サカム@林業再生講座

プロフィール
サカムさん
森林文化アカデミー 林業再生講座の学生です。
神戸出身。元プログラマー。
アカデミーのこと、林業のこと、アントレプレナーシップのこと、
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ミツマタ

サカムです。

アカデミーにあるミツマタのつぼみが膨らんできました。

ミツマタは、ジンチョウゲ科ミツマタ属の低木。栽培しやすく、かなり古くから和紙の原料として各地で栽培されてきたそうです。和紙の原料といえば、コウゾやガンピなどもありますが、栽培のしやすさというのは、やはり原料の安定供給の面で重要なんだと思います。

また、日本のお札の原料としても使われているんですね。知りませんでした。ある意味日本の経済を支えている植物だと。
http://www.mof.go.jp/public_relations/finance/201206g.pdf

普段は、どうしても木材目線で樹木を見てしまいがちですが、低木でもミツマタのように紙の原料として重宝される有用なものがあります。細くて小さくても、侮ってはいけませんね。

樹種を覚えると同時に、どのようなことに使われてきたかを知ることも大事ですね。




中間収入
サカムです。

今年もあと少しですね。
学校生活もあと少しで終了です。

ちょうど1年くらい前、学生同士で、林業での初期コストと中間収入のどちらに興味があるか(重要だと思うか)について盛り上がったことがあります。

スギあるいはヒノキの単一的な森林にして、最後は皆伐(生えている木を全部伐る)して収入を得るという想定ですが、その時は皆伐までの中間的な収入に興味がありました。

人工的な森林は様々な手入れをしていくことが必要でコストがかかりますから、中間的な収支を合わすことが経営上大事だと思います。

アプローチの1つは、キノコや山菜といった林産物を隙間でやることでしょうか。写真は白川町にあるヒノキ林ですが、中でシイタケ栽培をしています。ほだ木、種菌に初期投資が必要ですが、数年間毎年収穫できるということと、原木シイタケとしていい値段で売れるというのがメリットです。


山主さんから獲れたシイタケをいただきましたが、肉厚で味が濃く美味しかったです。こういう食べられるものは、楽しみにもなりますからいいですよね。


このヒノキ林は、ちょうど間伐(成長して混んできたので間引く)時期ですが、伐った木も十分売れる品質で、これも中間収入になります。また、今までは伐採業者へ発注していましたが、自分で間伐し出荷する取り組みもされています。

収支が合う条件はいろいろありますが、キノコなんかはやっぱり一考の余地ありじゃないでしょうか。
 
タグ: 林業
コウヤマキ

サカムです。

最近よく山の中を歩いています。(仕事で。)
やっぱり人には会いませんね。シカにはよく出会います。

写真は、コウヤマキ。ヒノキの若い人工林の中で、ひときわ存在感のある太さです。コウヤマキ科コウヤマキ属。樹高は20m以上になる高木です。

名前の由来は、高野山に多いからだそうで、ホンマかいなという感じですが、ホントのようです。高野山には人工林もあるとか。お供えや材木として、需要がかなりあったんですね。

材木としては、水に強いことから桶(おけ)や橋、浴槽、昔は船にも使ってました。古墳時代の棺桶は、この木が使われいて、人との関わりも相当古いんですね。普通材木は節が無いほうが高価なのですが、コウヤマキはその逆だと聞いたことがあって、用途を考えればうなずける話ですが、目からウロコでした。

最近ではなかなか市場にも出てこない貴重な樹種だから、太いのがあれば良いおこずかいになるな。いや、枝だけでも売れるな。などとイヤシイことばかり思い浮かぶのでした。。

 



やった後見に行くことが大事
サカムです。

雨の日に道を見に行ってきました。
作業道という森林整備や木材搬出のために人工林の中に作る簡易な道です。

「道は雨の日に見に行け」とよく言われますが、確かに晴れの日よりも学ぶことが多いです。一番は、水の流れです。斜面のどこにどのように水が集まって流れるのか、道にはどう流れているかがよくわかります。

また崩れているところはないかとか、沢へ土砂が流れ出てないかとか、道を入れたことによる環境への影響を確認できます。

道を入れるということは、大なり小なり自然に手を加えることなので、それによってどうなるのか確かめることが大事だと思います。

やはり何かやった後は、見に行くことが大事ですね。
植林とか間伐とかすべてに通じる本質的なことだと思います。


木1本伐る前に考えるべきこと
サカムです。

授業の合間に木を伐る練習をしています。
アカデミーでは、おもに理論的なことを中心に学ぶのですが、木を伐るということは、すべてにおいての基本ではないかと思っています。

写真は、ある日の結果です。狙った方向に倒すことはできたのですが、見てのとおり裂けてしまいました。


facebookにポストしたところ、裂けないようにあらかじめ斧目という切り込みを入れておいた方が良かったことを始め、いくつかアドバイスをいただきました。
(こういうときfacebookはすげェ便利。)

で、ご指摘されたのは、伐る前にいろいろと予想し、対策を考えて実行すべきということ。

すごく本質的なところを突かれて。。

遠くを見るしかございません。

ビジネスプランをプレゼン
サカムです。

先日、美濃市を拠点に活動しているNPO「杣の杜学舎」様を訪問してきました。ここは、アカデミーの1期生が在学中に設立され、森林管理、景観整備などを主力に地域貢献事業を展開されています。

訪問した目的は、ビジネスプランのプレゼンです。後期の授業で林業に関するビジネスプランを作成したのですが、それに興味を持っていただいて、一度プレゼンを。ということになった次第です。

ビジネスプランの内容としては、5つの項目で話させていただきました。
・林業の現状から見えてきた問題点
・問題を解決するためのアイデア
・アイデアを実行するための事業案
・5年間の数値計画
・長期ビジョン

林業が持つ特徴としては、生産に土地が必要で、そこには森林所有者がいるということでしょうか。現在「林家」と呼ばれる森林所有者の数は、およそ91万戸です。そのうちの90%は、所有面積20ha未満の小規模林家です。これらの小規模林家の90%は、経営意欲がないという状況です。

ビジネスプランでは、これら小規模林家の経営意欲が高めることを目的にした事業を考えました。やはり実際にやって見せなければならないので、小規模な作業システムで木を伐り出して売る生産事業を軸に、イベントや経営講習を実施して、所有者の意識を変えていくというものです。

小規模林家というのは、多くの場合森林を資産として保有するか、林業を兼業として農業や会社員をやっていますから、副収入レベルで経営を考えてもらうイメージでした。収益があれば、森林管理と生産を自らやってもよし、森林組合や業者に外注もよしです。2割の林家の意識が変われば、かなり変化がおきそうです。

そして、これからは、自然環境としての森林、社会資本としての森林を考慮した森林施業ができるように経営していく必要があると考えています。そのためにはどのような森林であるべきなのか、どのような技術や知識が必要なのか長期ビジョンについても話させていただきました。

また、林業は地域性も高いので、ある地域に入り込んで展開する事業だということもお伝えしました。地域の所有者から信頼され、森林管理を任されたり相談を受けたりすることで、地域の林業を見ていけるようにしていければと思います。

「杣の杜学舎」の皆さんからは、いろいろとアドバイスやコメントをいただくことができました。数値計画は、割と現実的な数値だったようでよかったです。長時間お付き合いいただいてありがとうございました。もう少し詰めて、どこかで実現させたいです。