【伝統の森3日目】生活の営みの中での染め


 
こんばんは!石徹白洋品店スタッフの杉下です。
 
今日は藍染めの準備と染色を学んだとても充実した1日でした。
 
 
ここでの藍染めは、インド藍。豆科の藍を使います。
 
日本での一般的な藍はタデ科の藍で、種類が違うので染め方も違います。
 
森本さん流の藍染めを学び、実践するために藍畑へ!
 
 
IKTT内にある畑へトゥクトゥクで行きます。
 
荷台にみんなで乗って出発〜!!
 

 
荷台から見る景色はもう感激するような美しさで、胸がいっぱいになりました。



 
 
藍畑で藍を苅り、染め釜へ入れる作業。



 
 
空気が入らないように子供達に押してもらいながら釜いっぱいに敷き詰めます。
 

 
水を入れて、石で押し蓋をして今日の準備は完了です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
午後は染めの作業。
 
 
石徹白洋品店のたつけを4本、生地も持参して染めてもらうことに。
 
店主の馨生里さんは、草木染めで黒に染める研究をされています。
 
今回、その黒染めを学ぶ事は大きな目的の1つです。
 

 
 
草木染めで真っ黒は出せないと言うのが一般的で、
 
有名な草木染め作家さんでも黒だけは化学染料を使うという方もいます。
 
媒染によって劣化が早くなる等様々な理由が聞かれます。
 
 
 
私も草木での黒は、少し茶色っぽくなったり、グレーっぽいイメージがありました。
 
 
しかし、今回実際染めてみたのですが真っ黒!!!
 

 
ここではアーモンドの葉を使い、ライムや砂糖で鉄分を発酵させた液体で鉄媒染します。
 
 
精練や、洗い、染めの時間等ほんのちょっとした作業に
 
日本の染めの常識を覆すような工程が隠されていて、私も馨生里さんも学びの多い1日となりました。
 
 
 
今日森本さんが仰っていた言葉で個人的にとても強く心に残っている言葉があります。
 
「生活の営みの中での染め」
 
「身の回りにある材料を使うこと」
 
 
 
 
これは、私が初日に感じた「生活の中で布が作られている」ということだと思います。
 
染色液や媒染液(色を定着させるための液体)を作る作業も
 
なんというか、晩ご飯の準備のような
 
ちょっとした家のお掃除のように
 
さらっと何気なく行っているような感じがあるのです。
 
 
 
今日はこれを作るぞ!
これをやり終えるぞ!!
 
というような作業的な意気込みは感じません。
 
 
それくらい布を生み出すことが生活と一体になっていることに、驚きを感じました。
 
 
でも、それは本来当たり前の姿だったのだと思います。
 
「自然な営みの中で物が生み出されること」が今は特別な事になってしまっている。
 
それが今なのかもしれない、と思います。
 
 
この圧倒的な幸福感でいっぱいになりながら。満たされながら。
 
この感覚を私は常にどこで何をしていても感じられる人でありたい。
 
そうなろうと、小さく緩く決意をしている今日です。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
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