サカム@林業再生講座

プロフィール
サカムさん
森林文化アカデミー 林業再生講座の学生です。
神戸出身。元プログラマー。
アカデミーのこと、林業のこと、アントレプレナーシップのこと、
たくさん発信していきます!

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樹木生理学の授業
サカムです。

林業は、スギやヒノキといった樹木を相手にする業です。樹木とはいったいどのようなものなのかについて基礎を学ぶ授業が、「樹木生理学」です。

生理とは、生物が生命を維持していくうえでの種々の現象や機能。また、その原理。(国語辞典)
また、
生態とは、生物が自然界に生活しているありさま。また、成果のありのままのすがた。(国語辞典)とあります。

樹木は、光合成をしているということは、知っていましたが、この授業で化学式的な理解がなんとなくできました。光をどう取り込んで使うのかという仕組みも学ぶことができました。葉緑体というのは、すごいですね。このような樹木の持つ仕組みを解明した人もすごいです。

授業では、光合成以外にも、根、葉、茎といった器官や繁殖、植物ホルモンについても学びます。こちらもなんとなくわかっているような話もありますが、アカデミックに学んだことはないので勉強になります。

光合成とかであれば、ウィキペディアを検索すれば記載されていますが、これでは非常にピンポイントな知識を得るだけだと思います。やはり専門の先生が、体系立ててわかりやすく教えていただけること。また、研究によって明らかになっていること、なっていないこと、昔正しいとされていたことが現在は修正されているということなど、「今」を知ることができるというのもアカデミーの授業の良い点だと思います。

林業では、基本スギ・ヒノキで、現在では間伐や集約化、路網といった言葉を聞く機会がほとんどです。確かに目の前の大問題ですが、そもそも自分たちが相手にしているものはなんなのかを知ることも大事なのではないか。と感じています。


きっかけ本(その3)
サカムです。

林業再生講座の専門科目に「林業経営」というのがあります。

この授業の中で、各自おすすめ本を3冊持ってきて発表するというのがありました。

今回は、その時発表した本の3冊目を紹介したいと思います。

「アジャイルプロジェクトマネジメント」という本です。これはソフトウェア開発者としての心構えを持つきっかけになった本です。

この本に出会ったのは、仕事を始めて3年目くらいの時でした。少しずつ仕事を任してもらえるようになっていましたが、なんとなく仕事の進め方とか管理の仕方に疑問を持っていた時期でした。

当時は、いったん計画を立てたらそれをとにかく守ることを重視していて、お客さんの方針が変わったことに気付かないで必要ない機能を作ってしまうとか、品質を犠牲にして納期を守るみたいなことがしょっちゅうあったんです。

そういう計画固定なやり方ではなくて、変化は絶対におきることを認識し、柔軟に対応すること。そして、製品ができたその時点でお客さんの欲しているものを出せるようなやり方が大事なんだということをこの本では教えています。

変化に対応できるような「ゆとり」を持つこと、変化に対応できるような「設計」をすることを今でも大事にしています。


1冊目と2冊目は、こちらです。
1冊目:ナチュラル・チャレンジ
2冊目:経済ってそういうことだったのか会議

森林の機能と環境政策
サカムです。

林業再生講座で「森林の機能と環境政策」という授業があります。

森林のいろいろと良いところを機能という形で分類した場合、大きく3種類になります。
(1)生物多様性や水源涵養といった環境保全的な機能
(2)森林浴や伝統文化といった文化的な機能
(3)木材生産や食料採集といった物質的な機能


これらのうち、(1)と(2)を中心に具体的にどのような機能があるのか、また関連する政策や法律にはどのようなものがあるのかについて学びます。

前期には、(1)の環境保全的な機能のうち、「水源涵養機能(すいげんかんようきのう)」について学びました。

涵養とは、徐々になじませて養い育てること(国語辞典)。とあります。

森林を上から見ると樹が生い茂っていますから、雨は最初はそこでたまって蒸発するものと幹や葉っぱから地面に流れ落ちるものに分かれます。そして、地表を流れるものと地下に浸み込んでいくものに分かれます。

地下に浸み込んだものは地下水となって少しずつ移動し、湧水として地面に出たり、川に流れ出たりしています。豊富な降水量と地下水のおかげで、安定的に水が供給されています。

また、森林から出た水は水質が良くなっている(低い窒素濃度、低い酸性度、適度なミネラル分)ようです。雨水が森林を通る間に涵養されているわけですね。

このような機能を維持するため、政策的には川の源流部を水源涵養保安林として指定して管理したり、地域の水源の森づくり活動を支援したりしています。

授業では郡上の方にある水源の森に行って見てきました。梅雨時期でもあり、川の水量も豊富で森もきれいな場所でした。

林業は、木材生産が主目的ですから物質的な機能を利用しており、環境保全的な機能とトレードオフな関係でもあります。バランスが難しい問題でもありますが、短期の経済的な利益だけではなく環境や文化といった公益的な機能にも配慮した長期的な経営が重要だと思います。



待たず、自ら動こう!
サカムです。

アントレプレナーシップに関して、Stanford Univ. の Tina Seelig(ティナ・シーリグ)さんのお言葉を紹介したいと思います。

「私たちは、組織の中で自分が何をすればよいか誰かに指示されるのを待ってしまいませんか?」

「どんな組織でもあなたが何か素晴らしい結果を生み出せるチャンスが限りなく存在しているのです。自分ができることは何か?それはあなた自身が見つけなければなりません。これまで成功してきた人が何をしてきたか? 彼らは誰かほかの人から選ばれるのを待ったり、何をすればよいか指示されるのを待ったりはしていないのです。」

どちらかというと指示されてやる方が楽ですよね。そして指示を出す側に自分の成果の責任を持たせるということもしがちです。

自分が組織の中で、できることは何かを考え、自ら行動し成果を出す。

理想的ですが、難しいですよね。そんなに簡単にはいきません。まず、自分の得手/不得手やスキルといったことを知っておかなくてはいけません。

また、行動するのも大変なエネルギーが必要なことだと思います。そして成果につながるのもなかなか。。何をもって成果とするか定義できていないとやる前に頓挫します。

でも、やりがいを感じたいのであれば、自分で考えてやること以外に方法がないと思うんです。考える力みたいなものをもうちょっとつけていきたいと感じます。



林業女子会@岐阜のイベント
サカムです。

お知らせです!

森林文化アカデミーの学生が中心になって、8月に発足した林業女子会@岐阜様のイベントが開催されます。

林業女子会というのは、女性目線から林業を盛り上げようと京都の学生が@京都を立ち上げたのが最初です。フリーペーパーの発刊など、その活動は全国的にも注目されてきました。

そして、次に@静岡が発足。3番目に@岐阜が発足したそうです。今は、10名ほどメンバがいるようで、これからどんな展開があるのか楽しみです。

イベントの詳細は、@岐阜様のブログへ

女性限定20名様です。
興味のある方は、ぜひ!!



「林業の再生」という授業
サカムです。

森林文化アカデミーの林業再生講座には、「林業の再生」という、まんまな授業があります。よく考えるとちょっとエラそうなタイトルですね。

内容は、林業白書という林野庁が発行している報告書と林業再生プランという国の改革案から、テーマをいくつかに分け議論しようというゼミ形式の授業です。

テーマは、以下のようになっています。
・林業の歴史的な変遷
・木材関連産業
・木材の生産、流通、利用
・材価と育林コスト・木材生産コスト
・路網整備と林業機械
・林業の担い手
・森林組合
・森林資源とその利用
・過伐と再造林放棄
・ドイツの林業
・森林・林業再生プラン
・林業再生に関する国内の取り組み
・林業再生への課題と解決策


かなり幅広いです。自分にとっては、すべてが新しいことばかり。毎回頭がパンパンになって大変でした。今も資料の見直しをやっています。

各テーマでどのような課題があるかは、理解できてきました。その中で、湧き上がってきたのが、もっと現場を知りたい。ということです。

わかってきた課題点をまとめてざっくりいうと、知識労働によってまかなう部分が不足しているのではないか?ということです。不足部分のイメージできているのですが、やはり現場を知らないと具体化できない。行き詰まるわけですね。

現場の言葉少ななプロフェッショナル達から学ぶことはかなりありそうです。


かっこいい作業着!(その2)
サカムです。

前回ファナー社の作業着を紹介しました。カタログレベルの内容でしたので、今回は、チェーンソーズボンについて詳細をご紹介します。


チェーンソーズボンは、チェーンソーを使って樹を伐ったりする際に履く安全ズボンです。

前面に特殊な繊維を厚めに入れていて、万が一動いているチェーンソーが当たっても、その繊維がチェーンソーに絡みついて動きを止めるため、事故を防ぐことができます。


チェーンソーズボンは、暑いという話もありますが、この製品は後面の生地が速乾性なのと、ひざ裏当たりの大きなベンチレーションがあり、あまり蒸れを感じず快適なんです。移動しているときや風に当たっているときは、ひざ裏から風が抜けるのを感じます。



また、前面の内側は、特殊繊維で生地が厚いのですが、皮膚と当たる部分はメッシュになっていて、綿の作業着のようなべたつき感がありません。


要所要所にストレッチ素材が施してあるので、激しい動きにもしっかりついてきてくれる頼もしい製品です。



いいにおいのする樹木
サカムです。

森林文化アカデミーに入学してから少しずつ樹木の種類を覚えています。樹木の見分け方には、樹全体の形、葉や枝のつき方、葉の形、冬芽の形などいろいろとありますが、匂いで見分けられることもあります。(匂分けるというのでしょうか?)

自分も初めて知った感じですが、匂いっていろいろあるんですね。その中でもいい匂いの樹を挙げてみたいと思います。

カツラ
樹というより葉が枯れるとカラメルのような香ばしい甘い匂いがします。アカデミーに植樹されていて、今が匂い盛りです。いつもここを通るようにしています。白鳥とか北の方に行けば、大木があります。

クロモジ
さわやかないい香りがします。和菓子用のくしになることで知られています。また、葉や枝を乾燥させて粉末にし、クロモジ茶を作ることもできます。自作してみたのですが、とても良い香りがしておいしかったです。お茶好きな方にお勧めです。

ヒノキ
ヒノキ風呂って最高ですね。しみじみ落ち着くいい匂いです。いつも車の中に切れ端を入れていて、匂いが薄くなったら紙やすりで削ると復活します。

ヤマコウバシ
こちらも香ばしい香りで好きです。アカデミー付近ではまだ見たことがないのですが、美並に行ったときにありました。香ばしいので、この名がついたとか。

台風の季節が過ぎれば、本格的に紅葉の季節になっていきますね。紅葉も樹木によってさまざまですので、また見に行きたいです。

どこかおすすめの場所があったらコソッと教えていただけますか?




タグ: 樹木 におい
養老孟司さんといえば・・・(その2)
サカムです。

前回、養老孟司先生について書いたのですが、もう少し書こうと思います。

以前、養老先生の講演を聴いたときに、以下のような問いかけがありました。

「みなさんは、暗黙のうちに私を前提にしていませんか?」

つまり、個人としての私は変わらないと思ってませんか?ということです。明日朝起きたら、別の人だったら困りますよねえ。むしろ都合がいいこともあるかもしれませんが。

でも、1年前私の体を構成していた水や皮膚の細胞といったものは、今はすでに9割以上は入れ替わっているはずです。物質的に見れば、1年前の私は今の私とは違う。私は、変わってます。でも私は私だった・・・。と思いませんか?

どういうことでしょうか。

長良川についても同じことが言えそうです。流れる水は、1年前の水とは違いますよね。でも長良川は長良川で、今も昔も長良川。でも長良川は変わっていってます。川底の石も移動しますし、形も変わる。流れる方向も変わります。

何が変わって、何が変わらないのか?

ここでの問題提起は、現代社会は、変わるものと変わらないものがさかさまではないか?ということ。

自分は変わる?
情報は変わる?
言葉は変わる?

「事実」というのをよりどころにするならばですが、自分は変わるもの。情報は変わらないもの。言葉は変わらないものです。

でも、今は、事実というのがまたわからなくなってきています。。。しっかり考えていこうと思います。



タグ: 養老孟司
ラボ@林業再生講座のご案内
サカムです。

森林文化アカデミーで学ぶことは大事なのですが、それ以上に学んだことを活かして、誰かに何かを提供する(アウトプット)することも大事だと考えています。

それには、小さなトライ&エラーを行う場、発信する場が必要。

ということで、

ラボ@林業再生講座

を開きました。

現在は、H森林組合様と協働で作業日報管理用のツール作成プロジェクトが進行中です。なので、このツールができていくまでの過程を展開する内容がメインです。

ただ。。アウトプットってなかなか難しくて。。
皆様、ご支援、ご声援のほどよろしくお願いします。

アドレスは、こちら↓
http://lab-atmark-afsc.seesaa.net/




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