安心できること
昨日、2年に一度の石徹白の文化祭が
行われました。

公民館と小学校、地域の皆さんが一体となって
開かれる文化祭は、毎回、本当に素晴らしい内容です。

今回は13回目。年数でいうと26年目だといいます。

この文化祭を始められたのは、前公民館長さん、
故・船戸鉄夫先生です。

船戸先生は、石徹白の小中学校の先生を勤められたのを
きっかけに、石徹白に家を建てられて、
退職後は、石徹白公民館長として長い間
地域の貢献をされました。

私自身も、船戸先生には、石徹白通いを始めた2007年から
亡くなる去年までずっとずっとお世話になってきて
本当のおじいちゃんみたいに、親しくさせてもらっていました。

そんな船戸先生が生みだし、
継ぎ、伝えてきた文化祭。

地域の人の心の中にも、きちんと伝承されています。


文化祭の内容は、というと、
体育館の後ろ半分に
地域の人の
・絵画・書道作品・手芸作品・家のお宝、などなど
あらゆるジャンルの展示物だったり、
石徹白に関わる方の
・写真・手作りの地図・年表などなどの
掲示物が飾られ、
午前中はそれを見て回ります。

飲食の屋台も出ます。
(毎回出されるまいたけご飯とトン汁は絶品!)

後半は、体育館の舞台を囲んで
ステージ発表を見ます。

ステージ発表は、小学生、保育園児、
そして、地域内の女性グループ、
有志の出し物も数々登場します。

どれも手作りの発表なので、
プロっぽさがない分、
観客のみなさんと一体になれるというか、
ほんわかとした空気が流れ、
飽きることのない時間が過ぎていきます。


私が初めて文化祭に参加させてもらったのは
4年前のこと。

発表者皆さんの、本気の演技や歌に圧倒され、
衝撃を受けて帰ったことをよく覚えています。

大人になったら、ダンスやら歌やら、
こんな本気(?)でがんばってやることなんて
ないわー、と思ってきましたが、
いざ、石徹白に移住してみたら、
私もやりたい気持がむくむくむく。


みんな、自分自身で楽しみを見いだして、
さらに、それによって、周りの人を楽しくさせる
という能力に長けてみえます。

私には、それが本当に素敵なことのように
見えました。なかなかできないことだなって。


それで、今年の文化祭では、
開き直って短いスカートを履いて踊ってみたり
三味線に初挑戦してみたりと
かなり頑張ったのです。


他にもやらなくちゃいけない役割が
あったので、正直準備の大変なここ数週間でしたが、
終ってみると、本当に清々しい気持ちで
いい文化祭だったなぁと感慨深く感じています。


たくさんのみなさんの作品や
舞台発表ももちろん素晴らしかった。

小学生・保育園児の発表には涙が出ました。

司会者として上手く進行できないアクシデントが
起きたときには本気で心配したし、
終わったときには嬉しくて心の底から笑顔になれました。


こうして、文化祭、という一つのお祭りが
素晴らしく幕を閉じたというのは事実ですが、
それ以上に、文化祭という一つの象徴から
私は改めて、
石徹白に移住してよかったなぁと思ったのです。



ここに住んでいる人、
ここに関わっている人が
本気でこれだけ関わって
創りだすことができる
何かがある地域って
なかなかないのではないでしょうか。

それは地域性や地域の人の性質も
あるのかもしれないけれど、
最終的には、
この土地に住んでいるということが
人と人の絆や、結束を強くしていて、
それを、みんながまっすぐに受け止めて
暮らしている、という、そんな感じがしています。


ここは、隣の集落からも離れていて
雪も深いところだから、
逃げ場がなくて、
ここにいるしかない、というのも
あるかもしれないけれど、
そうした地域の厳しい部分が
却って、コミュニティとしては
いい作用をしているのかもしれません。

と、そんな小難しいことは、
私自身、良く分からないけれど、

私自身としては、
何よりも、安心して精いっぱい、
何かに取り組んでも大丈夫、
という気持ちを抱くことができるのは、
本当に大きなことだと思っています。


日々の暮らしや
子育てをサポートするような
行政的・民間的施設や仕組みは、
ここにはほとんどないけれど、
それを上回るような
「絶対的な安心感」というのが 
ここにはあります。



暮らしやすさ、
子育てのしやすさ、
というのは、結局のところ、
自分の気持ちがいかに穏やかでいられて
何かあったときに頼ることのできる人がいるか、
というのが全てなんじゃないかと思います。


地域コミュニティのない街中では
そういったものを補完するために
税金を使って様々な仕組みをつくるけれど
箱モノや制度だけでは、まったく補えない
人と人との温かい関係性というのが
重要になってくる。


文化祭を経て、
私は、よりいっそう、この地域は
子どもが育っていきやすいところだなと思ったし、
私自身も、気持ち良く心地よくいられるところだと
確信しました。

 
冬の道が危ないとか、
スーパーが近くにないとか、
暮らすのに不便な土地じゃないかい、と
聞かれることもあるけれど、
そこが、生活する上での価値観として
最優先なのであれば
残念ながら石徹白に住むことは
難しいと思います。

そういうことではなくて、
もっと違う
価値観を求めている人には
石徹白は本当に住みよい場所だと思います。


何を書きたかったのか、とりとめもない内容に
なってしまいましたが、
文化祭の興奮がさめる前に
思いのまま書き留めてみました。

長文乱文にも関わらず
最後まで読んでくださった方、
どうもありがとうございました。 
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■snsより
こんばんは。文化祭前に帰ってしまいすみません。

昨日今日とこのブログやあちこちリンク先を辿りました。

・小水力ってだいぶ昔に聞いたのに全然ひろまっとらんのか
・ペレット作るエネルギーの方があれやってストーブwどうにかなったんかなぁ
・ウガンダのマウントエルゴン煎ったことあるぞ
・篳篥なら即戦力、高校以来吹いとらんけど。竜笛も笙も多分やれますよ
・島町、家族ぐるみの付き合いが

反応しまくりです。

またよろしくお願いいたします。
ok 14/11/05 02:48

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