Paskel's room

プロフィール
パスケルさん
 Paskel’s room
 八幡の学びの森パスカルの
 塾長パスケルのブログです。
 趣味はリコーダー・オカリナ
 演奏、落語・音楽鑑賞、
 日曜大工などです。

 下のプレーヤーで
 "Paskels"による
 多重録音のリコーダー演奏を
 お楽しみ下さい。 一人で全
 パートを吹いています。

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早口言葉(改)

「きっとかっとかっとかんといかんっていっとったんやにきっとかっとかってこんもんでまったきっとかっとかいにかんとかん」

郡上人なら、一発でかまずに言えるはず!?

郡上弁の研究
娘が夏休みに行った郡上弁の研究が、岐阜県の第13回社会科課題追究学習作品展に入選しました。

小学校からは全県で477作品の応募があり、最優秀賞4名、優秀賞8名、入選が17名が選ばれました。
小6では全部で10作品が選ばれていましたが、その中に娘の作品が入っていました。郡上市からは2人だけでした。

27日(日)は、岐阜県図書館で作品が展示されるということで、親子で行ってきました。

作品が所狭しと展示してあります。





本当に選ばれたのか、信じられない思いでしたが、あ、ありました!

「IGUJOBEN ~郡上弁の研究~」



他の作品に比べ、色とかを使っていないので見た目は地味でしたが、200ページを超える大作でしたし、その着眼点や考察を認めてもらえたのがとても嬉しいです。

他の作品は、一点一点それはそれは見事なものばかりでした。
まず、小学生らしい問題の着眼点が素晴らしいし、またそれを調べる手法にも様々な工夫がみられます。そしてそのまとめ!、人に見せる工夫がとんでもなく素晴らしいのです。
私もとても刺激を受けました。

アンケートにご協力頂いた方々、本当にありがとうございました。
作品が戻ってきたら、内容をまとめ、お届けしたいと思います。
今、しばらくお待ち下さいませ。

ハクラン、モモの缶詰(郡上弁)
夏のあ~つい日なんかによ、外で遊んどると、おばあさんやおっかさんが
ハクランおこすなよー」
って、よー声をかけてくれたもんや。

このハクランってのは、郡上弁やと思うんやけど、使われとる意味からすると、日射病、熱中症なんかのことやんな。
そんな風になってまったときは、よー「焼酎梅の水(梅酒)を飲みなれ」と言われたもんや。

「ハクラン」 へ~んな言葉やなぁとずっと思っとったんやが、こないだ、とうとうその意味がわかったんやで。

マメな人が珍しょう病気になってまわしたときに「鬼の霍乱(カクラン)」って言ったりするやろ。
この「霍乱(カクラン)」ってのは日射病のことなんやそうや。

「霍乱(カクラン)」がなまって、郡上では「ハクラン」になったらしいんや。
ちょっとスーーッとしたんな。


もう一つ、別の話なんやけど、小さい時分実家では
「熱があるときに『モモの缶詰』だけは絶対食べたらいかんぞ」
とよー言われたもんや。
 
ところーが、結婚してから、かみさんにその話をしたら、
「ええっ~ 家では熱を出したときよく食べてたよ」
と言われ、こっちがびっくらこいたわい。

実家に行って色々と聞いてみると、叔父(父の弟)が小さい時分、熱を出いたときに、おばあさんがモモの缶詰を食べさせやしたら、えーらい苦しんで、どえらいことになったことがあったってことがわかったんや。

それからというもの、おばあさんは「熱があるときにモモの缶詰は食べたらだしかんぞ」と頑なに言い続けやしたらしい。

ほーやけんども、小さい頃に言われたことは、骨の髄まで染み込んでいるもんやなぁ。未だに熱があるときに、モモの缶詰にはよー手をださんわい。

あのみつ豆の缶詰に入っとるモモの一切れを食べるときなんかでも、えーらい緊張してまうんやで。

こういうのを
ライオンシカ・・・ でない
ウマシカ・・・ ほーでないわい・・・

ほやほや
トラウマって言うんやろかなー。


追記:
他の地方でも日射病のことを「ハクラン」とか「ハグラン」と言ったりするようです。
例:出雲地方→このサイト
ヨウキデハシトナランデナー
明治28年生まれの祖母は、食べ物を惜しむようなことがなかった。
育ち盛りの子どもたちが、何杯お代わりをしようとも、ニコニコしながら

「食え 食えェ、 ヨウキデハ シトナランデナー

と言っていた。

「ヨウキ」とは、「陽気」つまり太陽の光ということである。「シトナル」は、「成長する、育つ」という意味の郡上弁。「シトナランデナー」は、「育ってはいかないからなぁ」ということ。

つまり、米や野菜は、太陽の光を浴びて自然と育っていくが、人間はそうはいかない。食べ物を食べないと大きくはなれない、だからどんどん食べなさい、という意味だ。 


人間は光を浴びて栄養分を作り出す光合成を行えない。だから、どんな時にも腹が減る。

失恋などして、悲痛な思いにこの世の終りかと嘆き悲しんでいても、時間が経つと、悲しいことに、腹が減ってくる・・・。
このことは随分と腹立たしいものである。動物だから、仕方がないとあきらめるしかない。

シンキ
子どもの頃、夕方、よく不機嫌になったものだ。
郡上弁では「シンキになる」とか「シンキがる」とか言ったような気がする。「辛気くさい」の辛気かも知れない。

シンキになってゴワカイタリ、色んなものに絡んだり、当たったりすると、祖母が言ったものだ。

「そう、シンキがらんでもええで。はようメシを食いなれ。」と。

ところがシンキになっている人間に、そんな言葉は尚更、腹立たしく響くのだ。

「ふんっ メシなんかいらんわい! (オレが怒っとるんは)そんなことでないんやで!」

「え~で え~で はよ~食べなれ」


(プンプン怒りながら、ヤートモ飯を食う)


ところが、食べ終わる頃になると、不思議なことにさっきまでの不愉快な気持ちはスーッと消えていて、ニコニコしながら鼻歌などを歌っている自分に気づくのだ。


人は血液中のブドウ糖(いわゆる血糖量)が少なくなると、不機嫌になると知ったのは、ずっと後からになってからである。
今回、草風さんに影響されて読み返した「どくとるマンボウ昆虫記」にも何度かその話が出てきた。


「周りの人間はターケばっかや。まったくショーモナイやつらばっかりや。」

などと、ムシャクシャして仕方がないときは、まず、メシを食ってみとくれな。
人間の心ってのは、体に支配されとる部分が大きいんやでぇ。
そんでもおさまらん怒りが、本物の怒りやってこっちゃな。

小話
郡上の宿に、お日様とお月様とカミナリ様が泊まりないたそうや。

その晩は、飲めや歌えの大騒ぎやったそうな。


あくる朝、カミナリ様が目を覚ましないたら、

お日様とお月様が宿においでなんだんやと。


カミナリ様「ああぁ~ これこれ。 お日様とお月様はどこにおいでる?」


宿の者「お日様とお月様は、もう発ちないたんやで」


カ「もーはや、たちないた!?

  ・・・

  いやぁそれにしても

  月日がたつのは、はやいもんやなあ


宿「ほんなら、カミナリ様も発ちなれるかな?」


カ「まぁ えーって えーって。

  そう急がんでもええわい

  ・・・ わしは夕立ちにするで



発つ、経つ、立つ、早い、速い

耳で聞くと面白いのですが、文字にするとなかなか難しいものです。


(おまけ)

カ「ああぁ~ これこれ。 お日様とお月様はどこにおいでる?」

宿「お日様とお月様は、もう発ちないたんやで」

カ「もーはや、たちないた!? ・・・ どしてや?」

宿「なんでも、朝はよー行って一列に並ばないかん、って言よーござったが・・・」

カ「あ~ぁ これやろ 

宿「そーそー」

カ「日本食品やな」

宿「そっちでのーて!」

医者と患者の会話
その1

医者「どうしないたな?」

患者「どーもこーもないわな」

医「なんやったな?」

患「ま~ずよ、ワシはよ、忘れっぽ~なってまって。

  すんぐに色んなこと、忘れてまうんやで」

医「ほうほう。忘れっぽーなったと…

  …ほんで、それはいつ頃からなんやな?」

患「…はい? 何のことやな?」


その2

医「どうしないたな?」

患「どうも耳が遠~なってまったみたいで」

医「ほー」

患「自分のオナラの音が聞こえんのやでー」

医「ほうなんかな。そりゃー困るんな。

  まー今はよ、え~薬があるで

  この薬をちーとの間、飲んで見とくれんかな?」

患「その薬で、耳が遠いのが治るんかな?」

医「ほーやない」

患「ええ?」

医「この薬を飲むとよ、」

患「うんうん」

医「オナラの音が大きょうなるんよ」

患「……」

郡上弁~〇〇なる
皆さんが何気なく使っている郡上弁。
語形の変化をみてみると、色々面白いことがわかります。

今日は、「赤い」→「赤くなる」という変化をみてみましょう。
長音(伸ばす音)を「:」で表すことにします。

(1)「○○ai → ○○o:なる」

  標準語では、あkai → あkakuなる ですが、
  郡上弁では、あkai → あko:なる となります。

  例
  ちいsai → ちいso:なる
  みじkai → みじko:なる
  すくnai → すくno:なる
  なgai  → なgo:なる
  くrai   → くro:なる
  はyai  → はyo:なる
  よwai  → よwo:なる

  この変化は、「形容詞+なる」だけではありません。
  「○○したい」→「○○したくなる」というような場合も同じです。

  例
  ねむtai → ねむtakuなる → ねむto:なる
  たべtai → たべtakuなる → たべto:なる
  みtai → みtakuなる → みto:なる
  しtai → しtakuなる → しto:なる

  さらに 「○○したくなる」の否定形「○○したくなくなる」
  の語尾でも同じことが起きて、

  例
  ねむtakunakuなる → ねむto:no:なる
  たべtakunakuなる → たべto:no:なる
  みtakunakuなる → みto:no:なる
  しtakunakuなる → しto:no:なる

  う~む、郡上弁のほうがシンプルですね。

(2)「○○ii → ○○yo:なる」

  標準語では、おおkii → おおkikuなる ですが、
  郡上弁では、おおkii → おおkyo:なる となります。

  例
  かなsii → かなsyo:なる
  あたらsii → あたらsyo:なる
  やかまsii → やかまsyo:なる

(3)「○○ui → ○○u:」

  標準語では、さmui → さmukuなる ですが、
  郡上弁では、さmui → さmu:なる となります。

  例
  さbui → さbu:なる
  あtui → あtu:なる
  あかrui → あかru:なる
  かyui → かyu:なる  これは かyo:なる とも言います

(4)「○○oi → ○○o:なる」 
  
  標準語では、おsoi → おsokuなる ですが
  郡上弁では、おsoi → おso:なる となります。

  例
  ほsoi → ほso:なる
  ふtoi → ふto:なる
  おもしroi → おもしro:なる
  男っpoi → 男っpo:なる

以上、郡上弁の語形変化の考察でした。

この変化にはどうも例外がなさそうです。


それでは最後に、郡上ネィティブでない方への練習問題です。
標準語で

「この靴は、もうボロくなったし、小さくなって、
きつくなったので、新しく買ってほしくなった」

これを郡上弁に直して下さい。


解答例

「この靴は、もうおぞーなったし、ちいそーなって
つもーなったもんで、新しょー買ってほしょーなった」

できましたか?
「きつーなった」ではなく、「つもーなった」が正解です(笑)

ではまた(^O^)/~^
いかい
落語に出てくるお話です。郡上弁に直してみました。「いかい」=「大きい」


いかいなナスビ

熊「いやぁ いかいなもんやったわい」 

八「何やなそれ?」

熊「おらー今、夢を見とったんやが、そん中に出てきたナスビが、

  いかいのなんのって」

八「なんやぁ、そんな夢見とったんかな」

熊「ほれにしても、いかかったなぁ」

八「いかいたって どうせ カボチャくらいのもんなんやろ?」

熊「そんなもんでないわい」

八「ほんなら、(両手を広げて)こんくらいか?」

熊「しゃーなもんでないって どえらいいかかったんやで」

八「ほんなら、この部屋ぐらいか?」

熊「ま~ず ほんなもんでないって」

八「なんや ほんならこの家くらいか?」

熊「まっと いかかった」

八「あの山くらいか?」

熊「まんだまんだ」

八「ほんなら どんくらいやったんよ」


熊「ほやな~

 暗闇にヘタをつけたくらいやったわい」



ネズミ

熊「おおおおっ、 お~ら 捕まいたぞ」

八「なんやぁ? ザルを持ってなにしとるんよ」

熊「い~ま ネズミが出てきたもんで、ザルで捕まいたんよ」

八「ほお~ こんザルの中にネズミがおるんか!?」

熊「そうや こら~ いかいネズミやぞ~」

八「なんやぁ おんぼが見えとるがな。

  ネズミってのはおんぼが長いんやで ネズミはちいちゃいぞ そりゃ」

熊「そんなことあらすかよ。いかいなって」

八「ちいさいがな」

熊「いかいわい」

八「ちいさい」

熊「いかい」

・・・

2人が言い合っとると

ザルの中で ネズミが


タグ: 郡上弁
郡上弁~現在進行形
郡上弁の考察です。

標準語で

「雪がつもっている」と言ったとき

「雪がつもっている(今は降っていない)」

「雪が(今まさに)つもりつつある--今降っている」

のか、区別できませんね。


しかし、郡上弁ではこれを区別できます。

「どえらい雪がつもっとる」 と言えば、

「たくさん雪がつもっている(今は降っていない)」を表すことが多く、

「どえらい雪がつもりょーる」と言えば

「たくさんの雪が(今まさに)つもりつつある--今降っている」を表します。

同様に

「血が出ている」と言われたら

えっ? 今出ているの? それとも、もう止まったの?

と聞き返さなければなりませんが、

「血が出よーる」と言われたら

はよう、止血しなれ! ということになる。


他の地方の方言でもこの2つをきちんと区別できるものは沢山あります。

郡上弁も現在進行形をうまく表現できる方言なんですね。

タグ: 郡上弁
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