【伝統の森2日目】知らない背景と恵みの雨

 
伝統の森は早起き。
 
みんな朝6時頃に起きて、7時に朝ご飯。
 
8時に作業開始します。
 
 
午後からは急激に気温が上がるので、
 
涼しい午前中はとても気持ちが良く、作業も進みます。
 
 
朝は坐繰りという作業を見せて頂きました。
 
 
坐繰りは、蚕から糸を引く作業のこと。
 
 
繭を鍋の中に入れ、

大きな箸のような棒で繭を抑えながら糸を引いていきます。
 

 
 
繭と言えば白を想像する方が多いと思いますが、ここの繭は黄色。
 
ですが、染めや洗う行程(精練)の中で色は抜けて生成り色になるそうです。
 

 
 
 
 
私も初坐繰り体験!!

 


 
 
アパレル会社でデザイナーをしていましたが、
 
私は糸か生地として完成した状態でのシルクしか見た事がありませんでした。
 
なので、自分の手で糸にする作業はとても新鮮!!
 
 
 
そして、同時に自分の無知について気付かされます。
 
 
 
実際、
 
綿や蚕がどのように成長するのか、
 
糸がどのように、生地がどのように、
 
作られているのか知らないデザイナー、アパレル業界の人はとても多いです。
 
(自身の無知を一般化することはとても恥ずかしいことですが、でも本当のことだと思います。)
 
 
 
流通している原料はほぼ100%輸入に頼っています。
 
綿の畑や紡績会社は国内に少ないため、インドやアメリカまで行かないと見れないことが大きな理由。
 
 
その他にも、効率を重視して生産する企業側の事情や
 
服作りを大きな組織で行うことによる制約など様々な理由があります。
 
(単純に、出張費を会社が節約する為に、デザイナーが現場を見る機会が与えられないというのはよくあります。)
 
 
 
つまり、消費者が物の作られる現場を知らない。
 
生産背景を知らない。知らされていない。
 
といいますが、それは、
 
デザイナーやアパレル業界に関わる人も同じなのです。
 
 
デザインする人がどのように原料が作られているのか知らない。
 
作り手すらも知らない生産背景があるのです。
 
それでは、消費者に届くはずがありません。
 
 
 
それほど、服というのは完成されるまでに沢山の人の手を介し、

何度も国境を越えて私たちの元に届きます。
 
種の独占は大きな問題です。
 
私たちが知りにくいことの裏には、

知られたくないことが潜んでいるのだと思います。
 
(詳しくは「ザ・トゥルーコスト」というファッション業界のドキュメンタリー映画があるのでオススメです。)
 
 
 
 
 
 
 





さぁ先ほどの坐繰りですが
 
 
作業後の茹でられた繭の中の幼虫は、子供のおやつになるようです(笑)
 



 
みんなパクパク食べていました(笑)
 
現地の人達にあおられて?私たちも挑戦、、、
 
 



躊躇しながら食べる馨生里さん(笑)
 




 
そして、、、、



「美味しい!!」

 
 
 
私も挑戦しましたがコクのある枝豆の味がします!笑
 
みなさんも是非!笑
 
 
 
 
午後は、糸の太さを揃え、節をとる作業。

染色前の精練。
 
を学び、夕方は養蚕場と綿の畑を見学しました。
 
 



 
 
この畑の見学の帰り道。
 

 
スコールに降られました!!
 
 
恵みの雨!!!
 
水が貴重でシャワーの水もあまりないので、雨は貴重です。
 
ゲストハウスに戻ると子供達はみんな素っ裸でシャワータイム!!
 
私も生まれて初めて雨で髪を洗いました(笑)
 
 


びしょ濡れ!!!
 
 
なんというか
 
 
幸せ!!!!!
 
 
とっても満たされております。。。


明日はどんな日になるかな。





(石徹白洋品店スタッフ 杉下仁美)