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結の作業 雪囲い外し
今日は、石徹白地区の春先恒例の
「雪囲い外し」作業がありました。


石徹白には、今でも地域をあげて行う
結の作業が残っています。

雪が降る前の公共施設の雪囲い。
雪が降り積もってからの、雪下ろし。
そして、今回の雪囲い外し。

田んぼが始まる前には、溝さらい(ゆざらい)、
お祭りの前には神社の掃除もあったりします。


こういう作業は、高齢化が進んでいく
この地域にとっては続けていくことが
大変なのだと思いますが、
このような作業を通じて、地域内での結束が
当たり前のように強まっていくので、
とても大切な機会です。

まだ境内に雪が多く残っているお寺ですが、
みんなで雪囲いを外していきます。


今や、普通のおうちの雪囲いは、
透明プラスティックの波トタンを利用しているのが
ほとんどですが、お寺の雪囲いは木の板が
使われていて趣があります。




囲うのは大変ですが、外すのはそれほど時間が
かからないようです。

8時からはじまって、9時頃には終わっていたようです。



今日はまさに雪囲い外し日和。

うちにもようやく春がやってきました。
うちの庭で初めて咲いたお花、クロッカス。


向こうに見えるのは、スイセンかな。
雪がとけた順番に、芽がでてきます。

じわじわとゆっくり解けていく雪のおかげで、
毎年、土はとても元気で水分をたっぷり含んでいます。

石徹白は一年の半分しか畑ができませんが
その分、しっかりした味の濃い野菜がとれます。

それはきっと、冬の間に、ゆっくりと栄養分を
補充しているから、ではないでしょうか・・・


うちの愛猫たちも、最近は喜んで外を飛び回っています。



本格的な春到来。

そろそろブログのヘッダーも春らしくしようと
画策しているところです。
待ち遠しくて・・・
春の気配が漂ってくると、
からだも気持ちもうずうずして、
ちょっとでも外の様子が伺いたくなります。

冬眠から覚める直前の熊さんたちも
きっと穴から外を覗き見て
まだかまだかとそのときが来るのを待っているのではないかなぁと、
自分の境遇と重ねて考えたりしてしまうのです。


このところのあたたかさで
石徹白の雪もかなり減って来ました。

一日中家で作業をしていると
我慢できなくって
ここ数日は、毎日神社に足を運びます。

中居神社へ、小さな春を見つけに!


神社のある上在所へ向かう途中、
上在所の墓地が見えます。

とても景色のいいところにぽつりぽつりと墓石が。


雪が減って、石が頭を出し始めています。
背景には雪山を背負い、なんと美しい眺めかな。

この日は快晴。
夕方でも、まだ青い空が残り、
白い残雪とのコントラストが美しい。


春を探しに来たけれど、上在所は石徹白の集落の中でも
まだまだ冬の真っただ中というかんじ。

ここは、春になると水芭蕉が群生するのだけど
まだまだその気配も何もありません。


でもよく見ると・・・


なんだろうな。お花の芽のようなものが
ひょっこりと顔を出しつつあります。

境内への道も、神職の方のご尽力もあり、
石段が表出して歩きやすくなりました。


橋も。


ここ三日、神社に通っていて
毎日夕方には神職の方のお姿を見ます。

地元の人たちの手で守っていて
神職は常駐している神社ではないのだけど
きちんと管理をされすみずみまで気配りを
されているのは、本当に素晴らしいです。

だからこそ、この美しさが保たれているのでしょう。


雪融け水が、植物からしたたり、
その水がさらに雪を溶かしていきます。
ちょっと春めいた気分になりました。



普段はそれほど流れのない沢も
ざーざーざーとすごい音を立てて
雪解け水が流れていきます。
まるで滝!今の季節しか見れません。


川面にもっこりとあった雪も
あたたかいお天道様の光のおかげで
すっかり消えていきました。



境内は、まだまだ雪が多いです。
日陰が多いからか解けにくいみたい。

うっそうと茂る杉の木立の中、
特別に雪が多いこの境内だからこそ、
何か清らかな空気の流れを感じるのかもしれません。


本堂へ上る階段に、
小さな春を見つけました。

雪に埋もれていても、
こんなに緑だったのかな。
強くたくましく生きる苔たちよ。



神社は、うちから車でほんの5分くらいのところに
あるのだけど、誰もいない静かな神社にやってくると
とても遠いところに来たかのような感覚になります。

異国へ旅行したときのような、
なんだか異空間のような、
いつも新鮮で、背筋が伸びるような
そんな気持ちを抱きます。

どうしてだろう。

でもそれが私の頭をすっきりさせてくれて、
さあ、次に進もうと、すぐ次の瞬間にはそう思わせてくれる。

私にとって大事な場所なのです。


神社から出た後も、少しだけ春探し。

上在所の水路にも雪融けを待ちわびる
ふさふさ植物くんが頭を垂らしていました。
もうすぐ春がやってくるよ~。と声をかけたくなるような
ふさふさな草たち。


雪も何重もの層になり、あたたかくなっては沈み、
また降っては積もり・・・を繰り返してきました。
その様子が断面から良く分かります。


これで、私の膝くらいの高さ。


この日は夕暮れまで絶好のお天気。
上から眺めるパノラマの景色は最高です。

石徹白は、天空の里だ。




刻一刻と変化していく空。
日に日に少なくなっていく雪。

春に向けて少しずつ目覚めていく
植物や動物、そしてわたしたち。

そのリズムは、自然にある。

それがたまらなく心地よく思うのです。
雪解けの音が聴こえる
ここ数日、美しい青空が広がっています。

昼間、晴れ渡ると、夜にはかなり冷え込み、
先日のような水道凍結事件につながるのですが、
やはり冬の晴れ間というのは嬉しいものです。

さらに、今日はこれまでの雪降りのつかの間の
晴れというよりは、春の訪れを感じる陽気でした。



青空がとても美しいです。

これだけ晴れてあたたかくなると
雪が急激にとけてきます。

そうすると、屋根に積もっていた雪が昼間は溶け、
夜にかたまり、かちかちになってしまいます。

うちのお隣の空家はまだ一度も雪下ろしをしていなくて
大丈夫かなと思っていましたが、
今朝、家の外に出たら、反対側のお隣さんの
Kさんが、雪下ろしをしにかかっていました。



誰に言われるでもなく、自ら雪下ろしを担います。

「屋根が折れてまっとるでよぉ」

「つぶれてもみっともないでなぁ」

Kさんは瞬く間に下ろしていきます。
とりあえず、グロ(端っこ)さえ下ろしておけば、
屋根が折れることはありません。



Kさんの馬小屋(今は車庫と物置)も、
屋根はグロしか下ろしていなくて、
てっぺんの雪は残してあります。



母屋は全部下ろしてありました。

うちの屋根も、これまでの雪はすべて
旦那さんが下ろしてくれていて、
すっきりしています。



しかしながら、下ろした雪で家が埋もれています。
玄関口を家の中から撮ると・・・



玄関扉の外にしてある
波トタンは、ほぼ全面、雪で覆われているのです。

かまくらの中にお住まいですね。



あまりにも天気が良かったので
ゴミ捨てに行きながら、写真を撮ってしまいました。

石徹白は本当に美しい土地。


山もきれいに見えました。


若いのに、山奥に住んで
つまらんくならんかね、
みたいなことを、親世代の人に言われます。

でも、まったくつまらなくありません。

むしろ、いつもあまりにも美しいものが見れるので
日々、頭が刷新されるようです。

こういう風景がつまらなくて
町が面白いなんて、気がしれません。

世代や、生きてきた時代の違いなのでしょうから
否定はしてはいけないと思いつつも、
そう言われると、どうしても反抗心が
生まれてしまいます。



明日、美濃に材木を運びます。

うちから出てきたもので、
ギャラリー(石徹白洋品店)用の
机をつくるため、
家具屋さんに持っていきます。

明日に備えて、軽トラの雪下ろし。



雪下ろしは何にでもつきものです。



明日・明後日は私は岐阜滞在。
学校へ行き、いくつか用事に回ります。

二日も石徹白を離れると、
石徹白に戻ったとき、かなりほっとします。

もう、すっかり心は石徹白人。


まだ数カ月しか住んでいないのに不思議なもの。

それだけ、必然性のある場所だったんじゃないかって
勝手に考えています。


そういう場所に出会い、
住むことができて、本当にありがたいなって思います。
個人的なキャンドルナイト
去年、キャンドルナイトを初めてやったときに
このイベント自体を気に入ってくださって、
自分のおうちの前を、自らキャンドルで
彩ってくださった70代のYさん。

今年はキャンドルナイトのスタッフとして
動いてくださったので、自分のおうちの前を
飾り付けることができなかったと
残念がっていました。


という話を聞いていたのですが、
ついに、念願のキャンドル飾りを
おうちの前につくられていました!

このおうちのお隣のCさんから、
「見に来て!」というメールをいただき、
すぐさま伺いました!

すると!


雪の壁にお手製のお飾りが!

夜7時頃でしたが、子供たちも集まりました。


この文字、どうなっているのかと近づいてみてみると・・・


穴を堀り、そこにろうそくを立ててありました。

文字はベニヤを切り取った手作りのもの。
すごい凝ってます~。

Yさん、素敵なキャンドルナイトをありがとう!

また来年が楽しみだし、
私もおうちの前で一人キャンドルナイトを
やってみようかな♪
降り続く雪たち
2月の半ば。
今が一番雪がよく降るときなのでしょうか。

今日も石徹白では、一日よく降っていました。

降り続けると、どうしてもおうちの中で作業をしがち。
運動不足になるのもなぁ、と思ったので
歩いて郵便局に行きがてら、
「雪の意匠新発見!」を目指して
カメラを片手にお散歩しました。

このところ、あたたかい日もあったので、
雪が多いとはいえ、春の雪解けを思わせる風景も
ちらほら見ることができました。

これは、段々になっているところの雪が
とけはじめて、下へ下へ垂れ下がろうとしているところ。


もったりした雪の層。
なんとも言えない自然のかたち。
こうして少しずつとけていくのか。


これも、しばらく雪がとけ続け、とけている途中に
思いがけず、また冬戻りしちゃった、というかんじ。


突然寒いところに出て、鼻水が凍ってしまった子供みたいな・・・

県道と、JAへ行く分岐点のあたりには
石徹白の地図があります。
その上にも、かなり分厚い雪がバランスをとって
のっかっています。



これでも少なくなったほうなんだけど。

こんなに雪が降っていて、
寒くても、川の水は豊かに流れています。
この中で、魚たちはどうやって冬を過ごしているのか。


雪が少ない年は、夏に水不足になるので、
雪を乞う祭をしていたそうです。

石徹白上在所にある白山中居神社前の
「宮川」に男性が裸で入り、雪を乞うたといいますが、
どれくらい寒いのか想像もつきません。

ちなみに、暖房をたいていない室内は
ずーっと0度くらいでした。
外はなおさら寒かったのでは。

うちを裏からながめました。
くるみの木が、しっかりと立っています。


反対の横から見てみると・・・


家が雪で埋もれていることが分かります。

これは大変!と思われるかもしれませんが、
逆に、これくらい雪が多いほうが、風があまり吹かず
なんだか温かい気さえします(勘違いかもしれぬが・・・)

多くの人はこうした家のまわりの雪を吹き飛ばす機械を
持っています。

うちも欲しいな、と思いつつも、なくて済むならなしでも・・・と
今のところ、購入予定はありません。

まぁ、でも、これ以上降り続いたら、
さすがに雪のやり場がなくなるわ・・・。

うちの横の朴の木。


こんな真っ裸な木なのですが、
田植えのころになると、大きくて立派な葉を
いっぱいいっぱいつけてくれます。

それで朴葉寿司なんかすると、香りが最高。

この細い幹や枝の中に、
どんな力が潜んでいるのか。

あれだけの数々の美しい葉と、気高く香る大輪の
花を咲かせることができるのは、
こうして、寒い冬にじーっと力を蓄えているからなのか。

緑がそこらじゅうに溢れかえるのが、
未だ信じられません。

この橋、スリップ注意です。
すごくよく滑るそうです。


私の足跡と、車の轍。

滑るのに気をつけながら、ゆっくりゆっくり歩きます。

これ、なんだろう、と思って撮ってみました。


たぶん、この下に水たまりがあって、
それがまだらに凍って、その上から雪が降り、
とけているところだけが点々点々となったのかな。

不思議なドット。

これ、見えにくいけど、とっても小さなつららたち。


白い雪の中で、
透明なクリスタルのようなつららが、いくつもできていた。

週末はぽかぽか陽気だったから、一度は春を期待し、
そしてまた冬が来てしまったのだね。


外に出て、歩いてみないと分からないことがいっぱい。
歩いていると、いろんなことが見えてくる。


人という自分が認識できるスピードというものがある。
きっと、車のスピードでは、ついていけない感覚がある。

えっちらおっちら、ゆっくり歩いて、
石徹白の冬の不思議をもっともっと満喫しなくちゃ。

きっと、気がついた頃には、すでに春が来ているのだろうから。
おうちが埋もれる・・・
ここ2日はお天気がよく、
石徹白でもだいぶん雪が溶けてきました。

この雪が溶ける陽気になってしまう前に
雪下ろしをしておかないと、
雪が次第に重たくなって、雪下ろしが大変になります。

雪下ろしに慣れてきた旦那さんが、
昨日も一日がんばってくれました。

どうもありがとう!

雪下ろしをしている途中に、外に出ようとしたら・・・
玄関の前にうず高く雪が積んでありました。
外に出られない。。。



家から出るときは、上にのぼっていくかんじで
出なければなりませんでした。

ちなみに、この雪は屋根の上から下ろした雪です。

やっとの思いで、外に這い出ましたが、
私を追って来たカラン(愛猫)も雪にはまりつつ
出てきました。
動物だから雪の上でも軽やかに歩けると思ったら・・・
野生動物じゃないからか、太り過ぎだからか。。。



屋根の上では、さわやか(そう)に、旦那さんが
雪下ろしをしていました。


まあ、楽しげで、よかとよ~。



でも、大変なのはこれから・・・。
家の前の雪ですが、もう2階の屋根と陸続きになっています。
これをどけるのが難儀で・・・。


うちには縁側があるのですが、縁側も雪で埋もれていて
2階部分あたりにある窓から明りを採っています。

雪下ろしを、今年まだ一度もしていない隣の空家の
屋根には大変たくさんの雪が積もっています。


積もっては溶け、積もっては溶けを繰り返しているので
屋根の雪は層になっています。

この雪を下ろしてしまうと、うちのように陸続き状態に
なりかねません。


雪の重み自体では家はつぶれないようですが、
地面の雪と屋根の雪がつながった状態になり、
気温が高く溶けていく際、くっついた雪同士が引っ張り合い、
すごい重さになるそうです。

それによって、屋根の端が壊れたり、
家がつぶれてしまうことがあるそうです。


だから、雪が多いからといって、
毎日雪下ろしをする必要はないそうです。

それなりに下ろして、地面と屋根の雪をくっつけないように
切っておけば、「春になれば雪は溶けるから慌てるな」と
お隣さんに言われました。


旦那さんは、この一冬でかなりたくましくなりました。

雪焼け(雪下ろし焼け)もし、
手も豆が何度もでき、そのたびに固くなりました。

石徹白の男性らしく、
もっとマッチョになってくれるといいなと思う今日この頃です。
星降る里のキャンドルナイト
2月4日、石徹白でキャンドルナイトが行われました。

今年で2年目。

今年は、「食品加工所」の電気を小水力発電で
まかない始めたので、それによるイルミネーションを
点灯させよう、ということになり、加工所がゴールになりました。




これは、水車の設置を行っている
NPO法人やすらぎの里いとしろの理事長が
飾り付けました。

何でもそうですが、やはり地元に住んで、
自分の地域をどうにかしたいと活動を始めることが
一番大事です。

それが継続性、発展性のキーになります。



この加工所では、ここでつくったコーンをつかった
シフォンケーキや、石徹白のほうずうきのシフォン、
そしてコーンスープを出させてもらいました。



スープやケーキは、地元の方がつくってくださります。
どちらもすごくおいしくて、大好評でした。

特に、ケーキは子供たちが喜んで、
たくさん食べてくれました!

石徹白でつくってもらったものを
石徹白で食べれるって、いいですね。
ここでしか食べられないものが
増えていくといいなって思いました。


今回、キャンドルナイトの実行委員長をされたMさん。
すごく頑張ってくださいました。



今年は雪がなかなか止まなかったし、
点火時間には風も強くて、ろうそくに火がともりにくく
何度も何度も見周りをしなければならなかったのが
大変だったと思うのですが、
責任を持って、ずーっと見て回っていらっしゃいました。

こういう陰のお力のおかげで、
素敵な一夜になったのだと思います。



ろうそく集めとか、当日のロジだとか
細かい、地道な下準備があってこその
キャンドルナイト。



私は去年はお客さんと一緒に見て回っただけだったので
その大変さは今年初めて知りました。

でも、少しでもお手伝いできて、
こうして石徹白の冬の夜を美しく飾ることができて
嬉しく思います。


これは、NPO法人メタセコイヤの森の仲間たちが
連れて来てくれたツアーの参加者の方が
つくってくれたものです。




雪がいつまでも止まなくて
普段、石徹白の寒さに慣れていない人にとって
ちょっと辛い夜だったんじゃないかって思いましたが、
来てくださった方は思った以上に楽んでいました。

「すごくきれいだったよ」
「超感動しましたー」
「石徹白の可能性を感じたよ」
などなど嬉しい反応もあり、あぁ、やってよかったなぁって
改めて思いました。


この悪天候の中、来てくださったみなさんに
感謝です。

そして、来年も、ぜひやりたいし、
来年は、もっとたくさんの人と一緒に
やれるともっと楽しいなって思います。


雪が多いからこそできること。
石徹白の人と一緒だからできること。

そういうのを、一つずつ増やしていけるといいな。
雪は天からの手紙
「雪を天からの手紙と言ったのは、雪氷学の先達
中谷宇吉郎だった。思えば、雪は不思議な代物で
むしろあたたかく平和な感じすら与える」


岐阜に住む祖母から届いたメール。
朝日新聞の天声人語の記事という。


雪は天からの手紙。
雪はむしろあたたかく平和。

すごくよく分かる。


雪で喜ぶのは子供と犬くらいかもしれないけど、
私も、雪は好き。

そして、寒いのも悪くないって、思えるようになってきた。


雪があるから、雪下ろしや雪よけをする中で
人と言葉を交わすことができる。

雪があるから、大変なときに、お互いを必要とし
互いを助け合うことになる。

寒いから、人が恋しくなり、人の傍にいたくなる。

寒いから、からだを動かし、どうにかして温まろうとできる。

雪が深くて大変なことで、自分の非力さに気付かされ
いつまでも謙虚な気持ちでいられる。

雪が多いから、それらが溶けたときの
春の喜びがより一層大きくなる。

寒く長い冬があるから、あたたかく穏やかなお天道様に
感謝でき、夏の間は精いっぱい畑で働ける。



こんなにたくさんのことを雪は与えてくれる。


雪が多いことを、嘆くことや
雪による事故や災害を騒ぐことしかしないでいるのは
もったいない。


自然の恵みである雪を知り、
それによって己を知る。

そんなことが、とても豊かに思えるの。


そう、石徹白は水に恵まれ年中豊富な水流がある。

それは、きっと雪深いから。
雪は少しずつ積もり、少しずつ溶けていく。
それによって、じわじわじわと山に水が保たれて、
少しずつ清浄な水が川から出ていく。

雪の恵みを、当たり前に享受しているのだから、
それを当たり前に感謝しなければ。


目先の苦労だけを嘆くなかれ。

広い視野で、先の未来を喜びたい。

雪降る石徹白の風景
石徹白は豪雪地帯です。

冬は平気で2~3メートルくらい積もります。

岐阜市に住んでいた私としてはどうやったらそんなにも
積もるんだろう・・・と不思議に思っていたのですが、
ここに住んでいたらすぐに理由が分かりました。

それは、降り方と雪質が全く違うからです。



石徹白の雪はとにかくパウダースノーが基本です。

本当にさらさら。
だから、雪だるまはなかなかつくれないし、
きっと雪合戦もできません。

積もってしばらくして融け始めたり固くなってからなら
大丈夫ですが・・・。

そして降り始めると、日中はずーっと降っていたり、
夜は止んでもまた次の日に降り続けたり・・・。

気がつくと、まったく屋根に雪がなかったのに、
1日半降りつづけて、屋根の上にはまた背丈くらいの
雪の層ができていました。




「週の真ん中によお降って、週末は緩むっていう周期やな」
地元の人が、今のお天気の様子について話していました。

天気予報を見ながら、またはこれまでの経験から
どんな降り方をするか予測しているみたいです。

うちの最寄りのバス停。


1日3本のコミュニティバス。
屋根にはずっしり雪が積もりました。


今年はクリスマス寒波と、そして正月明け、
これまで2回まとまって降り、さらに今回が3回目です。

うちの前あたりでは、除雪車が雪を積んでいくので
家が見えなくなりつつあります。



そして家の建物も、1階部分は屋根から下ろした雪で
埋もれつつあります。

池も、、、


池なのかどうか分からないほど周りの雪が
高くなってきました。

何とか池はあけておいて、雪を入れれるように
しておきたいのですが。



これは昨日の様子ですが、今日一日でずいぶん雪が
とけました。

それに、朝、私がまだ寝ている間に、6時半くらいから
旦那さんが雪下ろしをしてくださったみたいで
(ありがたや~)屋根もすっきりしています。


初めての冬を迎えておよそ2カ月。
そろそろ雪の暮らしに慣れてきました。

といっても、家の中に閉じこもってなるべく出ないように
しているので、車の運転やら、吹雪の中のお出かけに
慣れた、というより、家の中でもくもくと作業をすることに
慣れたっていうか・・・。


でも、冬だから・・・ということでこもることができて、
ものづくりをしたり、文章を書いたりするのは
向いている場所だと思います。

逆に、雪がなくなったら、外に出て人と会ったり、
いろんなものを見たり聞いたり、勉強したり。

めりはりをつけることができます。

ものを生み出すときは、じっと考える時間と手を動かす時間、
そして人と交流する時間、それぞれ必要で、
それぞれを自分で区切って進めていけるように思います。

明日は美濃和紙職人さんと、ブックカバーの打ち合わせ。
その後、石徹白の森についての打ち合わせ。


今日は一日、家の中だったので明日が楽しみ!
どんな素敵な話になるのか、わくわくです!
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