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石徹白わらべうたの会
この夏休み、
石徹白のわらべ歌を
みんなで唄おう、という会が開催されています。

NPO越美文化研究所の
井上博斗くんが
石徹白に来てくれて
全8回で、小学生に集まってもらって
威徳寺で行っています。

今日はその第2回目。

第1回目の前回は、
石徹白のとんびの歌、
そして、あんたがたどこさ の
石徹白の替え歌バージョンを
みんなで体を動かしながらやりました。

第2回目の今日は
再び、とんびの歌と、
手合わせ歌でした。

手合わせ歌は、
小学校でも習ったことがあるようで
小学生たちに教えてもらいながらやりました。

とてもユーモラスでおもしろい動きと歌詞。
石徹白独特のものらしいです。



小学校1年生のSくんは
まだやったことがないので
お姉さんに教えてもらいながら。

そして息子と、大和から参加してくれた赤ちゃんも
興味ありげに眺めていてかわいかったです。

今日のおやつは
石徹白のとうもろこし!


甘くておいしかった!!
息子も大好き。頬張りまくってました。


小学生の子たちは
小さな子どもの面倒を見るのに慣れていて
1歳半の息子もかわいがってくれます。

年齢関わらず
こうして子どもたちが
接点を持てるのは
本当に大事なことだなと思いました。

息子もすごく楽しそうで
帰りがけは、お姉ちゃんたちに
ついていこうとするくらい。

見ていてほほえましかったです。


石徹白の小学校では
石徹白の民謡とかわらべ歌を
教える時間があって、
小学生らも抵抗なく
こうした歌を楽しんでいます。

それは本当にすばらしいことだと思います。

今50代の方がおっしゃっていたのは、
「私らの世代でも、わらべ歌を知らない」ということでした。

その頃はすでにテレビやラジオで流行歌があって
それをみなが歌っていたと。

石徹白に伝わってきたものを
親が歌って、子に教えていたような時代は、
今80~90代の方が子どもの頃のことだったような
そんなことをおしゃっていました。


日本全国、それぞれの地域で伝承される
歌や踊りがあって、
地域ごとにそれらを楽しんでいたなんて、
なんて豊かなことでしょう。

もちろん、日本全国、似たような節の
わらべ歌や民謡もあったのでしょうが、
地域ごとで歌詞や節が少しずつ異なりました。

郡上八幡にあって、石徹白にもあって
同じようなわらべ歌でも歌詞が違ったりするのです。


だから、民謡の唄い手の
節回しや声の出し方もそれぞれで、
自分は誰誰さんの唄い方が好きじゃで、
それを真似して唄う、というような
多様性が産まれていたのです。

今、民謡を歌おうとすると
日本全国共通するような民謡の唄い方の模範があって
それに合致した唄い方ができる人が
歌の上手な人になってしまいます。

均一化した、共通の価値観だけしかないなんて
なんて貧しいこと!

というのは言い過ぎかもしれないけれど、
誰もが自分や自分の周りの人が愉しむために
自分なりに唄うことができるのが
私は多様性に富み、幸せを広げていくことなんじゃないかなと
思ったりします。

上手、下手、
合っている、間違っている じゃない、
みながそれぞれの楽しみをそれぞれに見出せる
わらべ歌、民謡・・・

そんな娯楽を、ここ石徹白でも
大切にしていきたいと思います。


わらべ唄の唄い手として
わざわざ八幡から来てくれている
井上くん、どうもありがとう!


石徹白わらべ唄の会は、
あと6回、夏休み中に行います!
こぎん刺し鼻緒の下駄、人気です
暑い日が続きますね。

石徹白も日中はかんかん照り。
30度は軽く越え、
外にいると干からびてしまいそうです・・・

しかし朝夕は涼しい、というか小寒いくらいで
靴下が欠かせないくらいです。

この寒暖の差が
とうもろこしなどのお野菜を
甘くしてくれるのですね。

とうとう石徹白ではとうもろこし出荷の季節が
始まり慌ただしくなってきました。

先日、お初のものをお隣のKさんに
いただきましたが、
期待を裏切ることなく
ものすごーく甘くって、美味。
息子は1歳7カ月にして、
3本も一気に平らげてしまいました。
(食べすぎ・・・)


さて、今日は、石徹白のこぎん刺し鼻緒の
下駄を扱ってくださっている
郡上八幡の「郡上木履」さんに
お邪魔してきました。

なんだかとっても賑わっていて、
お客様がたくさんみえて、
全体の写真を撮ることができませんでしたが・・・

こんなすてきなしつらえで
店内は涼しげな雰囲気が漂っています。


石徹白洋品店の一点ものの鼻緒とともに、
郡上本染め(藍染め)や
タカラギャラリーさんのシルクスクリーン印刷の
鼻緒も色とりどりに個性的に
下駄をかわいらしく彩っていました。



鼻緒を選んで、自分の足に
ぴったりな下駄にしてくださいます。

ただ、人気なため、少々お時間がかかるようです。

石徹白洋品店のこぎん刺し鼻緒は
少量生産ということもあって、
売りきれていることが多いようです。

今日、石徹白のMさんが
刺してくださった新作を10足分
お渡ししましたので、きっとお盆前には
お店に出ていると思います!


こぎん刺しは、もともと東北、青森の手芸です。

麻の布に綿の糸で模様を刺します。
麻しか身につけられなかった人々が
少しでも冬に温かく身を守ろうと
綿糸をちくちくちくと刺していったのです。

温かさとともに、丈夫さも、
そして深い愛情も加わります。

ものすごい手間がかかる手芸なのですが、
女性らが、昼間の仕事を終えて、
男性らが眠った後に、
囲炉裏端でちくちくちくと
いかに美しい模様を刺せるかを
楽しみにしながら、手を動かしていたといいます。

自分のため、
愛する家族のため・・・

今だったら、
そんな大変なことを、よくやったなぁ、なんて
思っちゃうのですが、
自分の時間ができた夜に、
集中して好きな模様を刺して、
さらに、それを愛する人が
身につけてくれる、というのは
大きな喜びだったそうです。

そんなこぎん刺しが大好きな
Mさんは、ちくちくちくと
丁寧に美しい文様を
一針一針刺してくださり、
この、一点物の下駄が産まれるのです。



同じものをたくさんつくって売るのではなく
愛情こめてつくられたものを
大切に愛着を持って使う方に
お渡ししていきたいです。

郡上の夏を、ぜひこの下駄とともに
楽しんでいただければ嬉しいです。
 
郡上大和「みずほ園」さんとガラ紡コートをつくる
今、進めているプロジェクト。

ガラ紡さをり織。


日本の紡績機の発祥である
ガラ紡の糸を使いたい。

そして、障がいを持った方の
ものづくりの可能性を広げたい。


端的に言うと、この二つがくっついて、
郡上大和にある障がい者施設「みずほ園」さんに
ガラ紡糸で織ってもらっています。

そして、2つ目の作品が完成しました!

千鳥格子のコート用生地です。



(今はまだ暑いけど・・・)
とっても温かくて、やわらかくて、
本当に気持ちのいい生地です。

これをコートに仕立ててみようと思っています。



何種類かつくってみて、
試着していただき
オーダーで、お作りしていくつもりです。

コートができたら
またお知らせしたいと思います!

あぁ、こんなすてきな生地を使えるなんて
わくわくです。

みずほ園さん、ありがとうございました!
【8月営業日】8/23-31 公花個展「緑水郷」を行います
7月の営業も無事終了。
さあ、石徹白はとうもろこしの収穫も始まり
夏本番です。

数日間、猛暑の石徹白でしたが
ここ2,3日はとても爽やかで
朝夕は肌寒いくらいです。

さてさて、8月の企画展と営業日のお知らせです。 

8月は待ちに待った、作家公花ちゃんの
個展を開催します。





ブログでも何度かご紹介してきましたが
石徹白での苦労に苦労を重ねた
草木染めロウケツ作品の制作・・・

それらの作品を含め、
彼女の様々な制作物が公開されます。

公花ちゃんは、下のフライヤーのプロフィールにも
ありますが、
海外での活動も活発で、
今年の秋には、西サハラ(アフリカ)での
アートイベントにも参加予定です。

アイルランドやスペインでの活動歴もあるのですが
日本での個展は初めて!
(グループ展はあるようです)

私も彼女の作品たちを
一挙に見られる機会ということで
とっても楽しみにしています。

ちなみに、ワークショップでは
彼女のデザインの手ぬぐいをつくる、
という内容を予定しています。

そちらもぜひご参加くださいね。

フライヤー(裏)はこちら。


ちなみに、8月24日(日)は
石徹白のとうもろこし収穫祭もあります!
そちらにもぜひお立ち寄りくださいね。


大西暢夫写真・映像展、無事に終了いたしました
昨日、大西暢夫写真・映像展を
無事に終了することができました。

お越しいただいたみなさま、
どうもありがとうございました。

期間中にはたくさんの方が
足を運んでくださり、
大西さんの写真や、
そして映像をご覧くださいました。

震災から3年以上のときがたっていますが、
今だから、今の東北の現状を知る
大切な時期だったのではないかと思います。

来てくださった方で、
こんなことをおっしゃっていました。

「震災が起きたとき、
子どもが産まれて1カ月くらいだったから
あまりにもショッキングな映像が多くて
見られなくて・・・その後も子どもを守ることが必死で、
震災のことはあまり知らないんです。
だから、今、知りたくて」
 
この方は、関東に住んでみえたそうで、
外出先で地震に合って、
生後1カ月の子どもを抱えて、
家に帰れなかったと言ってみえました。


そのときの不安を想像したら
私も背筋が凍るようでした。


あの3.11の経験によって、
さまざまな人がさまざまな思いを抱き、
その後の生き方を大きく変えたということも
あると思います。

東北の地震の現場のことを
こうして知り、理解し続けていくことが
大切なのですが、
地震によって人生が変わった
東北以外の人々の
考えてきたこと、動いてきたことも
知っていきたいなと思いました。

それくらい、東北大震災は
今の私たちの暮らしにひそむ
様々な脆弱な部分を浮き彫りにし、
変えていかなければならない
社会の部分らを顕わにしました。

東北に向き合っていくということは、
私たちの足元の暮らしを
見直していくことにも
つながるように思いました。

ひとごとではない、
まさに、自分のこととして
大きな教訓をくれた東北の震災・・・

大西さんのお仕事を通じて、
忘れることなく、
考え続けていきたいと思います。



7月の営業日は終了です。

次は8月です。

8月は23日(土)~31日(日)の
営業となります。

素晴らしい作品をつくりだす公花ちゃんの
個展を予定しています。

詳細はまたアップしていきたいと思いますので
お楽しみに! 
沢知恵さんコンサート、無事終了!
今日、沢知恵さんのピアノ弾語りコンサートが
無事に終了しました。

お越しいただいたみなさま、
本当に本当にありがとうございました。

今日は、石徹白出身のYちゃんによる
OneSoul号のカフェの出店もお願いして
おいしいコーヒーでほっと一息つけました。
Yちゃん、ありがとうね!
この赤い車がお店の前に止まっているときは
ぜひお茶しにお立ち寄りくださいね♪


設営後。
超暑い中、がんばって設営して、
よーし、終わった!と思ったら・・・んんん?


主役の椅子に、座ってるのは誰だ!


そう、愛猫、ルンタでした。

この猫さま、コンサートの間中、
本当にふてぶてしくって、
沢さんの弾くピアノの足元に
しばらく居座り続けました。
猫とは思えない存在感!

おかげで(?)沢さんの
「猫踏んじゃった」が聴けましたが・・・

そして、コンサート本番。
それはそれは素晴らしいものでした。


今回、大西暢夫さんの東北の写真展中での
開催ということで、それにちなんだ曲も
演奏してくださいました。

そして、石徹白にぴったりな曲もふんだんに入れてくださって・・・

みんなで唄ったり、
みんなで手を叩いたり・・・


暑い暑い日で、
参加者みんな汗かきかき。

最後の記念撮影は、みんなで「あつーーい」と
叫びながら撮りました。

一昨年のファーストライブのときに
撮影をしてくださった船戸先生は、
去年の8月20日に亡くなりました。

今年も撮ってほしかったのに・・・

でも、一昨年にはまだここにいなかった子どもたち
(息子も含めて)がいてくれて、
命のめぐるのを感じました。



今回のコンサートは
心待ちにしていたのですが、
正直、私にとっては
準備期間がものすごく大変な日々でした。

動き回る息子を見ながら
あらゆることをしなければならなくて、
こんなにも自分の思うように事を運ぶことが
できないことは、これまでなくて、
ジレンマとの戦い・・・

宣伝もままならず、
本当はもっともっと地域内の方にも
ご案内したかった・・・と後悔の念・・・。

それをはじまるまで引きずって
素直に楽しもうと思えるような心境ではなかったのが
正直なところです。


だけれど、そんな自分の中の葛藤を
少しずつやわらかいものにして
解き放ってくれたのは、
今日、関わってくださったすべての方のおかげさまで、
今、それをしみじみと感じています。


今、ここでしか歌えない歌、
この場所にもっともふさわしいパフォーマンスを
繰り広げてくださった沢知恵さんと、
あらゆるアシストをされていたSさん。

理屈なしに素晴らしいと心で感じる演奏。
今日は、2年前以上に、歌詞をしみじみと味わい、
彼女の歌う意味を思い、
私の生きる意味を思い、
穏やかでやさしい気持ちになれました。


そして、急なお願いにも関わらず来てくれた
OneSoulのYちゃん。
コンサートのお客さんにおいしいコーヒーや
自家製ジンジャーエールを提供してくれて、
みんなの暑気払いをしてくれたようです。

1歳前の赤ちゃんを連れての出店で
ばぁばも大活躍。

コーヒーと、赤ちゃんでほっこりしました。


そして、そして、参加してくださった皆様!
私の大事な方たちばかりで、
みなさんがコンサートに足を運んでくださって、
本当にうれしかったし、
励まされたように思います。

ちっちゃいことでうじうじしていないで、
明日を思おう!と勇気をもらいました。

聴いてもらいたい方に
聴いてもらえたように思います。

2年前のリピーターの方も大勢みえて、
本当に嬉しかった。泣けるくらいありがたかった。


さらにさらに、主人や私の家族には
いつもサポートしてもらいっぱなしで、
何も恩返しができないことを
申し訳なく思うのだけれど、
今はとにかく、息子とともに健康で毎日を過ごすことが
一番かと、それが恩返しかと開き直って(?)
日々生きています。。。




あぁ、とにもかくにも素晴らしいコンサートだったことには
違いありません!

沢さんの圧倒的なパフォーマンスには
魂がしびれるというか・・・
何て力を持ってみえるのでしょう。

興奮さめやらぬ夜・・・

明日は大西暢夫さんの写真展最終日。

ぼちぼちと営業していますので
(ちょっと脱力状態・・・でも明日までがんばる!)
もしよかったらお立ち寄りください。
今を生きるために
私は、今を生きるために今生きているだけ。

今を生きるために食事をつくるし、
今を生きるために服をつくるし、
今を生きるためにお店をやっている。

だけど、今を生きるためにやっていることが
どういう未来に行きつくのかを
考えなければ、私は今を生きられない。

矛盾のように聞こえるけれど、
私の中では矛盾でもなんでもなくて、
今と未来は同一のこと。

私が今つくる服は
未来にはどういう意味を持っているのだろうか。

今つくる服が
少し先の未来に、捨てられるのだとしたら
つくる必然性はない。
むしろ、つくらないほうがいい。

今つくる服が、
少し先の未来に、誰かを幸せにしてくれるのなら、
喜んでつくろう。

それは、実は分からない。
どういうふうになるのか、知り得ない。

でも、少しでも
思う方向にいくような方法や材料で
つくりたいと思う。

そうではないと、つくれない。


かわいいな、
すてきだな、
好きだな、
って思う布とかデザインって
たくさんある。

世の中は
美しいもので溢れていて、
いつも私は魅惑的なものに囲まれている。

だけれど・・・
それらすべてが
本当に私を、
私の未来を
幸せにしてくれているのかと考えると
正直なところ、分からない。
分からないどころか、懐疑的にならざるを得ない。

 

ものがたくさんつくれなかった時代に、
自然の成長量に合わせて
日本人が生きていた時代に、
本当に大切だったものを
もう一度見つめ直したい。

そうではないと、
もはや、
本当に美しいもの、大切なもの、
必要なものに出合えない。

インターネットで
いくらでも、
素敵なものは見つかる。買える。
誰だっておしゃれになれる。

でも、もう、そんなものを求めて実現して
その結果に来るだろう未来を
祝福することができるのだろうか。

迷う。
悩む。

何ができるのか。
何をすべきなのか。

分からない。

そんな毎日。

ものをつくる手が止まる。
思考はめぐる。

でもつくりたい。
でも動きたい。

そんな葛藤の日々。

どこへ向かうのか。
どうしていきたいのか。


枯れかけている自分の心を
たくさんの水で潤したい。

そんな昨今。

見たいもの、
聴きたい音、
出合いたい人・・・

足元にあるはず。
でも見えていないだけなのだろう。

迷いながらも走りたい。
今はただ、そう思う。 
もうすぐ沢知恵さんのピアノ弾き語りコンサート!
今週土曜日、26日は、
沢知恵さんのピアノ弾き語りコンサート
行います。

一昨年にファーストライブを行ってから
今回は2回目。

待ちに待った企画です。


沢さんとは、主人が学生時代以来の友人で
そのつながりで、一昨年初めて来ていただきました。

私は主人の持っているCDで聴いていた
だけなのですが、その声の伸びやかさ、迫力に
惚れ込んで、いつか生で聴きたいと思い、
それが一昨年実現したのです。

CDも素晴らしいのだけど、
生は本当にすごい。

アップテンポな曲は前にのめりこむように
引きこまれていくし、
スローな唄は日本語の美しさを
じっくりと味わうことができる。


彼女は、韓国人と日本人のハーフ。
そして、英語・韓国語・日本語をつかいこなす
トリリンガル。

だからこそ、日本語の美しさを
私たち以上に認識していて
丁寧にうたい上げることができるのです。

コンサートの後、そんな話をしてくれました。


また、彼女は社会派歌手、といったらいいのか、
社会的問題に対しての取り組みも行っていて、
特に「ハンセン病」に対する
社会の誤解を取り除こうとする活動にも
長い間関わってみえます。

その中で、ハンセン病を患ってみえた
塔和子さんの詩が素晴らしく
それを曲にして唄ってみえます。

私は、それ以来、塔さんの詩たちが
大好きになりました。

**************

「胸の泉に」(塔 和子)

かかわらなければ

この愛しさを知るすべはなかった

この親しさは湧かなかった

この大らかな依存の安らいは得られなかった

この甘い思いや

さびしい思いも知らなかった

人はかかわることからさまざまな思いを知る

子は親とかかわり

親は子とかかわることによって

恋も友情も

かかわることから始まって

かかわったが故に起こる

幸や不幸を

積み重ねて大きくなり

くり返すことで磨かれ

そして人は

人の間で思いを削り思いをふくらませ

生を綴る

ああ

何億の人がいようとも

かかわらなければ路傍の人

私の胸の泉に

枯れ葉いちまいも

落としてはくれない

 
***************

ハンセン氏病患者として
社会から隔離され、
人と関わることを妨げられてきた
人生の中で、
塔さんは、
人と関わることの素晴らしさを
伝える詩を生み出した。

人と当たり前のように
関わりを持って生きている私には
知り得ない、彼女の心中。

でも、だからこそ、伝えられることがあったのでしょう・・・

残念ながら、彼女は去年、83歳の人生に
幕を下ろしました。
が、彼女の詩から学ぶことはおおく、
それを伝えるために唄い上げる
沢さんの生の歌声には、
理屈なしに涙が流れてくるほどでした。
 

沢さんがいなかったら
私は塔和子さんのことも
ハンセン氏病のことも
知ることもなかったでしょう。

沢さんを通じて、
大切なことを教えてもらいました。



沢知恵さん、ピアノ弾き語りコンサート、
まだ若干残席があります。

中部地方でのコンサートは
なかなかありませんので、
ぜひこの機会に
お越しください。


ちなみに!
この日は、
石徹白出身のYちゃんによる
移動カフェOneSoul号の
出店がお店の前であります!

おいしーいコーヒーも
お楽しみいただけますので、
そちらもぜひご利用くださいね。
 
大西さんのお話の会
おかげさまで、
昨日、21日(月・祝)に大西暢夫さんの
お話会を無事に終了させていただきました。

お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。


今回は、大西さんの撮られた映像をもとに
お話していただくという形で進めてくださいました。



写真ももちろんですが、
映像の力もものすごいものですね。

その場に行ったことないし、
その人に合ったこともないけれど
大西さんの映像とお話を通じて、
東松島市のことを
すごく生々しく、臨場感を持って
身近に感じました。

あるご家族に密着されて
映像を撮ったりお話を聞かれたりされているのですが、
被災された一家族のみなさんのお話や様子を
知ることで、これからも続いていく悲しみ、辛さを共有し、
彼らの心の傷はいつまでも癒えないということ・・・

一見、東北は「復興」したかのように取り沙汰されるけど、
そこに生きる人々の心の傷は建物や産業のような
形あるものと同じようには立ち直っていかないものだと
当たり前のことかもしれないけど、
改めて気がつかされました。

大西さんは、今小学生くらいの子たちが
大人になったときに、
ようやく「復興」という動きがなされていくのではないかと
お話されました。
お母さんやお父さんを亡くした彼らが
動き出す時代に、ようやく・・・
まさにそうなんだなと感じます。

息の長い取材、支援を続けていかれようとしている
大西さんにいつもながら、大きな刺激と学びをいただきました。



今回のお話会を終えてみて、
個人的に思ったこと・・・

それは、東北のこともだけれど、
さまざまに起こるさまざまな問題、出来事に対して
主体的に関わっていくことの大切さを知りました。

それは、今回の震災のことのような
遠くのことでも、
足元で起きる身近なことでも、
きちんと向き合い、自分自身ができることを探して
取り組んでいくこと・・・

そうすることで
前向きにものごとが進んでいくように思います。

そのときは、もしかしたら後ろ向きにしか
いかなこともあるかもしれないけど、
必ずやいい方向性を見いだしていこうと
働きかけられる。

それが、よりよく生きようと努めてきた
「人」といういきものの在り方のような、
そんなことを、大西さんの
東北でのお仕事を見せてもらって
感じました。

まずは知ること、
そして自分の頭で考えること。

すぐには実際に行動できなくても、
頭の片隅にでも置いておくことで、
何かと何かがつながることが
あるかもしれない。

その可能性を消してはいけない。
そんなことを思いました。


参加してくださった方も
それぞれ何か思い、感じられたと思います。

大西さんと最後までゆっくりと
交流していただくことができました。

少人数ではありましたが、
中身の濃い、
大切な時間を
共有することができました。

ありがとうございます。


終了後、車好きな息子が
巨大な乗り物の映像に釘付けに。。。(笑)


大西さんの写真展は
7月27日(日)まで開催しております。

*7月26日(土)は沢知恵さん弾き語りコンサートのため、
映像は見ていただくことができません。
申し訳ございません。

おばあちゃんのハッピからできた服たち
最近、これはいいなぁと思って
いくつか作っている服があります。

それは、おばあちゃんから借りている
石徹白産大麻布・藍染めで手縫いされた
ハッピ(袖付きサックリ)を
ベースにした服たちです。

このハッピを初めてみたとき、
袖がとってもおしゃれで、機能的と思いました。


そして、よくよく、袖がどうやって
つくられているのか見てみたところ、
とっても機能的な作り方!
長方形の布一枚でつくられていたんです!

それに驚き、これはぜひ暮らしに使えるような
服にリメイクしたいと、最初につくったのが、この服です。


オーガニックコットンの薄いブロード生地で
とろんとした感じの涼しいチュニックです。

袖のつくりと、身幅が、
おばあちゃんのハッピとまったく同じです。
袖のところにゆとりがあって
空気が入るのでとっても涼しい。

そして、ワンピースもつくりました。
コットンの一大産地、トルコの糸で
三河木綿の産地で織られたやさしい布を
使いました。



夏にぴったりなやわらかいものになりました。
縫製も、いつもお世話になっている石徹白の方に
お願いしました。とてもきれいに丁寧に
仕上げてくださって嬉しいです。



私は、ここでつくって、このお店で売りたいものを
出していきたいと思っています。

なんでも作ればいいものではないと思うのです。

長い長い歴史の中で、
自然の恵みを受けて
生きてきた人たちがここにいて、
私はそれを学びたいと思っています。

今生きる社会において、様々な出来事があって
やるせないと思うことがたくさんあって、
それでも、今、生きていかなければならない。

そんな中、生きる指標をどこに持っていけばいいのか、と
悩んだりするのだけれど、
やはり、ここで縄文時代から命をつないできたここの土地、
先人らに学ぶことが、最も大事なんだと、
この地に生きる私は実感しています。

偉い大学の先生たちや、
テレビのニュースや、
分厚い本とかに学ぶことなんてほとんどありません。

自分で自分の指標を持って、
それを大切にするしかない・・・

もちろん、いろんな人の意見とか話とか
きちんと聞いていきたいし、
柔軟でありたいと思ってもいて、
両方のバランスなんだと思います。

そんな私は、やっぱり、石徹白でつくられて、
着られて、大切に今残ってきた服を
同じように大切にして、参考にさせてもらいたいし、
多くの人にその素晴らしさを知ってもらいたいと思っています。


 
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