ヨモギ染め
野草の王様(?)的存在、
ヨモギ染めをしました。

ヨモギ染めは以前したことがあったので、
今回は、媒染を、ミョウバンと灰汁と
色の違いがあるかどうかを調べるために、
2種類で実験することにしました。

うちは、薪ストーブを使っているのと、
薪で草木染めをしているので
灰汁はたくさん手に入ります。

本当は広葉樹の灰でつくる灰汁が
よいと言われているのですが、
石徹白は杉が豊富で、杉がどうしても
混ざってしまいます。

石徹白にある木材の灰ということで、
あえて、広葉樹だけではなくて
杉も混ざったものも、使ってみようと実験中です。

ヨモギは至るところに自生しています。


今、ようやく大きくなりつつあって、
場所によっては背の高さが50センチ以上、
小さいものは、まだまだ新芽で
ヨモギもちにするのに、良さそうな柔らかさです。

なるべく大きくて
色が濃いものを選んで採取しました。

採取途中、ヘビに出会いました。

いろんな植物が繁殖し始めるこの時期、
様々な動物の活動期にも入ります。
これからは、マムシも出て来るので、気を付けなくてはなりません。


さて、いつものように3時間くらい煮出して、
染め液をつくりました。

やはり煮出す時間によって
液の色が全然違います。

最終的に染めよう!と思えた色は
かなり濃い、少し緑かかった黄色い色となりました。

糸は、ガラ紡の木綿糸。
灰汁で精錬したものです。

手前がミョウバンの媒染。
奥が灰汁の媒染で、色が異なります。


灰汁のほうは、媒染液に入れた瞬間に
黄色が一気に濃くなりました。
目が覚めるような発色でびっくり。

そして、その糸を染め液に戻し、
2時間ほど、80度くらいをキープしながら
染め続けました。

すると、空気に触れている部分が
緑がかった黄色に、
液に入っている部分が
濃い黄色になっていました。

空気と触れると、何か反応して
色が変わるのか・・・?

まだ最終的に、染め上がった糸を
洗っていなくて、寝かせているので
結果の色が分かるのはもう少し先ですが、
灰汁媒染のヨモギの色が
どうなるのか、わくわくしています。


一方、ミョウバン媒染では
クリーム色になりました。

薄い色ですが、やわらかくてやさしくて
何とも言えない色です。

春のやわらかな光のような、
やさしく吹く、あたたかな風のような
そんなイメージが湧いてきます。


多くの場合そうですが
ヨモギの場合も、
染め液に入れて、染めていると、
染め液がどんどん薄くなって
色が糸に移っていくのが分かります。

まさに、植物の色の恵みを
糸にいただいている瞬間というかんじがして、
いただいた色が愛おしく、
ありがたく感じるのです。


生成りの糸の色も好きだけれど、
こうして、様々な色を自然の中からいただきながら
人は、体にまとう服をつくりあげてきたのですね。

まさに、自然と一体になって
生きてきたというのが
実感として分かります。

その服をまとっていると、
季節の移り変わり、
自然の循環の中で生かされていることに
感謝する気持ちが生まれるのです。



ヨモギ染めの色の結果はまた後日!
1週間後、糸を洗うのが楽しみです。 
コメントエリア
■初めまして
こんにちは。初めまして。
以前、友人宅で一度草木染めをしました。アカソと何だったか忘れてしまいましたが、コットンの白いスカートが優しいピンク色に染まったことを思い出しました。

自然の色は風合いが素敵ですね。
使い込んでいくほどにあきもこないし、また草木染めやってみたいな~と思いました。

ヨモギも積んで乾燥させ、お風呂やフットバスに入れて楽しんでいます。

■ありがとうございます!
コメントをありがとうございます!

草木染めをされたのですね。
アカソも、本当にきれいな色になりますよね。
こちらも、もう少ししたら染められそうなので、楽しみです。

使い込んでいくうちに愛着が深まるのが、私も、草木染めのすてきで不思議な魅力と思っています。


ヨモギをお風呂に入れてみえるんですね。
いい香りが漂ってきそうですね。
私もやってみます♪
kaoringo 15/05/27 02:13

■木綿の精錬
はじめまして。綿を育て紡ぎ染めて織をしています。よもぎ染め勉強になりました。灰で精錬とかかれていますがどの様にするのか教えて下さい。大概 水だけか石鹸を使ってます
手紡ぎ木綿を楽しむ会 15/08/08 20:03

■灰の精錬
灰の精錬は、
灰に水を入れて、
灰汁をつくり、
それで1時間ほど
木綿を煮ます。
そうすると、
木綿の油分などの汚れがとれ、
繊維もやわらかくなり、
染まりやすくなります。

灰が手に入りやすいようでしたら
お試しくださいね。
kaoringo 15/08/08 20:54

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