林業女子会@岐阜

プロフィール
林業女子会@岐阜さん
2011年8月8日
林業女子会@岐阜設立。
学生をはじめ、森林組合やNPO法人で働く女性16名が川上から川下までの林業の魅力を伝えます☆

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2年と11ヵ月が過ぎました

先日、素材生産班に入って初めて切捨間伐をしました。
素材生産班に入る前も造林の仕事で切捨間伐をさせていただいていましたが今の班になってベテランの先輩から教わるのは今回が初めて。

選木の仕方、山づくりの仕方などなど・・・
2年目に行っていた時とは違って、この1年少なくとも、どういう木が将来ほしいとか、どういう山にしたいとかいろいろ考える視野が広くなった気がちょっとする!
2年目の時は基本「細くて曲がっている木」を中心に何も考えずにただ単に伐っていただけだったし・・・(苦笑。

先輩からは
「切捨の時も素材生産の時も山づくりには自分の意思が必要。
 自分がどういう山にしたいのかを考えながら残す木を考える。
 もし最終的に残った山を山主さんが見て気に入らなかったとしても、それは先輩の責任だから気にしなくていい。
 ただ先輩たちからなんでこんな感じの山にしたの?と聞かれたとき、自分が答えられるようにしなきゃダメだけどね。」

とのお言葉が!

今は6人くらいで1ヶ所の現場に入っていることもあり
いろんな先輩たちがつくった山がたくさん見れるのでたくさん勉強できます!
やっぱり1人1人残った山の様子が違って、それにはちゃんと理由があって。

私も次回また1人で任されたときに自分の意思をもって山をつくれるようにしなければ!!

そして、最近やっと目立てに手ごたえを感じることができている気がします。
気がするだけですが。
やっぱり出来なかったことが少しでも分かるようになるのはうれしい!
林業の楽しいところの1つだと思う。

まだまだ出来ないことはたくさんあるけど、たくさん山仕事を教えてくれる先輩たちに感謝感謝♪
あと1ヵ月で4年目に突入。
といっても素材生産は2年目だけど(笑。
「丁寧な仕事を雑にすることはできるけど、雑な仕事をすることしかできない人は言われても丁寧な仕事はまずできない」
ということで、「丁寧」を忘れずにこれからも頑張ります!
『御嵩町森づくりフォーラム』へ行ってきました!

 こんにちは!岐阜県は恵那市の林業女子会@岐阜メンバー安藤由美子です。1月19日(月)に御嵩町で行われた『御嵩町森づくりフォーラム~森の恵み再発見!!これからの森づくり~』で林業女子会@岐阜メンバーとしてパネリスト参加してきましたので、大変遅くなってしまいましたがご報告をさせてください(*^_^*)

長文です。スミマセン

 御嵩町の町長さん、北海道下川町の副町長さん、内閣官房の参事官さん、コーディネーターの岐阜大学の学長さんに囲まれて、一主婦の私が200人以上を前に舞台でパネリスト?!と、写真からもその異色な感じが伝わると思います(笑)。でも、こうした機会に、「女性ならではの視点で意見を」ということが求められるようになってきたんだな~と思うと、ちょっと時代の変化を感じます!


御嵩町森づくりフォーラム

 岐阜県の可児郡にある御嵩町さんでは、「活力ある環境にやさしいまち」を目指してまちづくりを進めており、平成25年3月に岐阜県で唯一の「環境モデル都市」に選定されました。「環境モデル都市」とは、政府が選定した離宮温暖化対策として温室効果ガスの大幅削減の目標を掲げ先進的な取り組みに挑戦する都市で、全国で23自治体が選定されています。
 今回の「御嵩町森づくりフォーラム」は、「その環境モデル都市として、森林組合や市民団体と協力しながら「森づくり」を推進していきますよ!「森づくり」って大事ですよ~!」と町民や関係者の方にPRする機会だったわけです。

→御嵩町の環境モデル都市提案書http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/siryou/pdf/215210.pdf

 

「岐阜県立森林文化アカデミー」涌井学長の基調講演

 基調講演では、「岐阜県立森林文化アカデミー」の涌井学長の講演でした。「自然っていうのはね、うちの奥さんと同じなんですよ。いつ泣きだすか、怒りだすかわからない。それを、「いなしながら」付き合っていかなきゃいけない(笑)。けれど、だからこそ美しんですよね。」と(笑)。お話が分かりやすいこと!面白いこと!!

 世界の人口が増え続ける中で、有限の化石燃料に頼って生きていける時代は続かない。けれど、森林というのは太陽のエネルギーで再生産されるから、その森林資源を元本として、成長した分の利息で生活していく持続できる社会づくりが必要だということ、日本は本来そうした森林資本を土台とした文化をもっていることを、面白く分かりやすく話してくださいました。

→ 岐阜県立森林文化アカデミー  涌井史郎学長
http://www.forest.ac.jp/教員紹介/学長-涌井-史郎/

 

「環境未来都市」北海道下川町の事例紹介

 次に、先進事例紹介ということで「北海道下川町」さんの取り組みのお話を伺いました。なんと!下川町さんは、現在の岐阜県郡上市高鷲の方々が開拓して町をつくったそうで、岐阜県の私たちにとってはご縁のある町なのです。そして、平成20年に「環境モデル都市」に、平成23年にさらに先進的な取り組みをしている地域として「環境未来都市」に選定されたその取り組みは、とても興味深かったです!

 下川町では昭和28年から国有林を取得して森林経営に努め、森林資源をあらゆる形で利用し、産業をつくりだしてきており、建物からエネルギー、生活雑貨やアロマオイル等、また森林のセラピーや教育利用、エコツーリズムの展開まで、その幅の広さにまず驚きました。そして、平成16年から毎年のように町の公共施設に木質バイオマスボイラーを導入して、重油燃料代として地域外に流出していた町の予算を地域内で循環させつつ、地域のエネルギー自給率を高めることに成功しているとのこと。しかも、重油使用時との差額に相当する導入効果分を、減価償却費と地域の子育て支援予算に半分ずつ活用するなど、森林資源のエネルギー活用によって実際に地域経済と地域の暮らしに好循環をもたらしているということでした。

 私が暮らす恵那市では、全国に先駆けて木の駅プロジェクトを実施し、「(株)花白の湯」さんが重油ボイラーから木質バイオマスボイラーに切り替えて、その成果と課題を公開してくれています。それを、複数の公共施設利用でも行ってきている事例があるとわかり、下川町さんの取り組みをもっと詳しく知りたいと思いました。山に囲まれ森林資源豊かな岐阜県にとって、その熱エネルギー利用は必須のことだと感じています。大好きなふるさと、恵那のため、岐阜県のため、もっと勉強しに北海道へ行きたい!行きたいです!!!


→環境未来都市北海道下川町「下川の森。森をつくり、未来を創る。」http://hokkaido-tree.main.jp/shimokawa/

 

加茂森林組合の「経営信託方式」

 御嵩町では、「森づくり」の取り組みの中で、加茂森林組合に町有林を10年間にわたって経営委託する「森林経営信託方式」を導入されたとのことで、加茂森林組合の方からその内容と現状の紹介もありました。これは、町の山を一年ごとに手入れを依頼するのではなく、10年間という期間、山自体を森林組合の所有という形にして、手入れと木材販売などの林業経営を行ってその売り上げから人件費や経費を捻出し、10年後には手入れの行き届いた山林と経営によって出た利益を町に還元するという方式です。

 1年ごとで契約する場合と違って、年度替わりの時期などに関係なく年間通して施業ができるので効率的であること、一定面積を森林組合の裁量で経営できるので、しっかりと林業従事者を雇用できること、長期的視野での山づくりができることなどがメリットだということでした。一方で、責任をもって経営を行い、確実に売り上げを上げていかなくてはならない厳しさもあるというお話でした。

 効率に追われて安全性が後回しになってしまっては命に係わる大変危険な林業の現場。この仕組みの導入が、もし山仕事に携わる人が、安心して雇用され、安全に働ける環境づくりにつながったら本当にいいなぁと思います。

→参考記事「広がる森再生のイノベーション「森林経営信託」 岐阜県御嵩町」http://bizbuz.jp/sp/lowcarbon/article/0003.html

 

岐阜県&えなの林業女子として語ってみた

 たっぷりと勉強させていただいた後、私もステージに上がってパネルディスカッションとなりました。ステージに上がって見えたのは、たくさんの地元のお父さん、お母さんたちの姿でした。私の父母世代ですね(笑)。こんなにたくさんの地域の方が、関心をもって集まって下さっていて、すごいな~って思いました。私が、恵那でお世話になっているたくさんのお父さん、お母さんたちのお顔が思い浮かびました。

 林業女子会@岐阜のメンバーの中には、林業の現場で男性と一緒に働いている方がいます。女性でも重機も扱い、しっかりと一人前の林業従事者として働く方はいらっしゃるのです。けれど、私はそうではありません。人一倍小柄で力も弱く、山のことも木のことも大して知っているわけでもない。もちろんチェーンソーをもって地元のお父さんたちと協働作業に参加することもあるし、山林の見学会で説明をすることもある。でも、私のような人がボランティアとして何人も集まったところで、山の手入れが進むわけでも、CO²削減に貢献するわけでもないのです。

 では、なぜあえて林業現場従事者ですらない私が「林業女子」を名乗って(笑)、間伐体験イベントを開催したり、『えなもりLife』なんて広報誌を作成したり、こうして林業女子会メンバーの仲間に入れてもらっているかといえば、やっぱり「山の恵みは、受け継がれ、受け継いでいくもの」だからかなと思います。

 会場にいるお父さん、お母さんたちも、私が恵那でお世話になっているお父さんたちも、きっと大きなシステムの話や、職業としての林業とは直接かかわりのない人たちです。山仕事は70歳以上の方以外はたいてい素人でおっかなびっくりやっています。けれど、その方々でも、ヘボ(地蜂)追いかけたり山菜採ったりキノコ採ったり、火を焚いたり薪つくったり、マムシをつかまえたり(笑)、山の恵みをいただき、遊ぶことは私が経験したことのない山ほどの知恵と技をもっていらっしゃり、山が大好きなのです。

 恵那でお世話になっている森の達人の方がいらっしゃるのですが、息子さんは山仕事をやりません。稼ぎにならないから。でも、お父さんが手入れし続ける山へ行っては自分でせっせと道をつけて、山でモトクロスを楽しんだりしています。趣味だから(笑)。でも、それほど自分が関わり手をかけた山、お父さんが手入れをし続けた山を、息子さんは将来、果たして簡単に手放せるでしょうか。私はできないと思います。
 
 現場の方がお仕事として行う仕事量から言えば、微々たる面積であっても、山に関わり、山の恵みをいただき、それをつなげてきた人の知恵と技と思いを感じる。そういう経験があって初めて、田畑の水路を守る意味が分かったり、水道から出る水の源が分かったり、決して森林を手入れしていくというのは「林業」だけの世界じゃないってことが分かると思います。森林をしっかり保全して、大切に受け継いでいきたいって感じられると思います。

 今、都市に暮らす人たちや、若い人たちの中には、山里に生きる知恵を学び受け継ぎたいと考える人が増えているように思います。けれど、山里のお父さんたちには、そんなことは信じられなくて、びっくりされます(笑)。担い手不足で困っている山里の困りごとと、知恵と技と心を学び受け継ぎたい都市の人や若者の学びこと、楽しみごとを、これから生きる力をつけていく子どもたちの体験、うまくつなぎ合わせてみんなで地域の山を愛していきたいなぁって思っています。

 システムとか、制度とか、ビジネスとか、そういうものだけで語ったときに入口が分からないただの主婦の私、ふつ~のおじさん、おばさん、にいちゃん、ねぇちゃん、子どもたちこそ、山里とそこに生きる知恵を受け継いできたおじいちゃん、おばぁちゃんたちとたっぷり関わっていけるようにしたいですよね。と、そんな想いをしゃべくってきてしまいました(笑)。

とっても勉強になる貴重な機会をいただきました。
本当にありがとうございました!!



最後にちょこっと宣伝です。

 今月28日には、恵那で【山、川、大地、ひとねる暮らし。山に生きる人のための語らい交流会】という映画上映&交流会を開催します。郡上市美並村の山村のドキュメンタリー映画を見て、恵那の森の達人たちと、恵那の移住女子・狩猟女子・林業女子と、参加者の皆さんで交流しようという企画です。ぜひお越しくださいね!!
→イベントの詳細はこちら
http://kokucheese.com/event/index/260064/


→ブログ&Facebookで恵那での活動を紹介しています。
【しあわせの里えな「山里楽耕」】 

http://ameblo.jp/yamazatogakko

【えなもりLife応援プロジェクト】 https://www.facebook.com/pages/%E3%81%88%E3%81%AA%E3%82%82%E3%82%8A/1501103610108318