染め初め
今年の染め初めは、
あずきの煮汁でした。

あずきは、石徹白で和菓子をつくってみえる
Mさんという方が、1カ月に2回ほど大量にくださいます。

とてもありがたいことです。
あずきは、そんなにたくさん個人的に煮詰めることも
ないので、汁が手に入るなんて贅沢です。

シルクは本当にきれいなピンク色に染まります。
コットンも、ピンクベージュになります。

これは同じあずきの煮汁で12月に染めたときの
写真です。(章子さんありがとうございます!)

こちら、シルクの糸。


これは、がら紡のコットン糸です。


シルクのほうが、鮮やかに色が出ます。
が、がら紡コットン糸も負けません。
穏やかなピンクになります。

だいたい、私は2~3回、染め重ねて完成させ、
郡上大和のみずほ園さんに織ってもらっています。

以前、ブログに掲載しましたが、
これは、みずほ園の木田さんが織ってくださった
あじろ織のストール。

これは、杉の葉っぱのアルカリ媒染と、
アカソの葉っぱのアルミ媒染の糸の2本どりで
織ってもらいました。




コットンなんだけれど、あったかくてやわらかいです。
オーガニックコットン、がら紡の
それぞれの良さを兼ね備えているように思います。

私がなぜ、草木染めのコットンのストールにこだわってるかというと、
自分自身がアトピーがひどくて、ウールや化学繊維、
あるいは、ある特定の(?)化学染料の布を
身に付けられなかったという経験があります。

ウールはちくちくする、
化学繊維だと、汗をかくと、なんだか息苦しくなる、
ある染料のものは、コットン100%だとしても
なんだか痛痒い感じがする。

それで肌に触れるものは、
シルクかコットンで、かつ、草木染めのものに
限定したところ、本当に心地がよくて、
体調が悪いときも、大丈夫だったのです。


今は、もう、すっかり良くなったので
ウールや、ヤクコットンなど、獣毛が入って
いるものでもOKなのですが、
具合が悪いと反応することも。


この経験から、素材にはこだわって、
せめて、私自身が、痛いとかかゆいとかの
反応がないものなら安心・・・と思って選んでいます。

そう、染料も怖いなと。
きっと、いろんな薬品処理がされていて、
どれがどう反応するのか分からないのだけれど、
危険性があるものなら、避けれればと思います。

もちろん、100%ピュアなものにしつくすのは
現時点では難しいので化学染料の布も
取りいれて使っています。
何事もバランスだなとは思います。

今現時点で、できる範囲で、
最善を尽くす。それがモットーです。

マリーゴールド、アルミ媒染のストール。




今年は去年から染めためている糸がたくさんあるので
草木染めのストールをシリーズ化して
お披露目できるかなとわくわくしています。


染めた糸は、1年くらい寝かせてから
使っています。
退色を防ぐために、
ゆっくり、色をしみこませています。
(ケチャップがとんでしみになってしまった服も
すぐに洗ったらとれるけど、しばらく置いておいたら
とれなくなる、みたいな発想かな。)


草木の色をいただくことが
当たり前に暮らしのなかにあるような、
そんなライフスタイルを提案していけたらなと思います。

いつかは、すべて草木染めでたつけを。
そんな夢を描きながら。