【民話絵本】化け猫の話
石徹白に伝わる民話を
子どもたちに伝えていきたい。

石徹白に訪れるようになった頃から
ずっと思い描いていた
民話絵本づくりに、ようやく着手し始め、
今年の10月を完成目標に制作を進めています。

石徹白小学校で、何年も前に
石徹白の民話の収集をして、
とりまとめた資料があって、
それをもとに作っています。

その話しの一つに
「根後の二又朴葉」というものがあり、
化け猫がでてくる空恐ろしい物語があります。

ストーリー性があって、
絵本として成立しやすいような
お話だったので、第一弾はこれで!と思い
始めたのですが、絵本制作中に
何点か、疑問がでてきました。

それを解決するために
地元の郷土史家・歴史家であるTさんのおうちに
お邪魔して、この民話についてお伺いすることに。

Tさんは、ご自分で研究された石徹白の歴史について
何冊も本をつくってみえて、本当にお詳しい方。
もう80代だけど年齢を感じさせない
とても聡明でお元気な方です。



Tさんによると、
この化け猫の出て来る物語は、
奈良時代、聖武天皇の勅使であった吉備真備が
奏上した石徹白創業伝記に記されているものだそう。

口承でおもしろおかしく伝わってきた
なんてことのない物語と思いこんでいたら、
石徹白の起源に関わる創業伝記に
物語のルーツがあったとは、驚きでした。

Tさんからは、この物語に出て来る地名が
今でも残っていることや、
登場人物は、石徹白を治めていた総長的な人だったりと
様々なことを教えていただきました。

自分の地域のルーツとなるような歴史を
こうして深く調べられ、まとめてみえる方が
普通に周りにいらっしゃることに改めて驚きました。

私が絵本づくりのもとにしている
小学校でまとめた資料は、
読みやすい形になっていて、
物語調にアレンジしてあります。


でも、せっかくなので、
もととなる資料との関連性についても
絵本の最後に付け加えようかと考え始めました。


地域の歴史について
何が正しいとか、正しくないか、とか、
はるか昔の時代のことなので分からないですが、
確実に言えることは、
自分の住んできた地域のルーツを大切に思い、
今もそれを伝えようとしている人がいて、
それによって、故郷への愛着が深まっている、
ということがあるのではないかと思います。

私はそのこと自体、とても貴重で大事なことと思います。

自分の子どもが、
石徹白で生まれ育った子供たちが、
ふるさとに誇りを持ち続けられるためにも、
母として、そして、地域の一員として
できることをやっていきたいなぁと
考えさせられました。

まずは絵本づくりから。
小さな一歩でも、何かを始めてみようと思うのです。
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