サカム@林業再生講座

プロフィール
サカムさん
森林文化アカデミー 林業再生講座の学生です。
神戸出身。元プログラマー。
アカデミーのこと、林業のこと、アントレプレナーシップのこと、
たくさん発信していきます!

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今年を振り返って

サカムです。

今年は、振り返るといろいろ実りのある年だったと思います。

まず、生まれて初めて確定申告しました(笑)。

春は、これは学生としての本業に近いですが、京都のH森林組合さんと協働開発しているマネジメントツールのバージョン1.0を出すことができました。バージョンアップを続けて実運用が始まっています。在学中にもの出すと決めていたので、実現してよかったです。

林業においては、現場(木こり)の方との出会いが多かったと思います。プロの技術やノウハウ、現場視点でたくさんのことをご教授いただきました。

木こりの現場も(有給で!)経験させていただきました。学校では、知識を。学校の外では、現場技術を。という理想的な環境で、アカデミーに入学してホントよかったなと思います。

夏は、念願の青森県は八戸市森林組合へ訪問できました。まさに多様な森林施業という感じで、いろいろな施業地を案内していただき、貴重なお話も伺うことができました。また、その旅中に素敵な出会いがたくさんありました。

秋になると、白川町がホットになり。。有機農家でもある山主さんとそのお仲間とで、とあるプロジェクトを始めています。地域林業のリビルドにつながればと思っています。

最近は、このつながりで有機農業関係にも片足がズボズボと。。自分の能力は使えるところにどんどん投入したいなと。

たくさんの人に機会をいただき、そしてお世話になりました。
Work with Smart People!
来年もよろしくお願いします。



環境税の使い道
サカムです。

今年度から環境税が始まりましたね。
環境税の使い道として、環境保全林や里山林の整備・利用促進というのがあります。

ありがちな施策としては、何かでかい建造物を作るとかですが、最近は地域のNPOやボランティア団体に事業委託、もしくはフィールドを無料で貸し出すということもあるようです。

アカデミーのある美濃市でも演習林の隣をモデル林として設定し、利用団体を募って運用してもらうという趣旨で計画が進められています。

計画策定の会議に出席してきたのですが、具体的にどこに税金が投入されるかというと、活用するに当たって必要な施設(建物とか道とか)を県が外部業者に発注する部分です。結局・・・。

利用団体は、モデル林で「自立的な経営」を求められることになります。例えば、地元のNPOがこれをやる場合は、まず

・ミッション(社会貢献としてやるべきこと)に合う事業がそこでできるのか?
・事業の収支を合わせられるのか?

の2点がクリアできて、初めて「やります。」と言えます。

そのためには、まずモデル林の価値について評価しなければなりません。これって結構コストがかかるのです。

森林としてどのような価値があるのかについては、生えている樹木の種類や量を把握する必要があるし、生物多様性の観点では、どのような生物がそこにいるのかを調査する必要もあります。整備による環境負荷の評価も必要。

社会的な価値としては、その場所の歴史的な背景とか人の暮らしとの関係を調べ、ストーリーがあるかが重要となります。

そこから可能性のある事業をイメージして、初期コストや運用コスト、売上などを試算し検証するなど、多くの労力が必要です。

今気づきましたが、、このような検証段階やプランニングで行政からの支援(税金の投入)があれば助かりますね。




学びの初心は?
サカムです。

あけましておめでとうございます。

お正月には、初心に帰ろうという気持ちになります。

初心といってもいろいろとありますが、学生なので、学びの初心というか、初めて学問に触れたときのことについて書こうと思います。

自分にとっての学びの初心は、小学生のときに始めた「公文式」です。

最初は、足し算とか引き算とか算数の問題をただひたすら何問もやる毎日でした。だんだん進んで、1つ上2つ上の学年の教材をやるようになりました。

すらすら解けるうちはいいけど、難しい問題だと何度も間違えるからいらいらして、やる気なくります。何回か泣きました。泣きべそかきながらやった記憶があります。

でも負けず嫌いなので、泣いたことがやっぱり悔しい。なんとか挽回したい。でもそうなると問題解くしかないんですよね。だから、やっぱりひたすらやってました。

そんな感じで、いや、そういう感じでもないけど、結局高校まで10年くらいやってました。部活との両立に苦しんだし、反抗期で殺気立ってた時期があったし、先生も大変だったと思います。(先生には、いつかちゃんとあやまろう・・・)

公文を通して悟ったことが一つあります。
「学びとは、自分が自分のためにただひたすらにやることである。」

人と話して学ぶことも好きですが、話すというのはアウトプットですから、インプットが要りますよね。インプットの学びは、他人に頼んでもできません。自分一人で愚直に一途にやるしかないのだと思います。



今年もよろしくお願いします。



創造性は「体験」と「意欲」の掛け算である
サカムです。

茂木健一郎さんが、創造性には2つの要素があるという話をされていました。2つとは、「体験」と「意欲」です。

体験によって、私たちは、記憶、学習、知識、歴史といったものを得ることができます。それらは、料理でいうなら食材みたいなものでしょうか。

また新しいものを生み出すためには、そうしたいという「意欲」が必要です。料理でも「おいしい煮物を作りたい」といったような意欲がないと作りませんよね。

現在の林業においても創造性はとても大事な要素だと思います。とくに今は転換期、あるいは最後のチャンスと言われているタイミングです。これまでにはなかった新しい「技術」や「製品」、「経営」を造りだす時期だと思います。

林業自体は、歴史があり、積み上げてきた体験は大量にあります。あとは「意欲」が必要です。意欲を持てるにはどうしたらよいでしょう?やはり、「本物」を見るということではないでしょうか。

優れた森林を見ること、優れた林業経営を見ること、優れた林業家・技術者を見ることで、こんな森林を造りたい、こんな林業をやりたいという意欲がわくのだと思います。森林文化アカデミーでは、先生方がそのような場所へ連れて行ってくれます(できる限り)。皆さんにもお伝えできればと考えています。



タグ: 林業
プロジェクトには終わりがある
サカムです。

世の中にはたくさんのプロジェクトがありますね。企業内の小さなプロジェクトから数億円をかけて多数の関係者が集まるようなプロジェクトまで様々です。

森林文化アカデミーに入学してから、森林、林業、里山、地域再生などのようなキーワードに関係するプロジェクトを見聞きするようになりました。そこで最近ちょっと気になっていることがあります。

プロジェクトの具体的な目標が見えない。いつ終わるのかわからない。

目標には、数値目標と状態目標の2種類がありますが、どちらも具体的でないといけません。そして目標を達成したら、それがすなわちプロジェクトの終了であると思います。

プロジェクトは、「始まり」があり「終わり」があるはずです。終わりを意識することは大事です。終わるからこそ、また始めることができるのですから。。



養老孟司さんといえば・・・(その2)
サカムです。

前回、養老孟司先生について書いたのですが、もう少し書こうと思います。

以前、養老先生の講演を聴いたときに、以下のような問いかけがありました。

「みなさんは、暗黙のうちに私を前提にしていませんか?」

つまり、個人としての私は変わらないと思ってませんか?ということです。明日朝起きたら、別の人だったら困りますよねえ。むしろ都合がいいこともあるかもしれませんが。

でも、1年前私の体を構成していた水や皮膚の細胞といったものは、今はすでに9割以上は入れ替わっているはずです。物質的に見れば、1年前の私は今の私とは違う。私は、変わってます。でも私は私だった・・・。と思いませんか?

どういうことでしょうか。

長良川についても同じことが言えそうです。流れる水は、1年前の水とは違いますよね。でも長良川は長良川で、今も昔も長良川。でも長良川は変わっていってます。川底の石も移動しますし、形も変わる。流れる方向も変わります。

何が変わって、何が変わらないのか?

ここでの問題提起は、現代社会は、変わるものと変わらないものがさかさまではないか?ということ。

自分は変わる?
情報は変わる?
言葉は変わる?

「事実」というのをよりどころにするならばですが、自分は変わるもの。情報は変わらないもの。言葉は変わらないものです。

でも、今は、事実というのがまたわからなくなってきています。。。しっかり考えていこうと思います。



タグ: 養老孟司
養老孟司先生といえば・・・
サカムです。

郡上割りばしプロジェクト実行委員会様のブログで告知がございますが、9月に「郡上ふるさと考現学講座 -郡上産材利用からみる日本の森林-」が開催されます。アカデミー内でもチラシが、人の数以上に配布されております。。。

養老孟司先生をお招きし、「日本の森林と環境問題」というタイトルで、基調講演をしていただくことになっており、興味を持っておられる方も多いのではないでしょうか。

養老先生といえば、オーディオブックで先生の講演を聴いたのが私の初養老体験です。あれから数年。。本棚を見ますと、いつの間にか15冊もの養老本が。。

この中には、森林や環境問題のタイトルはほとんどありませんが、1冊だけ郡上での講演に関係する本がありました。

21世紀を森林の時代に

この本の第1章で、日本の森林や林業、里山における人と自然との関わり方について書かれています。

・自然はわからないことばかり
・里山の思想、「手入れ」の思想
・「ああすればこうなる」思考から生まれる秩序(社会)と無秩序(環境問題)
・要は、しっかり考えなさいということ

大事なお言葉が、たくさん詰まっております。しっかり考えて、明日につなげていきたいです。