犬の散歩の時間が、夜遅くになることが多い。
うちの愛犬のくぅは野良犬の子で、小さい頃多くの人や他の犬に接したことがなかったのが原因か、大変な怖がりやだ。
いつもの散歩コースに知らない人や他の犬がいると、ビビリまくってすぐに家に帰ろうとする。夜だと人も犬もいないので、意気揚々と歩く。
そんな夜の散歩中に、私のほうがビビッてしまうときがある。
それは、くぅがビクッとして暗闇を見つめ固まってしまう時だ。
くぅが見つめる暗闇に何かいるのか、そこを見るには勇気がいる。大抵は小さな虫だったりするのだけれど。
くぅが排便するときはすぐに分かる。一ヶ所でグルグルと回り始めるからだ。左回りで何回か回ったかと思うと方向を変え右回りになる。
中々出ないときは、何十回も回ったりする。
止まって方向を変えるときにチラッとこちらを見る。その表情が
「もうちょっと待っとっとくれんかな」
と言っているように見えておかしい。
人間でも便秘になったら、グルグル回ると出やすいのだろうか。やってみる価値はあると思う^^;
ところで、犬や猫は人間と違ってお尻を拭く必要がほとんどない。
ヒトは直立二足歩行するために、お尻の筋肉が発達した。そのため肛門がお尻の奥に隠れている。また、内臓の重さが肛門にかかるので肛門にいつも力を入れている。
犬や猫の四足歩行の場合は、内臓の重さが肛門にかからないので、力を入れる必要がない。
また排便の際、直腸の一部が外に出る。排便後はそれが引っ込んでしまうので汚れないのだ。常に脱肛の状態と言ったらいいだろうか。
ヒトでも上手にやるとお尻をまったく汚さず排便ができるような気がする。
ずっと昔、和田アキ子が彼女の付き人がそうやって排便できるとテレビで話していたと、友人が教えてくれたことがある。