魂の所在~今あること。そして未来へ

プロフィール
ぺくさんさん
どうも。
ちょっと年はいってますが、
年取ってますます元気です!!

ふるさとへUターンして、ようやく調子を取り戻しました。

都市生活で疲弊していた身体が、長良川と森の精霊によってリライブしています。

このかけがえのない地域を未来の子供達に残していくために、まだまだがんばる所存です。

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あまちゃん 忠兵衛 名言集
その壱

― アキは忠兵衛に引っ越してきた経緯を説明した。
「というわけで夏からずっと居座ってる状態なんです。ごめんね説明が下手で」
「ま~。半分も分からなかったが、ここが好きなのはよーくわがった」
「好きだ!東京より全然好きだ!海も人も電車もウニもまめぶも全部大好きだ(笑)」
「オラも好きだ」
「だったら船さ乗るの!?なんで年に10日しか帰ってこないの?生きていくため?」
「それもある。海が好きなのもある。だが、あえて言うならここが良い所だっていうのを確認するためだな。ほら夏さんは北三陸を一歩も出た事無えべ?だから オラが代わりに世界中を旅して回ってよ色んな国の色んな町をこの目で見て回ってよ、んでもやっぱここが一番いいぞって教えてやるんだ」
「東京よりも?」
「北三陸も東京もおらに言わせれば日本だ(笑)」
「かっけえ~!!ウフフ(笑)」



その二

「おじいちゃん。遠洋漁業って面白え?船の上ずっといるんでしょ?退屈しねえの?」
「するさ!ものすげえストレスだ。男ばっかり四六時中顔突き合わせてよ飯もほぼ毎日一緒、狭いベッドさ横になっても疲れ取れねえ」
横で聞いていたユイがしかめ面になった。
「私、無理。絶対」
しかしユイの反応を見た忠兵衛は笑った。
「おらも無理だ(笑)」
「じゃあ、なして行ぐの?」
「余計な事考えなくて済むからな。陸さいる限りオラ日本人だ。日本の常識で量られるべ?でも海は世界中繋がってるべ?中国だからって中国語喋る訳じゃねえ。アメリカのマグロも英語喋んねえ。だからオラも日本語喋んねえ。マグロは魚類!カモメは鳥類!オラは人類だ!」
「かっけえ!」
忠兵衛はアキが言った言葉の意味がわからなかった。
ユイが忠兵衛に“かっけえ”の意味を教える。
「ほらな!日本語もわからなくなってる!へへへへへ(笑)」

「…アキ、北三陸が好ぎか?」
「うん、おらここが一番好きだ(笑)」
「そうか。アキがそこまで言うんだったら帰ってくるべ(笑)」
忠兵衛はアキの頭を強く撫でた。


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二つとも
NHKの朝の連続ドラマ「あまちゃん」の中で、遠洋漁業の漁師である主人公アキの祖父から語られる言葉であるが、

ここに、大切な世界観が日常会話の中に差し込まれている。

地域主義と国際主義の二つだ。

二つと存在しないかけがえのない場所としての北三陸を、世界を旅する中で、ロケートし、その位置と意味を確認するということ。

ともすれば偏狭なナショナリズムに取り込まれてしまいそうな現代社会を"海"という視点から再設定することによってその国際性(インターナショナリズム)を獲得する視点だ。

そんな忠兵衛の世界観をアキは、カッケー(カッコイイ)と思う。

作家であるクドカンの脚本のがきらりと光るのはこのような言葉がちりばめられているからだろう。


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