型染めの職人さん
先日の、知多木綿の機屋さん見学の前に、
型染めの職人さんの工房に
お邪魔しました。

絹の着物の型染めをされていて、
現在2代目、昭和40年代からの
工房さんです。

一反の反物を染めることができるように、
ものすごくながーい板が何枚も
天井に吊り下げられていて、
圧巻です。

職人さんは、その重たい板を
ひょいっと一人で上げたり下げたりされています。


ここにしかないサンプル帳。
あらゆる柄と色のサンプル。
どれもこれも美しくて・・・


色や素材が変わればまた雰囲気も変わる・・・
無限の可能性が
このサンプルたちから身受けられました。

伊勢型紙を活用された染めにも
挑戦されているようです。


知多木綿の機屋さんにも
共通しますが、
伝統的なものとはいっても
伝統に安住せず、
常に新しい挑戦を重ねていく・・・

ものづくりをするのであれば
当たり前のことだけれど、
すでに高い技術を持った
こうした職人さんたちの技や知恵というのは、
このような新たなチャレンジから
生み出され、重ねられていくのだろう・・・と
感じました。

絶え間ない努力、
そして新たな挑戦。

現場の空気は、
いろんな意味で
身に沁みてきます。


何かこれから、ご一緒したいと思ったし、
私自身も、自分を磨いていきたいと
強く感じました。

まずは、動いてみようと思います。
知多木綿の機屋さん見学
先日、知多木綿の機屋さんを
見学に行きました。

たつけにふさわしい生地をつくりたいと思っていたところ、
4月末の自然染色ワークショップに参加してくださった
デザイナーの松田さんが知多木綿の機屋さんと
つながりがあり、ご紹介してくださいました。

現在、知多木綿は織物産地として、
30軒ほどの機屋さんがあるそうです。

私はたつけ用の生地ということで、
着尺(巾33センチほど)の反物が欲しかったので、
着尺巾を中心に織っている新美さんという機屋さんに
連れていってもらいました。

今や、日本の機屋さんは、少なくなってきていますが、
そんな中でも品質が高く、そして様々な生地に
挑戦し続けている素晴らしい機屋さんでした。

豊田佐吉が開発した織り機は
現在も現役。


ただ、もうこの織り機を作るメーカーはないそうで、
機屋さん自ら、修理しながら大切に使ってみえるそうです。

かなり頻繁に油をさして回る職人さんがみえました。

工場内は、圧巻。
ものすごい数の機たちが、
それぞれに様々な布を織っていました。


経糸の入れ方を変えて
あらゆる柄を織っていきます。

すごいスピードですが、
この機は、手仕事と機械仕事の中間のようで、
機織の原型というかんじがします。

というのは、現在は、空気で糸を置いていき
織る、という超高速機が多いのです。
これほど手仕事的な機織機械は
古い産地だからこそ残っているものだと思います。

だから、機械が勝手に織ってくれるのではなく
職人さんの力がなくては、
ここでの機織は成立しません。

人の手があるからこそ
高品質な布ができる、そんな現場でした。

緯を準備する現場。



数えられないほどの種類の布がありました。

たつけ用を、ということで見定めてサンプルを
注文しましたが、明確な目的がないと
迷ってしょうがないほどの種類です。


今回、久しぶりに工場見学をさせていただいて
とてもいい勉強になりました。

自分が使う布がどのようにつくられていくのか、
どういう人の手によって作られているのか、
それを私がどのように縫って、
どんな人に着てもらうのか。

一貫して知っておくことの大切さを
感じているからです。


ここでは生成りの生地しかないので
これから染めの工程も様々な方法を
試みながら進んでいこうと思います。

連れていってくださった松田さん、
本当にありがとうございました!