二人だと2倍以上・・・
石徹白洋品店に新たなメンバー、
杉下仁美ちゃんを迎えてから
およそ1カ月。

まだ1カ月なの!?と思うくらい
濃密な日々を過ごしております。

これまで、デザイン、生地づくり、生地探し、
サンプルづくり、仕様書作成、副資材調達、
裁断、縫製依頼などなど
ほぼ一人でやってきて、
まあまあ、こんなもんかしら、と思ってきたけれど、

今思えばものすごい時間がかかっていました。

デザインのアイディアも仁美ちゃんは豊富だし、
生地選びの視点もまた私と違って
広がっていくし、
何しろ、彼女はプロのデザイナーとして
実績を積んできたので、
工場さんとのやりとりも、的確!

私自身ものすごく勉強になるし、
よりよいものがつくれていっている感覚があります。

それと同時に、彼女がいてくれることで
私の軸を確認する必要性がでてきて、
これまで自分だけの中での判断を
人に説明すること、理由を述べる機会が
増えていくので、
一番大切な芯がどこにあるのか
自問自答することが多いです。

何が石徹白らしいんだろう、
どうすれば石徹白洋品店のアイデンティティを
伝えることができるんだろう。

最近の私のテーマはこれです。

そして、どういう人に
どういう気持ちで
着てもらいたいんだろう。

ここ大事ですね。

どんな人にでも喜んでもらう、
なんて、ちょっとやっぱり難しくって、
でも、むしろ、こういう人にこそ
気に入ってもらえれば嬉しい、
っていうのがあるんです。


その上で、どういう方法で
販売していきたいのか、
どれくらいのボリュームを
どれくらいのクオリティのものを
つくっていきたいのか。


先日、美濃のマーマーマガジンのお店に行って
えみおわすさん、というそれはそれはすばらしい
ブランドのお洋服を見てきました。

染めも、デザインも、縫製もすてき。圧倒的。
どれが欲しいか迷っちゃうくらいの
バリエーション。

だけれど・・・
石徹白洋品店は
きっとまた違うあり方を
探っていきたい、と改めて思えたのです。

真似っ子じゃない、
石徹白洋品店にしかできないこと。
それが何なのか。
を追求していこうと強く思いました。

そう思わせてもらったえみおわすさんの
お洋服たちは、本当に素晴らしくて、
ぜひ欲しいなあ、と思うのだけれど、
会期中にもう1回行けるかな。。。行きたいな。。。



さて、そんなこんなで、杉下仁美ちゃんパワーによって
今年初めて、冬物のたつけ・はかまづくりに
現在勤しんでおります。

ウールやカシミヤ(←すごい掘り出し物よ!)の
高品質な生地たちを揃えられそうです。

これらは、ReTaiLさんという
一宮駅のすぐ近くにあるお店で発掘してきました。

ReTaiLさんは、尾州産地の織物で
一般のマーケットに出ない生地を
扱っていらっしゃいます。

尾州は織物で有名ですが、ロット(生産量)が大きすぎて
有名ブランド、服飾業界にしか流れていかない布ばかり。
一方で、サンプル用につくったものや、
業界で流通しなかった布がわんさかあって、
かつては、それが捨てられていったそうです。もったいない!

それらを機屋さんたちとタッグを組んで
コレクションして一般の私たちに提供しよう、
ということで始められた取り組みです。

けっこうたくさんの布が揃っていて、
かつ、仁美ちゃんの審美眼によって
どんどんいいものが掘り出されております。

そういう目は正直、私はまだまだ未熟なので
彼女と一緒にReTaiLさんに行くことで
学びがとても多かったです。

定期的に通って、
いい素材をどんどんピックアップしていきたいと思っています。

それと同時に、これまでずっとやりたいと思ってきた
オリジナル生地の開発にも取り掛かっていきたいと
考えています。

石徹白洋品店らしい生地。

これまで、手織りの生地は、
みずほ園の木田さんに
こつこつ織ってもらってきました。

が、これをたつけ・はかまに使うのは
正直もったいないような気がして、、、
そういうのも、今後作っていって
作家物として発表できれば。とも思っていますが、

染め織りの納得いく、機械織りの生地も
揃えていければなあと思っています。



ここしばらく、仕事も充実して、
子供たちもパワフルになって
なかなかPCに向かう時間がとれず
ブログ更新が滞っておりました。

まとめていろいろ書いてしまったので
とりとめのない内容となってしまいましたが、、


とにかく!!

仁美ちゃんと二人になって
内容もスピードも、
すべて2倍以上となっております!!

これからの石徹白洋品店を
ますます楽しみにしていてください!!!


ちなみに、

冬前の営業は終了しましたが、
事前にお電話いただければ
対応させていただきます。

0575-86-3360です。

が、現在、カメちゃん(カメムシ)がひどくて
虫が苦手な方はご遠慮くださいね。
雪がすごそうな予感です。
 

初雪は11月でしょうか。

冬支度にも勤しんでおります。
どんな冬になるのか~、
みなさな、温かくしてお過ごしくださいね。

では!
 
絵本読み聞かせ@石徹白保育園
石徹白では少しずつ紅葉が始まっています。

赤、黄色がちらほらと、山々に見かけられ、
落葉も増えてきました。

確実に冬への準備が進んでいます。

さて、昨日は、石徹白保育園に
絵本の読み聞かせに行ってきました。

最新作、「泰澄大師、白山への道」を
読ませていただき、絵本の贈呈をさせていただきました。

保育園児にとってはちょっと長いかなあ、
という気がしましたが、
最後までしっかりと聞いてくれて、嬉しかったです。


一人一人に絵本をお渡ししました。
おうちでも読んでくれると嬉しいです。


この後、砂遊びをしていたときに、
年長さんのNくんが
絵本に出て来る「雨のやり」を作ろう!とか、
おたけり坂がどうとか、話をしていたので
すでに絵本が浸透している!と感激しました。

子どもってすぐに応用して
遊びに取り入れてしまうんだから
すごいですね。見ていておもしろい。


さあ、第3作目はどれにしよう!なんて
今からすでに妄想を膨らませています。

11月11日まで、クラウドファンディングにて
ご支援を募っております。
現在、66%の達成率ですので
あと半分弱です。

どうぞご協力をお願いたします!
 
遠野旅行
今年の営業が終わった直後、
遠野へ出かけてきました。

主人の出張にくっついて
お仕事の仲間のみなさんに
お世話になりながら
幼児2人連れで飛行機にもチャレンジ!

移動が多くてなかなか大変でしたが
行くことができてよかった。

私の学生時代のベースは文化人類学・民俗学。
といっても、そんなに真剣に先人の研究を
堀り起こしたわけではないし、
何か詳しいわけでもないけれど、
宮本常一の師、柳田國男は外せません。

となると、やはり、遠野物語はかねてから
関心が高く、「遠野」という地名を聞くと
胸が騒ぎます。

事前情報もあまりなく、
遠野物語も斜め読みしたことのある程度で
内容はほとんど覚えていない・・・状態でしたが
とにかくまずはその土地で感じるままのことを
受け取ってみようと、子ども二人連れて
様々なところに足を運びました。

伝承園。


ここには、遠野の暮らしが凝縮されていました。
建物も美しく、
今、ちょうど刈り取りのときということで
稲が玄関口にハサガケしてありました。
種採り用かな。

カッパ淵のすぐ近く。
長男もカッパ帽子をかぶらせてもらいました。(笑)


竹細工、藁細工、機織、そして水車小屋。
どこの田舎にもあった風景。
おうちの中には囲炉裏をたいて、
おばあちゃんたちが手仕事をしています。

きっと何も特別ではないかたちなんだけれど、
私にとっては、自分自身も継いでおきたい技術ばかり。

そしてここには、おしら様の伝説が残っていて
その強烈な場所がありました。


おしら様とは、蚕の神様、馬の神様といわれています。
ここでは、桑の木でできた人形に
願いを書いた布を託すことができます。

この土地でのおしら様の伝説↓ウィキペディアから。

*****

東北地方には、おしら様の成立にまつわる悲恋譚が伝わっている。
それによれば昔、ある
農家がおり、家の飼い馬と仲が良く、
ついには
夫婦になってしまった。
娘の父親は怒り、馬を殺して木に吊り下げた。
娘は馬の死を知り、すがりついて泣いた。
すると父はさらに怒り、馬の首をはねた。
すかさず娘が馬の首に飛び乗ると、
そのまま空へ昇り、おしら様となったのだという。

『聴耳草紙』にはこの後日譚があり、
天に飛んだ娘は両親の夢枕に立ち、
の中の蚕虫をの葉で飼うことを教え、
絹糸を産ませ、それが養蚕の由来になったとある。
以上の説話から、馬と娘は馬頭・姫頭2体の
養蚕の神となったとも考えられている

******


お蚕、桑と聞いて、なんだか血が騒ぎました。

ここでは養蚕は暮らしを支える大切な仕事の
1つだったのでしょう。
こんなところでお蚕様の神様に出会えて
なんだかご縁を感じました。

というか、やはり、衣食住にかかわるすべてのことが
生活そのものだったということを痛感。
当たり前の暮らし、ということが何なのか・・・
考えさせられたのです。


そして、また、話は飛びますが、カッパの伝説も
たくさん残っています。
私たちが訪れたカッパ淵は、
お寺が火事になったとき、
カッパが頭のお皿から水を噴き出して、
火事を消し止めた、という伝説が残っていました。


しかしながら、なぜ、この土地に民話が八百余りも
残っていて、それが、今や遠野の代名詞のように
語られているのか・・・

ここは、どこにでもありそうな、田舎でした。
広々とした土地に稲穂が頭を垂れ、
人々が稲刈りに勤しみ、
周りを見渡すと豊かな山がそびえる。

小川が流れ、朝霧が美しくて、
いわゆる日本の里山・・・


確かに、この雄大な自然に囲まれ、
自然と人の生活の境界があるようなないような
そんな土地において、さまざまな神様の存在を
感じることができるように思いました。

その淵に座っていたら、
カッパなのか、何なのか、そこに居るような・・・
その家の縁側をふと見ると、
座敷わらしがほほ笑んでいるような、そんな気持ちもしてくる。

でも、それって、きっとどこでもあった、
誰でも抱いた感覚のように思うのです。

石徹白で民話絵本をつくっていて
それにまつわる場所を訪れると、
何かの存在を感じる。

ねいごのふたまたほおばの怪猫が
本当にいるようなおどろおどろしい雰囲気の
山があったり、
泰澄を水場に案内した熊が
本当に出てきそうな、そんな奥山だったり・・・

私が今回遠野で思ったのは、
そういった民話を採集して残していきたい、
伝わってきた民話が大好きだった
遠野出身の佐々木喜善氏がいたから、
それを柳田國男が形にすることができた。

すなわち、地域の人が民話を愛し、
伝えていたから、今にまで残るんだ、という
単純なことに大切さを覚えたのです。


なんだか、とってもシンプルなことなんだけれど
そのことにハッとしました。

それ以上でもそれ以下でもない、
ただそれだけのこと。

神様の存在もそうなのかもしれません。

石徹白の人々は、神社も御寺も御堂も
とても大切にされていて、
きれいにお掃除されるし、
お参りも欠かしません。

そうしていると、次の世代の子どもたちも
同じように大切にしようと思って、
それがどんどん伝わっていく。

それに手を合わせることが
心のよりどころとなって
暮らしていく中での芯ができていき
安心安定の源となる。

それが当たり前のこととして繰り返される
共同体である、ということが
石徹白をあらわす1つのこととなる。


私はここ石徹白に住まわせてもらって
この土地の1つの特徴は信仰だと思うのです。

でも、それは何か特別なことではないし
石徹白では当たり前のことなんだけれど、
この地に住まう人がそうしてきたことなのだから
ある意味、どの土地でもそうなる当たり前のこと、
ではないのです。
(分かりにくい表現ですみません)


私はどういう場所で暮して行きたいか、
自分がどう在りたいか、ということと、
それについて、自身がどう行動するのか、
ということが本当に大切で、
思っているだけでは叶わないし、
「日常」に振り回される」と嘆いていてはいけなくて、
むしろ、「日常」を在りたい方向に持って行くことが
あるべきかたちなのかな、と感じています。

加えて、その「自分」というのは
あくまでも、住まう地域に依拠していて、
その土地の方向性や雰囲気を
まずは尊重していきたい。と思います。

遠野の話から、長くなってしまいました。

遠野は馬の産地でもあるそうです。
ナイスバディーな競走馬たちが
幸せそうに暮らしていました。




またいつか、今度はもっとゆっくりと訪れたいです。

遠野へのご縁に感謝して。

2016年、実店舗での営業終了しました
今年、2016年も、もうあとわずか。
石徹白は一気に秋を深め、
紅葉まであと2週間くらいでしょうか。

朝晩はストーブをつけたいくらい
冷え込み、昼間は秋晴れの美しいかたちの
雲たちにとりこになります。

瞬く間に去っていく秋を
もうちょっと愉しみたい・・・・と
思っている間に、薪の準備や冬野菜のとりいれ、
漬物を漬けるのに大忙しで
気が付いたら冬・・・という毎年恒例の
慌ただしい季節です。

さて、おかげさまで、先週の日曜日、10月9日を
もちまして、石徹白洋品店実店舗での
営業を終了いたしました。

今年も多くのお客様においでいただきました。

新店舗(工房&店舗)での営業で
新しい気持ちで過ごすことができました。
染めの作業も、これまで以上に進み、
また、藍の栽培においても
新たな出会いや発見に満ちていました。

今年は本当に盛りだくさんな営業期間。
おいでいただいたみなさまに、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


さて、この冬からは、
少しずつ外へ出て、
御師活動(?)をします。

御師とは、かつて、石徹白から地域外において
白山信仰を広めてきた宣教師のような存在で、
その末裔が現在石徹白に住む方たちです。

夏は白山への案内や宿をして、
冬は深い雪の里を降り、
信仰を広めていたわけです。

そう、石徹白洋品店も、石徹白を広めるべく、
石徹白のたつけを多くの方に履いていただけるよう、
下山する機会を増やして参ります!!

11月23日には米ご飯まつり(瑞浪市)でのイベント出展、
12月2日~17日にはSTENPORT(岐阜市)での企画展、
1月後半には飛騨古川での企画展を予定しております。

詳細が決まり次第お知らせします。

冬営業は初めてで、
そのための冬素材を、
一宮で仕入れてきました。


以前もご紹介した仁美ちゃんのおかげで、
とても素晴らしい上質な生地たちに出会えました。
さすが、目利きでございます!

とはいえ、デッドストック的な布たちなので
数量限定でのお作りになりそうですので
早い者勝ちです♪

みなさん、楽しみにしていてください!

またゆっくりご報告いたします。
 
石徹白小学校に絵本の読み聞かせ&贈呈へ!
10月11日、石徹白小学校に
石徹白民話絵本最新作
「泰澄大師、白山への道」の
読み聞かせと贈呈に行って来ました。

とても残念ながら、写真を撮る余裕がなく。。。

石徹白小学校は全校児童が4名という
県内最小規模校です。

私自身、これほど小さな小学校は経験したことがなくて
分からないのですが、
4人がそれぞれにしっかりと意見を持って
皆発言をしている姿を見て、
個性を大切に見守ってくださっている
先生方がいれば大丈夫なのかな、と思いました。


ねむたくてぐずぐずする次男を
先生に抱っこしてもらいながら
読み聞かせスタート。

息子以外の誰かに、この絵本を読み聞かせるということが
初めてだった私はちょっと緊張・・・しましたが
みんな一生懸命話を聞いてくれて嬉しかったです。

知っている地名がたくさん出てくるからか
前のめり。イラストも気に入ってくれました。

最後には、4人がそれぞれ感想を述べてくれました。

特に、最高学年の5年生のMさんは、

「どうしてこういう地名がついたのか
分からなかったので、それが絵本を読んで分かったので
良かったです」

とのこと。

石徹白小学校では、5,6年生は
白山登山道を泰澄の足跡をたどるような経路で
銚子ヶ峰まで登ります。

そここにある旧跡を学ぶ
1つのきっかけに、絵本がなればいいなあと思います。

 

来年は泰澄が白山を開山して1300年。
それを知って、私自身、泰澄のことを学びたいと思い
今年はこのテーマで絵本を作りました。

泰澄についてはきっといろんなお話が
残っていると思います。
このお話以外にも学びを深めることで
白山信仰について、知見を広げていきたいと思います。


そう、石徹白に来てから
私の中で、学校で学んできた「歴史」が
ようやく実感として理解できるようになってきました。

暗記科目の、社会科、歴史ではなくて、
石徹白の地域に伝わる現実的で連続的な時間の
積み重なりとしての歴史。

そう感じるようになってから
いわゆる「歴史」がより興味深くなってきたし、
学びたい気持ちも大きくなってきました。

自分のこととして、実感として捕えられないと
なかなか興味が湧かないなあ、なんて
小学校から大学までの勉強を思いだしたりしました。


余談でした。

さあ、次は石徹白保育園での読み聞かせが待ってます。
もっと上手に読めるように練習します! 


まだまだクラウドファンディングにて
製作のご協力を募っておりますので
こちらもどうぞよろしくお願いいたします! 

藍の花盛り
今まさに、藍の花が最盛期を迎えています。
寒くなればなるほど、色を濃くして、
揃って咲き乱れているように思います。

確実に秋が過ぎ、冬が来るのを感じとり、
実を結ぶことに必死になっているよう。



間もなく初霜が降りそうな気温になってきました。
今朝はストーブをつけたくなるような寒さ。

昼間は太陽が出ているうちはいいものの
陰って来ると瞬く間に体感温度が下がります。

一番早く実をつけつつある花芽。


霜にあたると種によくないそうなので
そろそろ霜除けを考えなければなりません。

また来年も、藍の葉っぱを収穫するために
大切な種です。

こうして、種を自分でつないでいくって、
なんだか嬉しいことだなあと思います。

そう、この種は、師匠が、滋賀県野洲で学んだ
藍染め師からいただいたもので、
ずっとずっとつないでいらっしゃった貴重なものです。

私も絶えることなく、受け継いでいきたいです。


今年、2回目の挑戦をしたコットン。
前回はコットンボールがはじける前に
冬になってしまいましたが、
今年は見事に実りました!
かわいい。


三河木綿です。
雨が多かったけれど、ちゃんと下を向いてはじけ、
(洋綿は上を向いてるんですよね)
湿気の多いこの時期でも
悪くなることなく、収穫できました。嬉しや。

こちらも種をとって、来年につなげたいと思います。

畑から、繊維のことを考えるなんて
途方もないことだし、
どこまで形にできるかまだまだ未知ではあります。
しかし、根本的なことを知った上で、
服づくりに試みることは、とても大事なことと思います。

それが、布に対して、染色に対しての
スタンスを定める大きなことになると
感じております。
同じものをつくるにしても。


今日、お店に来てくださったお客様は、
亜麻を油のために栽培されている方でした。

繊維として、茎を活用できたら・・・と
お話されていたので、
ちょっと調べてみようと思います。

亜麻とはフラックス、すなわち、リネンの原材料です。

繊維用と食用とは種類が違うかもしれないし、
活用できるか分かりませんが、
廃棄される部分だそうなので
何か形にできないかなあ、と思い始めました。

今日の出会いが、
これからのよりよきものづくりに
つながりますように。

ありがとうございます。
絵本の読み聞かせ&ちょきちょきWS
10月8日に、民話絵本の読み聞かせと、
ハサミでちょきちょきしながら
イラストづくりをするWSを開催しました。

雨が降ったり止んだり、
そして峠道は濃霧に包まれていて、
きっと閑古鳥かな~、なんて心配していました。
が、多くの方が参加してくださり、
とても嬉しかったです!

足もとの悪い中、どうもありがとうございました!!
 
読み聞かせには、古川浩子さんに来ていただきました!
お話が生き生きと語られ、私も楽しませていただきました。


今回は、最新作の「泰澄大師、白山への道」とともに、
第一作目の「ねいごのふたまたほおば」も
読んでいただきました。

こうやって、絵本づくりが積み重なっていくといいなと
改めて実感。第3作目もすでに意欲がでてきています!

急きょ開催することになったイラストづくりWS。
むしろ、こちらがメインのような、
参加者みなさんが本当に楽しんでいただける内容だったと思います。

まずは、南景太くんのイラストが配られ、


その裏面(白い面)に自由にお絵描きします。


何でもOK。
お月さまや、傘、動物やおうちの形など
みなさん、様々な絵を描きました。

そして描いたイラストをちょきちょき切っていきます。
大人も子供も真剣!



切ったものを裏返しにすると・・・
さあ、これは何でしょう!?


これは、ある男の子のシルエットを描いて
切りとったものです。

自分が想像したものと違ったものができて
想定したものじゃないイラストに完成したりするのが
おもしろかったです。

壁に貼るときの組み合わせ方で異なるものになったりと。
久しぶりに無邪気に爆笑する場面がたくさん。
ほんと、いい時間でした。
参加者のみんなではいチーズ!



年内の営業はこれで終わりです。
10月中は原画の展示をしていますので、
事前に連絡をいただければ
オープンいたします。

お気軽にお電話ください。
0575-86-3360
までよろしくお願いいたします。


今年の営業期間は、とても長かったように思います。
そもそも、春から秋の今までが本当に充実していて
何年分にも感じました。

年をとるほど、一年があっという間、といいますが、
私にとっては、逆で、年を経るごとに、
なんだか長く感じています!

今年は特に、藍畑を始めたから、というのは大きいと思います。

畑を4月から起こし始め、苗づくり、定植、刈り取り・・・
葉っぱの乾燥。これで8月末まででしたが、
初めてのことばかりで、師匠の大和とも何度も往復し、
学び続けてきました。

心強い仲間も増え、人間関係も広がった分、
出会いによる刺激も多く、毎日が新鮮さに満ち溢れていました。

藍の葉っぱを収穫した後も、
初めて、冬野菜を植えて、それも大きく育ちつつあります。
石徹白って夏があっという間で、冬が長いのだけれど、
お天道様と、土と雨は、冬になる前に
まだまだこんなにも多くの作物を
私たちに恵んでくださるんだ、と
その大きな力に驚くほど、自然の豊かさを実感しています。

夏場がこれだけ忙しいのだから
冬は長くてもいいな~なんて思ってしまったり、
寒くて雪深い冬の時期も
ちょっと楽しみ、、、という気持ちも大きくなりました。

藍染めをしたい。しよう。と決めたことが
こんなにも、私の感覚を変えてくれて、
こんなにも深く、豊かな気持ちにさせてくれて、
なんだか、まだ染めにまで至っていないのに、
染めるまでにたどりついたとき、
何が見えるんだろう、と今からドキドキしています。

藍の師匠は言います。
「本当の藍染めをできる人は限られている。
藍は、人を選ぶように思う」とおっしゃっていました。

化学藍を使ったことのある人は、
草を育てるところからの藍染めはできない、
それくらい、畑からの染めは大変なことだと・・・。

確かに、そうかもしれません。
より簡単な方法を知ってしまったら、
それが根本的に異なることだったとしても、
戻ることができなくなるかもしれません。

それは藍染めに限ったことじゃないのでは・・・と
思ったりしています。

効率的な暮らし方を追求し、
それを科学技術で実現し、
より「便利」に生きることを否定するわけではないし、
そういう環境の中で、自身も育ってきたと思っています。

けれども、その過程の中で失ってきたものも多く、
私は、それは、何なのか、形にしてお伝えすることは
なかなか難しいなあ、と思うのだけれど、
石徹白に住まわせてもらうようになって
取り戻したものが、私自身あって、
もしかしたら、畑から藍染めをやる、ということも、
それに共通する何かを、自分の心と体に
取り戻していくことに、つながるのではないか、と
想像しています。


それは、
人や、植物や、動物、あらゆる生きとし生けるものへの敬意や
お天道様や水や土に対する感謝の気持ち、
目にはみえないけれど、しっかりと神様の存在を感じること、
なのかなあと思うのです。

生きていることに心から感謝し、
日々の幸せで満たされる、
そんな、とっても当たり前なのだけれど、
もしかしたら、今の時代、難しくなっていることなのかもしれません。


イベントの報告のつもりが、
つらつらと書いてしまいました。

長くなってしまいましたが
読んでくださって、ありがとうございます。

今日も新たな出会いをいただきました。
どうもありがとうございました。
いい一日に感謝して。
 
10月8日13時半より絵本読み聞かせ!
台風の後、風が冷たくなったなあと思うと、
大根や白菜がぐんと葉っぱを大きくしていました。

秋が少しずつ、確実に深まり、
夜になると、冬の足音さえ聞こえるようです。
今夜はミルキーウエイがきれいなほど
星が輝いています。


さて、10月8日(土)は
イラストレーターの南景太くんをお迎えして、
絵本の読み聞かせと、作家のトーク、
さらに、イラストを一緒につくってみよう!という
プチWSを行います。

13時半開始、参加無料ですので
お気軽においでください。

絵本のイラストの1ページ。
菊理姫命が白いキジに。


今回、読み聞かせは、絵本読み聞かせのボランティアをされている
古川浩子さんにいらしていただきます。

かねてから、ひるがのラシェーズや、八幡のあたりで、
読み聞かせをされていることを聞いていて、
いつか、浩子さんにお願いしたいと思っていました!

それがこんなにすぐに叶うとは、うれしや~!!

当日が楽しみです。


そういえば、絵本づくりをしていて、思うことがありました。


私自身も、子供の頃は絵を描くのが好きだったなあ。

でも、いつからか、苦手な分野になってしまって
今では子供と一緒に落書きする程度・・・
もっともっと、1つの表現として絵を気軽に
描きたいのに・・・と思ったりします。


いつから絵を描けなくなったんだろう・・・と
考えたときに、おそらく、小学校の美術の授業で
「きみは、絵を描くのは早いけど雑だ」と
先生から言われていたことや、
自分なりにいいな、と思う世界観を表現したときに、
「何を描きたいのか分からない」と言われたことが
大きく影響しているなと。

学校の先生にそんなこと言われたって
別に気にしないわ~

と思える今の自分。

でもその頃は、学校の世界がすべて。
その世界の住人である教師の言葉っていうのは
私にとっては大きすぎました。残念ながら。

中学では、さらに駄目出しをするタイプの先生にあたり、
さらにさらに絵が描けなくなり、
高校では選択授業だったため、選択せず。

もうここから、絵は、ドラえもんとか、アンパンマンとか
決まったかたちのあるものしか描けなくなりました。


そういえば、裁縫も木工もそうだったかも。
雑だ、下手だ、なんて言わなくてもいいじゃない、
自分が満足しているんだから・・・と
ぐちぐち思ったことを思い出しました。

もっと伸ばしてくれる人が傍にいたら
もうちょっと器用になっていたかもな~なんて。

そんな過去の辛い(?)経験をもとに、
私は、子供たちには、表現することに対して
あらゆるエールを送りたいし、
何でも楽しく取り組める環境をつくりたい。

今回の絵本づくりも、南景太くんの
独創的な世界に触れることで
触発される何かがあるといいなあと思うのです。


前作の絵本「ねいごのふたまたほおば」の
作家トークのときに、彼が言いました。

「ぼくが何を描いても父が褒めてくれた」と。

彼のお父さんもまた、絵描きさん。
うちの息子たちがお気に入りの絵本を
描いていらっしゃいます。
(「あしにょきにょき」「じぶんでおしりふけるかな」の
作者の深見春夫さんです)

きっと、彼の才能は、お父さんの審美眼によって
より開花したんじゃないかなあ、と
ちょっとうらやましくも思ったり。

次にまた人間に生まれることができたら
躊躇せず絵を描けるようになりたいな~、
いや、今からでも遅くないのかな~なんて・・・。
それくらい、私にとって、絵を描くことのハードルは高く、
違う世界のことのように思ってしまいます。
大げさかな・・・。


10月8日の告知をしようと思ったのに
話がずいぶんそれてしまいました。

もう一つ、私の好きなイラストを。

「石徹白の人々」


(この物語の舞台は700年代。
どんな家の形だったんだろう、と
地域の翁に尋ねてみると、
今のようなクレ葺き屋根ではなかったんだろう・・・という話だったので
こんな形のおうちになりました。)

ほのぼのとして、明るい雰囲気の集落の人々が
なんだかほっこりとした気持ちにさせてくれる一枚です。


長くなりました。
(久しぶりにゆっくり書ける時間がとれて!)

ではでは10月8日、お待ちしております!! 
10月8日、9日 あかりアート展実施中にACクラフトにて
10月8,9日は岐阜県美濃市の
うだつの上がる街並みで
「あかりアート展」が開催されます。

このお祭りは、和紙の産地、美濃で
美濃和紙を活用し、まちづくりを推進する試みとして
始められ、もうすでに23回を数えるイベントとなっています。

この2日間、多くの方が美濃を訪れます。

そんな街並みの中にたたずむ
ACクラフトさんという家具屋さんがあります。


(杉のスツールと、天然ヒノキの天板の机)

うちの工房の机やいすをつくってくださった
素敵な家具屋さん。
針葉樹(杉やヒノキやカラマツ等)を使った
家具づくりに勤しんでいらっしゃいます。

こちらで、先般、東京の新木場で開催された
「実生展」の巡回展が開催されます。

(実生展の様子です)

石徹白洋品店からも、
ストールや、野良着ズボン「たつけ」、
こぎん刺しの小物などを展示していただきます。

ぜひ足をお運びください。
 

実はまだ私自身、一度もあかりアート当日に
美濃の町に行けておらず・・・
今年こそは・・・と思いつつも、子供が小さいので
彼らの様子次第になりそうです。


ここからは、つぶやき・・・

今日は、次男がほぼお昼寝しなくて
精神的に大変な一日でした。
昼間、1時間くらいは自由な時間がある、
と踏んで日々過ごしているものだから、
それがないときのショックといったら・・・
毎日が本当に刹那的に過ぎていきます。
 
そんな時期も、過ぎてみればあっという間、、、
と長男(3歳)を見てれば思うのですが、
やはり、渦中の間は、それが現実のすべて。

明日はどんな一日になるかしら。
戦々恐々としながらも、
できることを積み重ねるのみ。です。

今日も平和(?)な一日に感謝して。 
10月1日~9日営業しています&クラウドファンディング開始しました!
10月1日(土)~9日(日)は
いとしろ民話絵本第2作目の原画展に合わせ
営業しております。

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日程:10月1日(土)~9日(日)
時間:10時~16時
場所:石徹白洋品店

作家トーク&絵本読み聞かせ
10月8日(土)13:00~
参加費:無料 
→作家トークの中で、景太くんとともに、
イラストをつくってみよう!というプチWSを開催。
お子様連れでぜひおいでください!!

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南景太くんの意欲作、
「泰澄大師、白山への道」の素晴らしいイラストたちが
ギャラリーを彩ってくれています。



ぜひ生のイラストをみなさんにご覧いただければと思います。

そしてそして、昨日9月30日より、
クラウドファンディングReadyForにて
絵本の制作費を募らせていただいています。

サイトはこちらです

前作のときは、初めての試みということで
製作にかかったすべての金額、50万円を募らせていただきました。
多くのみなさまのご協力のおかげで、
無事に集めることができ、
500冊の絵本を製作できました!ありがとうございました。

そして、今回は、前回の糧があり、制作費の一部ということで
30万円のご協力を募っています。
30万円の内訳としましては、
印刷費10万円、
絵本製作費20万円です。

2回目ということで、大変恐縮ではありますが、
もしもご協力いただけたらとっても嬉しいです。

絵本づくりは、最低3年は続けたい、
できればそれ以降も、毎年出していきたいと思っています。

もちろん、前回・今回と絵本を販売するので
それがたまっていけば、次作はもしかしたら
クラウドファンディングをしなくても
製作可能かもしれません!

販売努力もしていきますので、
今回、ぜひとも、ご協力いただければと思います。

ちなみに、クラウドファンディングでの協力はちょっと・・・という方で
委託販売にご協力いただける方がいらっしゃったら
そちらも、ありがたいです!!

クラウドファンディングでは、魅力的(と勝手に思っています!)な
リターンも準備しておりますので、ぜひサイトを覗いてみてくださいね。

前回に続き、南くんのイラストもリターンに入っています。


私はこのイラストが大好き。
熊なんだけど、普通の熊よりも愛着が湧くような肌感❤


今回はそういう愛らしいイラストが多いです。

クラウドファンディングは11月11日までです。
それまでに一人でも多くの方にご賛同いただければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします!