水力があり、スポンジのように水を一度吸収し、森を通過する水が徐々に徐々に川へ流れ込んだからでしょうか。

今は茶色の水がどっと川を満たし、雨が上がると一気に水量が下がっていきます。山からは大量の土砂が川に流れ、河底には砂がたまり、川の形を変えていきます。今も豊かに見える長良川は、昔は通年を通してもっと水量があったそうです。

昔の川の話を聞くたびに、元気な森の姿をいつか見たい、と思っています。
こどもキャンプに見る、地域の力
■地域住民がエコをテーマに、こどものキャンプを主催

暑さ本番の7月27日~30日、3泊4日でこどものキャンプのお手伝いに参加してきました。

自然豊かな郡上市では、子供たち向けのキャンプや夏の自然体験が各地で盛んです。公営や私営のキャンプ場も多く、また自然体験をプログラムする団体・企業も多い郡上、その中でも明宝はグリーン・ツーリズムの先進地にもなっています。

しかし今回参加した「子ども寺子屋エコキャンプin栃尾」は初の開催。
主催は地元の人々でつくる住民団体「ふるさと栃尾里山倶楽部」。
キャンプはもちろん初めて、の地元の方々。開催には郡上のプロの若者達、そして地元の方々が大勢協力していました。

<応援スタッフ>
・北村周さん(NPO法人 こうじびら山の家 代表
・興膳健太さん(NPO法人メタセコイアの森の仲間たち 代表
・木村聖子さん(地域おこし応援隊/めいほう鶏ちゃん研究会
・前西さん(岐阜森林づくりサポートセンター

・郡上高校ボランティアグループ WAT
・明宝教育事務所

<主催>
ふるさと栃尾里山倶楽部


<主なキャンプ内容>
1日目(7月27日)

ドラム缶風呂に入る


山の木を拾って火起こし


<夕食> 地域のお母さんの特製カレー

楽しい絵日記を描く~ミニマンガ教室
(ゲスト: 篠田英男(大垣女子短期大学 客員教授))
 



■  2日目(7月28日)

<朝食> 自炊

地域の子供と交流~読み聞かせと昔遊び

<昼食> 流しそうめん

スプーンづくり

<夕食> BBQ(自炊)


明宝温泉
 
■  3日目(7月29日)

<朝食> 自炊

川遊び~石投げや生き物探し

<昼食> 地域のお母さんのお弁当

動く絵日記づくり~クレイアニメ教室
(ゲスト: K-ITシティ・コンソーシアム)


<夕食> 地域のお母さんのちらし寿司

 明宝温泉/星空観察。


■  4日目(7月30日)

ピコ水力発電機の組み立て
(ゲスト: 駒宮博男(NPO法人地球の未来)/角野秀哉(角野製作所))



閉会式/クレイアニメ発表会


■地域キャンプでわかる「地域力」

このキャンプを通して、一番強く感じたことは「地域力」です。


今回のキャンプ・ディレクターは、今年から地域おこし応援隊としてふるさと栃尾里山倶楽部に職員として関わる安井さん。
キャンプ初主催の安井さんから、当日スタッフへ伝えられたこのキャンプのモットーは、

「できるだけ細かいことは決めない。しっかりとした準備はしない。備品も会場にできるだけ置かないで必要な時にだけ出し入れする。何か起きたら、その場で相談して解決していく」

というもの。これを実現するためには参加するスタッフと、サポートする地域の方々に瞬発的な対応力と、機材などの地域資材とその使いこなしが求められます。

 実際、次々に起こる課題に瞬時に考え、判断や、調達、設営をしていく地域の方々の力に、とても感心しました。これはまさに、いざというときに有効な「地域力」ではないか、思ったからです。



震災後、5月に宮城県気仙沼市にボランティアで行きました。その時に実感したことは、いざというときに本当に必要なのは「地域力」ではないか、ということです。

 気仙沼で避難所を運営されている方に開設の経緯やそれまでのお話を伺う中で、「いざ」というとき、人と物を集められ、ベース(活動拠点)をつくり、互いに運営することができる力を持っている地域が、本当に防災に強い地域なのではないか、と思いました。
 これからの「住みたい地域」を考える時に、防災への備えは大事だと考えている方は多いのではないでしょうか。
 ダムをつくり、堤防をどんなに高くしても、この地域力は地元の方々の普段の暮らしの深さが無ければ、構築されていかないものです。


○今回のエコキャンプ使用した機材は、ほとんどが地域にあるものです。
○また電気エネルギーに関しては源右衛門が独立電源を確保できます。
○水は山から引かれ、火は山から薪を調達することができます。
○そしてこれらを使いこなす人々がいます。


 更に、キャンプ運営を仕事としている人々も、地域にいます。
 キャンプは自然の中から材料を調達したり、野外で煮炊きを行うなど、まさに非常時のシミュレーションともいえるシチュエーションです。そして今回のスタッフ協力をした「こうじびら山の家」には、数多くのキャンプ道具が準備されています。


 今年3月の震災でいち早く現地入りし、ボランティアチームを立ち上げた「RQ市民災害支援センター」の代表の広瀬氏(日本エコツーリズム協会 代表)の言葉です。

「災害時には、地域の自然学校が災害拠点となる。備品があり、野外活動に普段から慣れ、キャンプなどで人を組織して動かすことができる人材がいる。」

自然学校がある地域が、これから貴重になっていくかもしれません。明宝もその一つです。


・・・起こってほしくはないが、「いざ」という時・・・

キャンプで垣間見た、明宝の「地域力」は、ここなら非常時に何ができ、どう支え合えるかを考え、そしてイメージできる貴重な経験になりました。

 「子ども寺子屋エコキャンプin栃尾」は、これから地域住民の中で、実際キャンプを実施してみて、の結果や今後についての検証が行われていくと思います。大変だけどやってみないとわからない、というのは、ふるさと栃尾里山倶楽部の活動の基盤にもなっています。

 いろいろなふりかえりが出てくると思いますが、今回得た貴重な体験、ネットワークが今後の元気な集落活動への一つの礎になることを願っています。


■栃尾と明宝で感じた「地域力」

<人の技術>
・支柱を立て、ブルーシートを貼った屋根づくり
・イベントテントのを貼る
・流しそうめんの竹の台をつくるときの、ロープワークや節取り


・古民家の床下の板と、農家の出荷箱を使ったベンチづくり

・火起こし
・薪割り

・山の見方、歩き方
・安全管理・指導/危険予測

<集落の機材>
・テント(大型、キャンプ用)
・ブルーシート
・布団レンタル
・食器
・大型の鍋と炊飯釜
・バケツ

・タオル
・机
・扇風機
・拡声器
・スクリーン、プロジェクター
・ナタ、ノコギリ
・車両(ハイエース、軽トラック)

<炊事>
・枝や木を拾い、薪を割り、焚きものを用意する。
・火起こし
・釜とかまどを使った炊飯
・山水を使った野菜の洗浄
・U字溝とトタン板を使ったバーベキューコンロの設営

・集落のお母さんに達による調理(炊き出し)

・近所の畑からの野菜の調達

・近所の家からの米の調達

<こうじびら山の家機材>
・ドラム缶風呂
・ライフジャケット
・浮き輪/チューブ
・川遊び道具(箱メガネ、タモ等)
・救急セット(ファーストエイド)

<施設>
・独立電源を持つ古民家「源右衛門」
・集会場所: 明宝コミュニティーセンター
・明宝温泉 湯星館

<自然の恵み>
・水
・木
・こどもの楽しみ(川、山、星空、昆虫、生き物)





■地域の人財育成


 私は40歳を過ぎて、初めて子どものキャンプにスタッフとして参加しました。
 それまでアウトドアなどの経験は無く、火をおこしての煮炊きやロープワーク、ライフジャケットを着用しての川遊びなど、全てが初めての体験。若いプロのスタッフの間で、こどもといっしょにキャンプでおこる様々な課題をこなします。

 そして心の成長過程にある子どもたちと、正面から向き合うときには、大人ではなく一人の人として彼らに接していきます。こどもの成長を願うキャンプの中で、実は自分が一番成長することを、キャンプの度に実感しました。
 キャンプには総合力が必要です。それはいざという時自分が何ができるか、個々の「生きる力」にも通じる部分が大きいのです。

 個人的には、こうしたキャンプを定期的に実施できることで、集落の地域力を確認し、また新しい「地域の人財」を育てられる場になるのではないか、という可能性を感じました。

 
 特に郡上市は、今回スタッフとなった「こうじびら山の家」や「メタセコイアの森の仲間たち」など、自然体験を行う団体が多いです。今回様々な団体が合同で行い、もしキャンプを通した人財育成ができるなら、郡上では様々なキャンプ・スタイルを学べる、非常に貴重なところになる可能性がある、とスタッフの間で話が弾みました。



 キャンプが終わり、ボランティアで参加してくれた地元の高校生たちの
「楽しかった、またやりたいです!」
という笑顔がとても印象的でした。

 この若者たちが笑顔で暮らし続けられる魅力ある地域、そんな未来の里山づくりがこれからも栃尾では続いていくのだ、と感じた3泊4日間でした。


郡上高校のボランティアと参加した子どもたちで記念撮影

(取材:ふるさと郡上会 小林謙一)
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