【工房建築】2階の雰囲気があまりにも良くて・・・
工房建築が雪の中進んでいます。

今の雪の状態はこんなかんじ。
(写真がちょっとゆがんでしまいました。
工房がゆがんでいるわけではありません・・・)


大工あらべえのお父さんが
なんと雪下ろしを手伝いに来てくださって、
見事な技術でさくっと下ろしてくださいました。

雪国で生まれ育った人の技は
全く違います。
見習いたいくらいのテクニックを披露してくださいました。

今年は雪が少ないとはいえ、
先日、どかっと降った雪で、屋根の上は1メートル以上ありました。
そろそろ下ろさねば・・・と思ったところに偉大な助っ人。

本当に感謝感謝です!!

さて、天井が張られ、2階の姿があらわになってきました。


これは一階の天井ですが、
垂木を使って、とてもかっこよい雰囲気になっています。

こだわるところがすごいです。
天井を張ると実際の垂木が見えなくなって
残念だなあと思っていたところに、この配置!

そして2階はこんなかんじになってきました。


主人(身長180センチ)が立っても、端っこでも大丈夫。
もともとの設計では、もっと低い天井の予定だったので、
とてもありがたい変更です。

2階はもともと寝るだけの部屋にしようかと思っていたのですが
あまりにも雰囲気が良くて、寝るだけにするなんて、
もったいない!と異なる用途を考え始めました。

床板も、なんと、手鉋(てがんな)で仕上げてあるそうで、
機械仕上げでは出ないという光沢があり
何とも美しいです。
まるで、ワックスか何かで仕上げてあるようです。

木造一間で、これだけ広さをとることは
現状の建築基準法では難しいことだそうです。


とにかく、型破りの、しかしながら、昔の技法をベースとした
つくりにこだわってつくってくれているので、
見ていてため息が出るような丁寧で緻密な仕事が
そこここに見受けられます。

早く仕上がって、多くの人にご覧いただきたい
という思いも募るとともに、
これだけの仕事なのだから、もっとゆっくりと
つくりこんでもらってもいいのでは・・・という気持ちと
行きつ戻りつ・・・。

想定していたものがあったとはいえ、
実際に完成してみないと分からない部分が多すぎて、
春オープンの予定ではありますが、
ちょっと難しい感じがしてきました。
建物が完成しても、家具や様々な設えが
必要になるので、時間もかかりそうです・・・。

あまり焦らず、
しかるべきタイミングで
お披露目できるといいなと思っています。
 
宝物のBOROたち
かねてからお世話になっている
石徹白のT翁。

石徹白の歴史や文化、
暮らしの話しをいつも聞かせてもらっています。

その中で、「うちのおばあさんは
機織をしていた」ということを
おっしゃっていたので、
「古いたつけはありますか?」と
お尋ねしたところ、
「探しておくわい」。

そして今日、それらを見せていただきに
お邪魔しました。

それらは、もう、私にとって、
本当に宝物ばかりで興奮しまくり。

見たことのないような
布の組み合わせのたつけや、
あまりにもふわふわした気持ちのいい
麻の「はかま」などを見せていただきました。

そしてその中に、
「何に使ったか分からんのだが・・・」といって
見せていただいたのが、
あまりにも美しい刺繍が施されたもの。

黄金色にみえる糸はまぎれもなくここの土地で
栽培された麻の苧(お)。
そして地は、細かく織られた麻布に藍染めを施したもの。



思わず息を呑む美しさ。
意匠はこぎん刺しと限りなく似ていて、
でも、刺し方はこぎんではなく、刺し子風。

しかも、デザインは一種類ではなく
何種類もの異なるものが差されていて圧巻です。

一体何に使ったものの残りなのか
分からないと言いますが、
丸い形で、何かを入れる袋なのか、
足や手を包むものなのか・・・

なんとも大切に大切につくられ、
大切に大切につかわれ、
そして、大切に大切にとっておかれているということが
一目で分かる、光り輝くBOROです。
見ているだけで愛おしくて涙が出そうです。

博物館のショーケースじゃなくて、こうして、
ここのおばあさん(大正2年生まれの方)がつくられた、
というおうちに今もあることが、
より私の心に、大きく響くものを残しているように感じます。

さらに、これ。何でしょうか。



これは、赤ちゃんの「金太郎さん」的前掛けです。
これも胸のところに刺繍がされていて、
子供を思う母(もしくは祖母)の温かく包み込むような
愛情が溢れて来るものです。

すべて麻、ここで育てられ、績まれ、そして織られた麻布。

あんまり素敵なので、寸法をとらせてもらって、
我が子にもつくってみようと意気込んでいます。


ものづくりには
そのものをつくる人の心が
映し出される
ということを言いますが
私はこれらを見せてもらって
まさに、そのことが
いっぺんに
心の中に、ずしん、と入って来ました。

もちろん、心のこもった美しいものって
たくさん見てきて、感動してきた。

でも、やはり、今、私が住むこの石徹白で
それほど昔ではない時代において、
この土地で育てた麻で、
この土地の人が糸を績み、布を織り、染めて仕立てて
大切に大切に使ってきたものが、
今の私の目の前にある。
という事実。

私はこれらを自分の手元におかせてもらって
色々と調べたりしたい、と願望を持ったのですが、
それよりも、一目でも見せてもらえた喜びと、
燃やされることなく、大切に保管されていた背景にある
T翁のお気持ちを共有させてもらったように思え、
もう、心が満たされるばかりでした。


私もいつか、これらのようなものを
創り出すことができるのだろうか・・・

それは私の一生の挑戦、
一生の問い、投げかけのように思えてきます。

それほど、圧倒的で、
美しくて、輝いているものたちだったのです。


そして、やはり・・・
石徹白でも藍染めがされてきて、
それは欠かせないものであったことが
T翁に見せてもらった布ものたちから
分かりました。

どれもこれも基本的に藍染めが施されている。
だからこそ虫にも食われず
丈夫に使い続けることができたのでしょう。

さらにさらに、
今つくっているたつけやはかまのような
すべて直線断ちの縫い方だからこそ、
小さな布もすべてとっておいて、
後で何かにすべてきれいに使い切れる。

カーブでつくる洋服とは全く違うこの効率の良さ。
私はこの国の先人らに、本当に頭が下がる思いで
布たちを眺めました。


こんな素晴らしいものたちを
お借りすることができたので、
ゆっくりとじっくりと
手元にあるうちに
見せてもらい、
その心の部分を
学んでいきたいと思います。

T翁に心から感謝して。 
中津川へ
昨日今日と1泊2日で中津川阿木にある
しずく地藍工房さんへ行ってきました。

次男が産まれる前、
去年の春から秋にかけて、
藍の栽培から藍染めまで学べるWSに
1月に一度通いながら参加してきました。

なので、今回訪れるのは1年以上ぶりで
とても久しぶり。わくわくして行きました。


昨年、藍染めを学ぼうと思ったのは、
軽い気持ちからでした。

草木染めをやっていく者として
藍染めとは、どういうものか、
知識の一つとして頭の中に入れておきたいと思ったのが
最初のきっかけでした。

自分自身が、石徹白で藍染めをやることなんて
そのときは、正直、まったく考えていなかったのです。

あまりにも大変で
私には無理だろうと感じました。

しかし、1年ほどたった今は、
今年から、藍の栽培を、
そして、藍の葉が在る程度まとまったところで
藍建てをして、染めを試みてみようと、意気込んでいます。
そのときは、こんなふうな考えになるなんて思っても
いませんでした。

けれど、きっと、去年半年間、しずく地藍工房さんに
WSで通ったことも、今につながる一つの伏線だったのかも
しれません。そんなふうに思うようになりました。


やはり、藍の色というのは日本人の心に、
血肉にすでに組み込まれているのでは・・・と
思うほど。日本人の多くの好む、そして私自身も
大好きな色味です。

私は今は、浜松から仕入れて来る
インディゴ染め(化学藍染め)の布を頻繁に
使っていますが、本藍染めでない藍であっても
やはり藍は藍。その色をいちいち眺めては
にやにやしてしまいます。

この色、いや、これよりもっと深みがあり、
しかし透明感に溢れる凛とした藍色を
しずく地藍工房の戸塚さんは染めてくれます。

こんな色を、私も出せたら・・・そんなことを
思いながら、ワークショップに参加してきましたが、
それは、私の今後の目指す色として
より明確になってきました。

藍染めの師匠、日置智夫さんには、
「あなたには、あなたの色がある。それを出せればいい」
と言っていただいていて、
石徹白の土や水ならではの、
私らしい色を追求していくことが
きっと醍醐味なんだろうなと思っています。


さて、今回の訪問の目的、
それは、藍栽培に関する土づくりについてと、
藍甕小屋の構造についてお聞きすることでした。

土づくりについては、いろんなことが
頭をめぐっています。

石徹白で無肥料無農薬で野菜をつくってみえる
サユールいとしろさんに、藍の栽培について
ちらっとお話したことがあります。
何も肥料を入れないからこそ、雑味がなく、
お野菜そのものの味がしっかりと濃く感じられる、
そんな農業をされている稲倉さんは、
「藍の色も同じじゃないか?」
「何も入れない方が藍そのものの美しさが出るんじゃない?」
とアドバイスを下さいました。

確かにそうかもしれません。
野菜を食べると、本当にそう感じます。
栄養過多な畑で育ったものは、
どうしてもその肥料の匂いというか、
えぐみというのを感じることがあります。

稲倉さんの野菜には、まっすぐで、余計なもののない
シンプルなんだけど、力強い何かを感じるのです。

藍の色もそうかもしれない・・・
あまり手を加え過ぎず、藍の力と、
土と光と水と、そして人の手と・・・
出来る限りシンプルに・・・。

そう思うと、何も入れないという選択も
ありなのかなと思いつつも、
石徹白は寒くて、藍の2番刈りが
できないかもしれない。
だったら、やはり、肥料をある程度入れて、
葉を茂らせる方法を考えたほうが
よいのでは・・・
ということも頭をよぎります。

鶏糞か、牛フンか、堆肥か・・・
色々と考えていたけれど
未経験者の私があれこれ考えていても
しょうがないと思い、しずく地藍工房の戸塚さんが
実践されている藍の有機栽培について
思いきって聞いてみたのです。

すると、やはり、肥料のバランスには
常に気を配っているという話で
何か1種類のものを入れるというより、
土をいいバランスに持っていくために、
様々な要素を組み合わせて堆肥づくりを
されているということでした。

私もそれを学んでみたいと思い、
どこで学べるかも教えていただきました。
実際に勉強に行けるか分かりませんが、
「バランス」という話には納得がいき、
できれば、有機栽培で、土の状況を整えながら
やっていきたいと思ったのです。

その他にも、藍小屋づくりについて、
藍甕の入れ方について・・・

短い時間でしたが多くの学びがありました。

子供がいるから・・・と
出不精になっていましたが、
やはり現場に赴いて、
直接お会いしてお話することの大切さを
改めて感じました。

そうじゃないと分からないことが多い。
インターネットが発達しても、
やはり顔を合わせて話をしなければ
分からないことがほとんどだと思います。

とはいえ、今日はもっとも冷え込んだ日で
雪も降って、畑は真っ白・・・外は氷点下・・・


お伺いして、外部でお話をしてくださった戸塚さんに
かえって申し訳なかったです。。。

が、本当にいい学びの一日となりました。
ありがとうございました!!



本格的な冬が到来し、
石徹白はここ2日で1メートルほどの
積雪となりました。

ようやく石徹白らしくなりました。
安全運転で、楽しい冬を過ごしたいと思います。
ようやく冬らしく・・・
今年は本当に雪が少ないですね。

1月15日に、何となく降り始め・・・


ようやく辺りが白くなりましたが、
この雪もすぐに消えてしまいました。

そして、今週、まとまって2日間ほど降り、
60センチほど積もりました。


大寒ということで、
例年なら、2メートル以上の積雪も珍しくなく、
屋根の雪下ろしもするところなのですが、
今年はまだ一度も下ろしていません。

このまま春がやって来る・・・なんていう淡い期待を
してしますが、今週末に寒波がくる、という話なので
どうなるでしょうか・・・

建築中の工房は、雪囲いがされましたが、
どれくらいまでの雪なら大丈夫か・・・
あらべえ大工は、石徹白ほどではないと思いますが
豪雪地域の出身なので、ちょっと安心?!


雪が少ないと日常の生活は楽です。
道路も危なくないし、外に出るのも簡単。

普段は、朝、除雪に一仕事。
保育園の送迎も、少なくとも30分前から
除雪に車の準備にとりかからなくてはなりません。

だから今年はありがたいです。

とはいえ、石徹白に暮らして来た人と話をしていると、
当たり前のように雪が降り、
それを前提として生活しているから、
降らないのも困る・・・というような感じを
言葉の端々から感じます。

スキー場もあるし、
除雪も一つの仕事。

それらが成り立つことが
生活を成り立たせているのですね。

確かに、今年は異常に温かかったので
早めに保存食を上げてしまわないと
腐敗してしまうかんじがして、慌てて冷凍保存しました。

暖冬はありがたいとはいえ、
さまざまなことを、
ぜんたいとして考えると、
降るべきときに降ることは大切なこと。

しかるべきときに、
しかるべきことをする。

石徹白人のふところの深さを
改めて感じる冬になりました。
カンボジアでエネルギー自給のプロジェクト
今の私の原点ともなる場所、
それがカンボジアで伝統織物を
復活させている
クメール伝統織物研究所です。

主宰されている森本喜久男さんは
10年以上かけて、
伝統の絹織物をつくりだすために必要な
「伝統の森」を生み出してきました。

ここでは、荒野を耕し、畑をつくり、
桑を植え、養蚕を始めた。
そして、染め材となる草木を育て、
繭から糸を引き、それらを染め、
織物が創られています。

織物に携わる女性たち、
そして彼女らの家族らが
ここを暮らしの場として
食べるものを育て、魚を獲り、
豊かな気持ちで幸せに過ごしています。

自然の恵みに依拠し、
土から生まれた布を暮らしの糧にし
自然のペースとともに成り立つ村ですが、
ここで使用されるエネルギーは
まだ石油に頼っています。

そこで、ここを流れる川を使った
小水力発電を導入することで、
この村で使用される電気を賄うという
プロジェクトが始まっています。

私が岐阜市に住んでいたときに
ご縁のあった名古屋大学で環境学を学び、
小水力発電の設計をしている若き専門家、
岡村鉄兵くんが、
現地に足を運んで、
調査をしながら導入作業を進めています。

また、国際協力のエキスパートである
田島誠さんを中心にしたメンバーが集まり、
このプロジェクトの成功に向けて、
動き出しています。

このプロジェクトに必要な資金は約700万円ですが、
その一部を、クラウドファンディングで募ります。
1月15日から90日間の間で100万円の
資金調達に挑戦します。

こちらが、明日1月15日からスタートする
サイトです。 

私は現地に行って何かお手伝いすることが
なかなかできませんが、
プロジェクトの資金集めや広報など、
日本でできることをやっていきたいと思います。



私はいつか、ここのように、
「衣」を中心としながら、
自然とともに暮らす場を
実現させたいと思っています。

そこに関わる人はみな充実し、
幸せで、子どもも大人もみな心豊かに
ときをともに過ごしている。

そんなイメージを持ちながら、
そのために、今できると思うこと、を実践しているつもりです。

目標となる場はここと、
そして、2009年に訪れたブータンの
歩いてしか行けない村。

素朴で、たくましく育つ子供たち。
お金がたくさんあるわけじゃないけど、
だからこそ、心が満ち足りた幸せな生活。 



IKTTの伝統の森に学び、
ブータンに学び、
私の妄想は膨らんでいきます。


妄想だけれど、
目の前のやるべきことをやっていけば
近くに辿りつける気がするのです。


一歩ずつ、精いっぱいやっていきたいです。 
出張・石徹白洋品店 2/13-21@揖斐郡池田町
久しぶりのブログ更新となりました。
石徹白は、雪が降ったり降らなかったり。
でも降っても温かくてすぐに溶けてしまい、
最寄りのスキー場でも
まだ全面滑走可にならないという
例年になり雪不足な冬となっています。

雪がないなんてありえない石徹白なので
これからまだ降るかもしれませんが
なんとも分からない状況です。

雪がないのは楽なことですが、
雪があるのが当たり前として在るために、
これほど雪が少ないとかえって不気味な感じがします。


さてさて、この冬は、初めての挑戦を試みます。

石徹白から約2時間走ったところの
揖斐郡池田町にある土川商店さんの
「場所かさじゅう」にて、
出張・石徹白洋品店をさせていただきます。

これまで、石徹白洋品店としては
地域外での企画展は、郡上八幡の
糸カフェさんのみでしたので、
どきどきわくわくしています。

こちらがチラシです。



裏面です。



土川商店さんは、創業150年の商店で
今でも様々な雑貨・食品を販売されています。

ご縁あって、こちらの場所でさせていただくことになり嬉しいです。

絵本の原画を一斉に見ることができるのは、
この機会が最後となります。

また、2月14日(日)には、絵本の読み聞かせや
トークなどを行うイベントも行います。

お天気が良ければ、ピクニック気分を味わいながら
野外で石釜ピザなどをご提供いたします。
(雨天・荒天の場合は室内にて。)

初めての池田町での展示会。
どんな出会いがあるのか今から楽しみです。

私自身は、初日13日と、14日に在廊予定ですので
ぜひぜひおいでください。

お待ちしております!! 
2016、あけましておめでとうございます
あけまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年暮れに行った
郡上八幡の糸カフェさんでの
企画展も、盛況をいただき、
ばたばたと片付けをしたと思ったら
あっという間に新年を迎えることに・・・

糸カフェさんでの企画展に
足をお運び下さったみなさま、
本当にありがとうございました。

大勢の方に、石徹白洋品店のものづくりを
ご覧いただくことができ、本当に嬉しかったです。

素材へのこだわり、
日本の伝統的な衣服の復刻など、
地道にやってきたことを、
多くの方に共感いただけたように感じ、
励みになる展示会になりました。 

ありがとうございました。

今年、2016年はどんな一年になるのか、
今から本当にわくわくしています。

よく、年を重ねれば重ねるほど、
一年はあっという間・・・と聞きますが、
私はまったく正反対。

もちろん、小さな子どもたちがいるので
ばたばたと大変に毎日過ぎていきますが、
それ以上に、これまでの積み重ねの上で
さらに積み重ねていく経験、出会いが
あまりにも濃厚で、
石徹白に移住してから、まだ4年しか
経っていないんだ!と振り返るたびに
びっくりしています。

出会いたいと思っていた人と出会うことができて、
その人からいただく言葉や思いの部分が
私に与えてくれることたちが
なんとも大きく、深く、
そんなときは、本当に学びきれないくらい多くのことが
私の中に入ってきてくれる。

そんな密度の濃い出会いが
一年のうちに何度も何度も
ありがたいことに
あったりして、
そうすると、
石徹白に引っ越してくる前や、
東京に住んでいた頃や、
学生時代のことが、
もはや、前世のことなんじゃないか!と
思うくらい(笑)

日々の出会いからいただくたくさんの宝物。
私はそれらをすべては、うまく、
すぐには消化できないけれど、
今の私なりに、自分なりの大きさの
ポケットや引き出しに大切に入れて、
またいつか、必要だろうというときに
手の上に、取り出してみたいと思うのです。


去年も、そんなことが多くありました。

きっと今年も、
今月も、
今日も、明日も、
日々、そんな連続になるのではないかと
密かに胸を踊らせて
毎日わくわく過ごしていくのだと思います。


そして今年は、というより、つい先日、
久しぶりに高校時代からの親友と出会って
色々と話をしているうちに、
私自身の「軸」がはっきりしてきて、
より潔く、やるべきことを見極めて
進んでいけそうな気がしています。

何をやるにしても、
意識せずしていつの間にやら
中心になってきた、大切なこと。


それは、
伝統的なことを
受け継ぎ、
それに私なりの創造を付け加えた上で
伝えていくということ。


「伝統的な」こととは、
特に規定されているものではないけれど、
それは、例えば、学生時代に出会い
復活の活動をしてきた「水うちわ」だったり
大学の研究テーマとして扱った
「伝統的なカンボジアの絹織物」だったり、
はたまた、今、石徹白洋品店で使わせてもらっている
「ガラ紡の糸」、復刻版を制作している「たつけ」や「はかま」、
「さっくり」に至るまで、考えてみればみるほど、
一本の軸に集約されていっている。

公民館でやらせてもらっている聞き書きの活動や、
去年からスタートした民話絵本づくりも・・・

考えれば考えるほど、
私のやりたいこと、
やってきたことが
はっきりと明確になってきて
きっと、これ以外のことだったら
途中で放り投げてしまって
続けていくことができないのでは・・・と
自分の興味関心の狭さも
認識することに・・・。


今年から開始予定の藍の栽培についても、
やはり、師匠がこれまでやってこられた
伝統的な藍染めの手法、
そして藍染めをされてこられたという経験の中にある「思い」を
受け継いでいきたい、
さらに、「たつけ」の藍染め版も制作したい、
という、一見複合的だけれど、
前に書いた一本の「軸」の中に治まっていることであり、
きっと、長く、続けていく、
ライフワークの一つになるんだろうと思います。


大変なことだと思うけれど、
一心にやりたい、と思うことが
手の届く中に来てくれたことが
何とも嬉しくて。

これからも、地道に、
私なりにできることを
やっていくのみだなと、
改めて思うのです。


今年も子育てと並行しながらなので
たくさんの方にご迷惑と
ご協力いただきながら
よちよちとしか
歩んでいけないんだろうなあと
思いながらも、
この先に広がる、新たな世界に
心踊らせております。


本年も、どうぞよろしくお願いいたします。 
【工房建築】内装工事
雪のないお正月を迎えた石徹白。
こんなに雪のないことは珍しいという話ですが、
お正月も下駄で神社に参ったことがあるとか、
大杉までお正月に行ったことがある、
という話も。

また、豪雪だった昭和38年も
1月15日からものすごく降ったということで、
こういう年でもまだまだこれからどのくらい雪が降るか
分からない状況です!

とはいえ、ここまで雪が少ないと
本当にありがたいです。

現在の工房の様子です。


外壁はほぼ完成し、
雪が降っても大丈夫な状況まできています。

石徹白は雪が2,3メートル積もるので
雪囲いをする必要がありますが、
今年は必要ないかも・・・?

ここは、入った正面のカフェスペース。
壁が立ちつつあり、奥がキッチン、右側がトイレになります。
天井は吹き抜けで、黒い垂木が見えて、カッコいい!


ここは、ワークショップスペースで
6畳と4.5畳のお部屋です。
つなげて使うことを想定中。
奥の間には、階段が来るので少し狭くなります。


かなり手間のかかる作業を続けてくれているあらべえ。
特に、この天井に使っている元垂木は、
洗うのも、釘を抜くのもとてつもなく苦労されていると思います。


古民家再生や、古民家移築が
なぜにお金も時間もかかるか、
よく分かります。

手間と、経験、技術が新築を新しい木材でつくるより
ずっと必要になるのです。
そしてこだわる気持ちも・・・。

昔の木材を活用する、
ほぼ100%自然素材でつくる、
などのこだわりを通した
理想的な家づくりができていると思うけれど
それは本当に大変なことなんだなあと、
つくる過程でようやく分かってきました・・・。

シャワールームは既製品をはめ込むことにしました。
隣は納戸。


2階に泊まってもらえるようにするために、
シャワーだけは設置しました。
冬はシャワーだけでは寒いので、
宿泊される方には、温泉をおすすめするつもりです。

ちょっと分かりにくいですが、ここは土間的なスペースとなり
染めをする場所です。
シンクやコンロを設置します。


家の要素は、これに加えて2階があります。
コンパクトで要素の少ないシンプルな家です。

そうそう、窓も、古民家のものを使いました。
ガラスも古く、味わいがあります。


新しく手に入れようとすると難しいものばかり。
ここに来てくれて、本当にありがたいなあと、
窓を眺めては思っています。


そんなこんなで進んでいる工房建築。
春前には完成予定。
楽しみです。


冬の寒い中、作業を進めてくれてありがたいです。
あらべえに引き続きがんばってもらいます!!!