草木花のふしぎ
これまで、さまざまな草木で染めてきました。

杉のはっぱ、
ヨモギ、
あかそ、
くるみの葉っぱ、
センダングサ(たぶん)、
ぎしぎし、
イタドリ、
シダ、
マリーゴールド、
ケヤキの木の皮、
桜の木の皮、
杉の木の皮・・・


それぞれの持っている色たちは
ひとつひとつことなり、
それぞれ、とてもやさしく、きれいです。

最近、あかそで染めています。

あかその、季節の移り変わりによる
色の違いが、とてもおもしろく、ふしぎなので、
実験を続けているかんじです。


あかそ、春先のまだ青々としている頃に
染めたことがあります。
それは、レモンイエローになりました。

そして、あかそが花を咲かせる盛夏直前、
その頃には、きれいな赤ピンクに染まりました。

さらに、夏真っ盛り、花が咲き始めた頃には、
オレンジがかったピンクに。

今、秋の深まる直前、
花が終わりかけの時期には、
黄色・茶色味の強いピンク系の色になりました。



たった数日違うだけで
花が咲くのを挟んで
まったく違う色がでるのが
本当に不思議。

でもベースは黄色なんです。

最初に煮出して色が出始めるのは必ず黄色。

その後に、赤がのってくるかんじです。

染めた後に、布や糸を洗っても、
出て来る色は、基本は黄味を帯びた色で
赤がでて来るわけではありません。


まさに季節を染めているよう。

毎日空の色や雲のかたちが変わるように、
植物の秘める色も
次々に変化を遂げる。

その移り変わりが
愛おしいとさえ思います。


同じもの、
均質な商品、
正しいといわれる解、
あるべき姿・・・

今の社会にはびこる
同一性を求める日本人の性とも思えるものは、
自然とともに生きるがゆえに、
なかなか得られない均質性を
求めているからなのでしょうか。


染め上がった糸を
自然光に当てて眺め
その色が、前に染めた色と
違ったときの喜び。

異なることの楽しさ、おもしろさを
私は大事にしたいと思うのです。 
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