おばあちゃんのハッピからできた服たち
最近、これはいいなぁと思って
いくつか作っている服があります。

それは、おばあちゃんから借りている
石徹白産大麻布・藍染めで手縫いされた
ハッピ(袖付きサックリ)を
ベースにした服たちです。

このハッピを初めてみたとき、
袖がとってもおしゃれで、機能的と思いました。


そして、よくよく、袖がどうやって
つくられているのか見てみたところ、
とっても機能的な作り方!
長方形の布一枚でつくられていたんです!

それに驚き、これはぜひ暮らしに使えるような
服にリメイクしたいと、最初につくったのが、この服です。


オーガニックコットンの薄いブロード生地で
とろんとした感じの涼しいチュニックです。

袖のつくりと、身幅が、
おばあちゃんのハッピとまったく同じです。
袖のところにゆとりがあって
空気が入るのでとっても涼しい。

そして、ワンピースもつくりました。
コットンの一大産地、トルコの糸で
三河木綿の産地で織られたやさしい布を
使いました。



夏にぴったりなやわらかいものになりました。
縫製も、いつもお世話になっている石徹白の方に
お願いしました。とてもきれいに丁寧に
仕上げてくださって嬉しいです。



私は、ここでつくって、このお店で売りたいものを
出していきたいと思っています。

なんでも作ればいいものではないと思うのです。

長い長い歴史の中で、
自然の恵みを受けて
生きてきた人たちがここにいて、
私はそれを学びたいと思っています。

今生きる社会において、様々な出来事があって
やるせないと思うことがたくさんあって、
それでも、今、生きていかなければならない。

そんな中、生きる指標をどこに持っていけばいいのか、と
悩んだりするのだけれど、
やはり、ここで縄文時代から命をつないできたここの土地、
先人らに学ぶことが、最も大事なんだと、
この地に生きる私は実感しています。

偉い大学の先生たちや、
テレビのニュースや、
分厚い本とかに学ぶことなんてほとんどありません。

自分で自分の指標を持って、
それを大切にするしかない・・・

もちろん、いろんな人の意見とか話とか
きちんと聞いていきたいし、
柔軟でありたいと思ってもいて、
両方のバランスなんだと思います。

そんな私は、やっぱり、石徹白でつくられて、
着られて、大切に今残ってきた服を
同じように大切にして、参考にさせてもらいたいし、
多くの人にその素晴らしさを知ってもらいたいと思っています。