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糸染めの日
秋の日はつるべ落とし、
とはよくいったものです。

もう17時を過ぎれば暗くなりはじめ、
17時半には、夕食を子供たちに迫られる日々と
なってまいりました。

石徹白は山奥の集落とはいえ、
開けた場所なので日当たりが良く、
それほど日が沈むのが早いわけではないのだけれど
この季節は、なんだか心が切なくなるような
お天道様の去り方です。

そんな昼間の光を愛しみながら、
ここ最近は染めに勤しんでいます。

今日はマリーゴールドの花と葉っぱで染めました。

花と葉っぱは分けて、2種類染め液をつくりました。

以前、両方混ぜて染めてみたら、
花だけで染めたときよりも
渋い色になってしまったので、
色が違うんだ、と思って、今回は別々に。

藍を育てたとき、虫除け対策に、マリーゴールドを
畑に植えていました。

それを活用。
今花盛りですが、これをすぎるとすぐに種をつくるため、
枯れていってしまいます。チャンスのときです。


最近、糸染めを学んでくれているSさんと、
子連れで染めの実践会。


彼女は、これまでも、ニット作品を数多くつくってくれています。
いつか、染めた糸で、編んでもらいたいと期待しています。

私も彼女も、子供が小さいので、
子供たちとの時間も大切にしながら
一緒にできることを探していきたいです。

よちよちの彼らと過ごせるのは、
今しかないから大切にしたいですね。



とはいっても、ガスも使うし、
子供たちには危ないこともあるので
注意しながら作業を・・・。

子供が小さくても、やりがいのある仕事づくりを・・・と
思っていますが、糸染めがその一つにいつかなればなあと
考えています。


今日は久しぶりにお天気が良かったので、
以前染めた糸を少し洗いにかけました。

洗って乾かして、まきまきして、
織りや編みに使える状態にします。

来シーズンからは、糸での販売も考えていますし、
エコ染めから、草木染めへの以降を試みようと
わくわくしています。

できるところから、
なるべく環境に負荷をかけない、
目で見える範囲での、
気持ちのあたたかくなる
やさしいものづくりへ。

すぐにすべてを、草木染めのものに、
というのは、難しいかもしれませんが
目指していれば、必ずできると信じて。

藍の栽培もその1つ。

もっとも大変な自然染めと思っているけれど
大変大変と思って、何もしなかったら
何も進まない。

10年後かもしれない、もっと先かもしれない、
けれど、諦めずに、やっていこう。
そうしたら、きっと明るい未来にたどりつけるはず。

私のカンボジアにいる師匠が言っていました。

どんどんスピードが早くなる。
時代が後押ししてくれるから大丈夫。
信じてやりなさい。

進むのみ。

ありがとうございます。

今日もいい一日になりました。

 
たくさんの出会いと考えること【有松絞りの産地へ】
ここ数カ月でたくさんの出会いに恵まれてきました。

そして、その1つ1つの出会いは
新しいものもあれば、
これまでのつながりの中でのものもあって
さらに、石徹白洋品店を高めていくために
必要不可欠と思われるものばかりで、
気持ちが高揚し続けております。


少し前に訪れた有松絞りの産地。

そこでまちづくり的な活動を始めていらっしゃる
Kさんという女性に案内していただき、
代表的な商家で大正時代につくられた
豪華絢爛な客間で
(すごいお部屋すぎて最初はかたまった。。。)
様々なお話を伺いました。

そこで得た学びは、
かつての有松絞りの数々の素晴らしい作品は
ほぼすべて、藍染めだったということと、
その絞りのデザインがあまりにも斬新で
既成概念にとらわれていはいけないということ。

さらに、その後に紹介していただいた
染めの工場さんでは、超有名なファッションブランドの
布の数々を、絞り染めしていて、その発想の自由なこと。

私もよく知っている布地だったんだけれど、
まさか有松絞の技術、知恵、伝統の系譜とは
まったく知らなくて、それが一般的に普及している。

社長さんは本当に柔軟で、器が大きくて、
なんでもこい、なんでもやってみよう、
それはいい考えだ、広げていこう!と
ものすごくチアアップしてくれる方で
ああ、こういう人と一緒に仕事をしたい・・・・と
思わせられる御人柄でした。


有松絞りの産地に行く、
ということだったので、
現状のお着物や、浴衣の絞り生地を
発掘しに・・・と思っていたんだけれど、
まったく異なる視点で、
これからの、生地の開発・・・というところまで
考えが至るような、素晴らしい訪問となりました。


絞りは世界中にある。

そして、日本には、独特の技術と歴史がある。

それを活かして、どうかたちにして、
世界で輝く布を生み出し、
「たつけ」にしていくのか。

自然の染めでも、
天然素材でもできる。

私はかたくなに、現状の日本の伝統技術を
いかに継承していくか・・・と考えていました。

それも大事なことだし、やっていきたい。
ルーツは見える形にしておきたい。

けれど、それをベースとして、
今求められる、
今、欲しい、かわいい、すてき!と思えるものを
新たに生み出していくことが、
もっとも、興味深く、着手していきたいことだと
はっきりと思いました。

そのなかに、やはり、伝統的な藍染めがあったり、
麻の繊維の独特な色や風合いに魅了されたり、
ものすごい長い歴史の中で育まれたものもある。

ひとつじゃない、りょうほうだ、
もっと自由に、生み出していきたい、と思ったのです。

その伝統を持ちつつ、自由になる、ということについて
考えさせられるきっかけになったのは、
藍染めの師匠、日置智夫さん、そして
大野市で藍染めをやってみえる皆藤さんに
出会ったことが大きいのです。

藍染めについてはまた改めて書きたいと思います。

高揚がおさまらないここ数カ月。
きちんとかたちにして
みなさんにお見せできるように
固めていきたいです。

出会いに感謝して。

頼れる若きホープ!
先日、ブログでも少し書きました
仲間ができました!」について、
もう少し詳しく説明したいと思います。

石徹白洋品店始まって以来の大きな出来事として
とてもすばらしい仲間を迎えることになりました。

彼女の名前は杉下仁美ちゃん。
みなさま、どうぞよろしくお願いします。

彼女は、M社で5年ほどデザイナーをしてきて
様々な経験を積んできました。

センスとやる気に溢れる女性です。

特に、現在中心的につくっているたつけやはかまを
バージョンアップさせ、お出かけやお仕事でも
気兼ねなく来てもらえるようにしていきたいと
改善を進めています。

たつけやはかまは、コンセプトはいい。
布を無駄にしない点が素晴らしい。
何より、浴衣・着物と並んで日本の民族衣装で
日本人により勧めていきたい。

しかし・・・
今の洋服に慣れた現代人にとっては、
少し抵抗があるかもしれません。

ストレッチの布のない時代からの着る物なので
お尻に大きなマチがあって、
それを「かっこいい」とするか
「違和感が残る」と思うか・・・
も、それぞれ。

そこで、なるべく、違和感のない
すっきりとした形で着てもらえるような
マイナーチェンジができないかな、と
仁美ちゃんがあれこれと提案してくれています。

これから、12月以降の展示会に向けて、
具体的に変更していくつもりです。


そう、12月には初めて岐阜市で企画展をします。
現在、詳細を打ち合わせているところですが
日程だけ決まっているのでご案内を。

******

12月2日(金)~17日(土)
STENPORT
→名鉄岐阜駅からすぐのおしゃれなギャラリーです。
石徹白にまつわるワークショップや、
野良着の展示、絵本の原画展示も予定している
盛りだくさんの内容となりそうです。


12月後半
糸カフェ@郡上八幡
→毎年「冬の贈物展」をさせてもらっています。
日程の詳細は決まり次第お知らせします。


1月後半
壱の町コーヒー店@飛騨古川
→石徹白から飛騨古川へuターンする友人を頼って
イベント的に開催できないかなあと思案中です。

3月
土川商店@岐阜県池田町
→絵本原画展を中心に、去年のように
ほっこりした雰囲気のイベントを企画中です。

*****

彼女が仲間になってくれてまだ短い時間しか
経っていませんが、なんだか心強くてありがたい。

じわじわと、彼女のアイディアが
石徹白洋品店のアイテムを
よりよいかたちにしていってくれそうです。

そして、これまで以上のみなさんに
お届けできるような仕組みも
動かしていけたらと思っているので、
引き続き、どうぞよろしくお願いします。

こちらが、杉下仁美ちゃんのブログです。
よかったらご覧ください! 
10月1日~ 絵本原画展が始まります
石徹白の民話絵本シリーズ第2弾、
「泰澄大師、白山への道」が完成しました!!



前回の「ねいごのふたまたほおば」の反省をもとに、
紙を変更して、色の発色がきれいな満足のいく印刷になりました。

イラストレーターの南景太くんの絵も
前回とはうってかわって、かなり特徴的。

彼らしい絵本になったのではと思います。



「ねいご」の絵本は、保育園児でも飽きずに楽しんでもらえるよう
文字を少なくし、簡易にしました。

今回は、それほど物語の文章を短くすることなく、
大人でも楽しんでもらえるような一冊になったと思います。



これらのイラスト、どうやってつくったの!?と思うような
不思議な世界観。

10月8日(土)には、
作家トーク&絵本読み聞かせを行いますので
ぜひ足をお運びくださいね。



前作をつくったときに、ブログにも書いたかもしれませんが、
私が絵本をつくろうと思ったきっかけをお伝えしようと思います。

それは、子供を授かって(現在3歳と1歳)、
本が好きな私は、いろんなお話を読み聞かせようと思って
絵本を集めはじめました。

それぞれ、すてきなイラストでお話もいいのだけれど、
石徹白に住んでいながら、ヨーロッパの民話だったり、
アメリカでつくられたお話だったり、なんだか遠くて
違和感。

せっかくこの土地に生まれ育つのだから、
子供たちに、この地域ならではのお話を
読み聞かせてあげたい。

これが、率直な動機です。

実際作り始めてみると、
わからないことが多くなって、
地域の古老に話しを聞きに通いました。



ぼんやりと聞いたことのあるお話でも
絵本にするとなると、
つきつめた裏付けが必要になって
文献をあさり始めることも。

そうこうしているうちに、
私自身が、地域の民話にはまっていって
絵本づくりがよりいっそう深みのあるものに
なっていきました。

景太くんにイラストを描いてもらうときでも、
史実とあまりにも異なると困るので
そういう観点での指摘も必要で、
勉強にもなりました。


とはいっても、絵本なので、あまりかちかちに
なりすぎずに、子供が繰り返し読みたいと思えるような
内容にすることは必須のこと。

今回、イラストもそしてお話も
印象深いものになるのでは、と期待しています。

10月1日の企画展スタート同時に
販売を開始します。

ぜひ絵本の原画を見に、
絵本を読みにいらしてください!

お待ちしております。 
ガラ紡オーガニックコットンの手織りのコート
3年前からつくっているガラ紡オーガニックコットンの
手織り布のコート。

エコ染め糸(茶色)と生成りの糸を使った千鳥格子の布。


写真のものは、ありがたいことに、
すでにお嫁入りして活躍してくれているようです。

このコートをつくることができるのは、
郡上大和にあるみずほ園で
コツコツととても丁寧に手織り布を生み出してくださる
木田さんという方のおかげです。

ありがとうございます!

木田さんは、本当に地道に、かつ、美しく
布の耳もきっちりと、そして、柄も間違うことなく
(いや、間違ったら、ちゃんと戻って修正してくれるんです)
しかも、想像以上に速いスピードで織りあげて下さいます。

そんな贅沢な布でコートを仕立てさせてもらっている時間が
私には本当に貴重で、心地が良くて、ありがたい限り。

もちろん、仕立てるときは、生地が分厚くて
四苦八苦する場面もあるわけですが、

それ以上に、ふわふわと気持ち良くって温もりのある布を
触っていられるのが嬉しいのです。

木田さんには、こんな格子も織ってもらって
コートを作りました。



ここ1年ほど、お店に来てくださるお客様に、
このコートを注目いただいていて、
ときには、オーダーしてくださる方も出てきました。

基本的には、お色と柄を選んでいただき、
採寸させていただければ、
お客様にぴったりのコートをお作りできます。

ただし、石徹白洋品店は、石徹白で培われてきた
和服をベースにしたものづくりをしているため、
直線断ちの服となります。

先ほどの写真のコートもすべて直線断ちで、
石徹白の野良着が元になったデザインです。

デザインの種類は少ないのですが、
来ていただいた方に、布が馴染んでいくようで
同じデザインには見えないのが驚きです。



実際に、布に触れていただき、
コートを羽織っていただいて、
やわらかさ、あたたかさ、やさしさを
実感していただければなあと思います。

冬に向けて、新しい形をつくってみたいと
頭の中で妄想中です。

ショート丈のジャケットも
お客様にアイディアをいただいて
サンプルづくりを始めようと思っています。

寒い冬の入口のような、
そんな日が続きますが
(石徹白はすでに。。。)
冬も、あたたかいコートがあれば
楽しみですよね。

あまりたくさんはお作りできないですが、
木田さん、みずほ園のみなさんとともに、
ものづくりに励んでいきたいと思います。
収穫を終えて・・・
藍の2番刈りも終え、畑が寂しくなると思いきや、
まだまだ雑草が伸びるとともに、
藍も3番目の葉っぱをたくさん出しつつあります。

冬野菜がこれから育つことを思うと、
藍も冬がやってくるまで
葉っぱを伸ばし続けるのでしょう。

とはいえ、師匠は、2番刈りまでしか
やっていなかったといいます。

いくら葉っぱが伸びても、
もう色が薄くなってくるというし、
カラカラに葉を乾燥させることが
難しい季節になってくるからとのこと。

なんだかもったいない気持ちもしますが、
カンカン照りが続いた1・2番刈りの時期でも
あれだけの葉っぱをカリカリに乾燥させるのが
大変だったので、秋雨が降る頃には
困難極まりない状況になるのでしょう。


今年の藍栽培では、本当に本当に
たくさんのことを学びました。

そもそも、畑を本格的にやったのも初めてのこと。

分からないことだらけでしたが、
師匠の近くで、仲間のEさんが
一生懸命藍を育ててくれて、
師匠からの助言をすべて私に教えてくれて、
さらに、石徹白まで仲間がたくさん助けに来てくれたので
ものすごく助かりました。

みんなの助けがなかったら
まったくできなかったといっても過言ではありません。

私が最初に藍染めを習った
しずく地藍工房の戸塚さんは
「いろんな年があるよ」
「1年目より、2年目、それ以降と、楽になっていく」
と言ってくれていたので、
その年の天候等の状況によって
これからも左右され、きっと「正解」はないのだろうけれど
1年目の経験を2年目に活かしていくことができるので、
また、新たな気持ちで、来年の畑へ向かっていけそうです。


正直なところ、私は種から芽を出すのが
とてもとても苦手です。

それは、小学校のときに育てたアサガオから。
私だけ、上手に育てられなかったのがトラウマで、
私なんて絶対に、お花やお野菜は育てられない!と
思いこんできました。

だから、できるだけそういうことには手を出さないでおこうと
これまですべて主人にまかせっきり。

だけれど、どうしても藍はやりたくてしょうがなく、
こうして、始めてしまいました。

それは、やはり、草木染めをしていると
藍という色が必要不可欠に思えてきて、
藍色を見ていると、もう、藍さえあれば・・・なんて
思ってしまうほど、惚れこんでいくのです。
もう病気ですね(笑)


調べて行けばいくほど、しかしながら、
日本人と藍の関係は深く、
切り離せないことが分かり、
さらに、栽培を始めると、
藍には何も無駄がないどころか、
薬にまでなる、ということが分かってきました。

栽培するに必然性があり、
だからこそ、続いてきたものなのですね。


日本の戦後、いや、明治維新頃からの
大きな変化の中で切断されてしまった大切な文化の1つ。

それを見直し、もう一度暮らしに取り入れていきたいと思うのは
私だけでしょうか。

養蚕も、綿栽培も、もちろん、大麻の栽培もそう。

何が大切なのか。
何が私たちの命をつないできたのか。

極端な言い方かもしれないけれど、
石油文明なんて、ここ数十年の話。。。。

なんて言い出すとちょっと深みにはまっていきそうですが、、、

とにかく、藍色は、理由なく、私の心を動かすものであり、
そういうものを身に着けたい!というのが最たる動機であります。


ということで、冬になる前から
来年の畑の準備をします。

マルチを剥がして、馬糞を入れます。
そして耕運機で耕して春を待ちます。

来年はさらなる収穫を目指して
今から鼻息荒くがんばるよー!

またみんな、手伝ってね。(一人でもやるけど!)
いい藍色を出すために、やるしかない!! 
仲間ができました
石徹白洋品店創業以来の大きな出来事。

それは、石徹白洋品店に一人仲間が増えたことです。

これまでも、接客役のルンタ(雌猫・7歳)、
ねずみ捕獲係のカラン(雌猫・6歳)が
私と一緒に店番してくれていましたが、、、、、


これまで、服飾の業界で専門的にお仕事をしてきた
知性溢れ、経験豊富でやる気に満ちた若きホープが
やってきてくれたのです!←ほんと、すごいこと!!

彼女をここに導いてくれたのは、
かねてからお世話になっているもりのこ鍼灸院の加藤祐里さん。
本当にありがとうございます!!!涙


彼女のご紹介は、今後ゆっくりさせていただくとして・・・

私自身にとって、このタイミングで、
このような方が現れたというのは
ものすごいありがたいこと。

これまで、バタバタと一人であれこれすべてやってきて
もうちょっともうちょっと・・・というかんじで
毎日が過ぎていき、
改善すべき部分まで手が届かずに
もどかしい時期が続いていました。

工房の建築や
藍事業への着手など
新しいことは増やしたいけど
ネコの手も借りたい状態。

でも、子育てもあって、責任もって
誰かと一緒に働けるか不安・・・

というような日々の中で、
私自身の覚悟を迫るような事象が
次々と勃発し(ほんと、勃発しまくっている。今もなお・・・)、
自然と、方向性が定められてきているように思います。


ありがたいことに、
石徹白洋品店として
どのような道を進むべきか、
ということにぶれはなく、
むしろ、その道を耕し、拓いていくために
やるべきことで精一杯な毎日です。

これは、私がお世話になっている
たくさんの方たちからの温かいご助言のおかげであり、
私はそれをまっとうしていくことが、
唯一のできることなのかなと思っています。

そのために、私が持っているものはすべて使い、
活用し、必要に応じて、広げたり深めたり、
つながったり、ときには手放したりしながら
進んでいければと思っています。

足りないことだらけだし、
できないことばっかりだけれど、
私なりに、今できることを
やっていければと思います。


すべてのご縁に感謝しながら・・・。 
9月17日~25日 「実生展」に参加します@東京・新木場
もう間もなくですが、
9月17日(土)~25日(日)の1週間ほど開催される
「実生展」に参加させていただきます。

会場は、東京・新木場の中島工務店のショールーム、
TOKYOSTYLEというところです。
 
石徹白洋品店の工房の家具をつくってくださった
美濃の家具屋さん、ACcraftさんにお声掛けいただき
参加させていただくことになりました。

長良川流域で活動される様々な作家さんが
すてきな作品を出展されます。

東京近郊の方はぜひお立ち寄りください。
WSも開催されます。

Facebookページはこちらです。


以下、詳細です!
****

地域の素材を使う。伝統的なものづくりに取り組む。昔の人の知恵を活かしながら新しいものを生み出す。それぞれの小さな工房で、日々思いをめぐらし、地域の特色を活かしたものづくりが行われています。
岐阜県の長良川流域に種を落とし、芽を出した9組のつくり手が東京・新木場に集結、展示会を開催致します。地域に根差した真摯なものづくりにぜひ触れてみてください。

実生展 at TOKYOSTYLE ~長良川流域の小さな工房から~

日時:2016年9月17日(土)~25日(日)
   10:00~18:00(最終日は15:00まで)
   
場所:㈱中島工務店 TOKYOSTYLEモデルハウス
    東京都江東区新木場1-6-25

入場料:無料

出展作家:安藤千寿香(竹かご)
     アトリエきのこ(木のおもちゃ)
     iwai工房(木のお皿)
     石徹白洋品店(布もの)
     杉本和香奈(手漉き和紙)
     "SLOW"WOOD CREATE(枝クラフト)
     はしもと図工室(バランス・トイ)
     郡上木履(郡上下駄)
     AC CRAFT(木の家具)

展示会期間中以下ワークショップを開催致します。
【ワークショップ】
○六つ目編みの盛りかごづくり(安藤千寿香)
9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)13:30~15:30
定員:各回4名(事前予約制)
参加費:4,000円
所要時間:2時間程度

○木の四角いカスタネット作り(アトリエきのこ)
9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)、24日(土)、25日(日)
定員:先着20名程度(随時受付)
参加費:800円
所要時間:20~30分程度

○サクラの箸作り(アトリエきのこ)
9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)、24日(土)、25日(日)
定員:先着20名程度(随時受付)
参加費:1,000円
所要時間:30~40分程度

○木で笛作り(アトリエきのこ)
9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)、24日(土)、25日(日)
定員:先着20名程度(随時受付)
参加費:1,800円
所要時間:20~40分程度

○オイル仕上げのおやつ皿(iwai工房)
9月24日(土)
定員:先着10名程度
参加費:①1,500円(豆皿Φ80mm)②2,000円(5寸皿Φ150mm)
所要時間:20分程度 

≪ワークショップのお申込み方法≫
お電話またはメールにて参加者の住所、氏名、電話番号、参加ワークショップの日時をお伝えください。
㈱中島工務店 TOKYOSTYLEモデルハウス 担当:渡瀬
TEL 03-3522-0333
mail  tokyostyle@nakashima-net.com


****


東京での出展は初めてです。
石徹白洋品店を始めた頃から、
いつかは東京で・・・と思っていましたが、
開業してからすぐに子供を授かり、
なかなか外に出て行くことができずに今に至ります。

今回、こうしてご縁をいただき、
展示会をさせていただけるのは
本当にありがたいこと。

残念ながら、在廊はできないですが
今後につなげていけたらなあと思います。

本来なら、お客様とお話をして、
作品についてきちんとお伝えしながら
ご紹介したいのですが、
まだそれができない状態です。

1日でも足を運べるといいなあと思っています。


どうぞよろしくお願いします!
 
公花個展、トークイベントを開催しました!
今日は、現在個展開催中の
公花ちゃんによるトークイベントを開催しました。

彼女が活動の拠点にしているスペインや
西サハラのお料理を囲みながら・・・ということで
とても楽しみにしてきました。

公花ちゃんも、前夜から仕込み作業をしてくれて
おいしいお料理をつくってくれました!

世界で一番小さいパスタ、クスクス。
煮込んだシチューと一緒にいただきます。


スパニッシュオムレツは、じゃがいもがたっぷり入って
ふわふわの巨大な卵焼きというかんじ。

そして、マグロのサラダは、シンプルなんだけれど
マグロの味が引き立って、日常的に食べたいと思える
お料理でした。

さらに、チュロス、ハイビスカスティー、
ザクロのお茶と盛りだくさん。

どれもこれも、日本人の舌に合わせてくれたというのも
ありますが、おいしかったです!

公花ちゃんは、スペインで日本料理教室も
需要があって行っているとのこと。
お料理上手なんですね!!

子どもたちもたくさん食べてくれました。


トークは、たくさんの写真を見せながら
スペインと西サハラについて、
そこに住む人々の暮らしについて分かりやすく説明してくれて
ぐんと心の距離が縮まったように思います。

西サハラは、世界で最後の植民地といわれていて、
モロッコの占領下に、今もあるそうです。

国を返してほしいと、何十万人もの人々が
砂漠の上で暮しを営んでいるということ。

水が少なく、貴重なので、その風土に合った方法での
お料理や生活方法が発展してきて、
詳しく聞けば聞くほど、日本の常識とはまったく違って
興味深いやら、、水の尊さを思うやら・・・で
頭の中が忙しかった、、、というのが
今日、話を聞いての率直な感想です。

遠くの国だけれど、西サハラでは、日本のシャンプーや
手洗い液が浸透しているらしく、
日本へのイメージは良いとのこと。

私は、公花ちゃんに出会うまで西サハラの状況すら
知らなくて、何だか、不思議な気持ちがしました。


西サハラでのアートイベントで、
彼女は、地域の人々から、少しずつターバンやメルファ
(日光や砂をよけるために体にまとう布)を分けてもらって
こんなすてきな作品をつくっています。


西サハラの状況を知り、よりよくしていくために
アーティストたちがアートの力でもって
社会に訴えかけている。

彼女はその一端を担っています。


今回、石徹白で製作してくれた作品もそうですが、
彼女は、その地域で求められているものを察知して、
彼女なりの手法で実現する、という力があります。

ものがないなりに、
その地域にある資源を最大限に活かし、
生み出すパワーはものすごいと
ものづくりに取り組む彼女を見ていて思います。

これからも、様々な土地で、国境を越えて、
彼女なりの進み方をしていってほしいなと思うとともに
再び石徹白で、この土地ならではのものづくりを
深めていってもらえたら嬉しいなと思いました。


今日、ご参加くださったみなさま、
どうもありがとうございました!!
 
また来年、公花ちゃんの個展が開催できればと
願っています! 
草木染め、鉄媒染
冬になるとなかなか植物が採れなくなる・・・と
秋を感じさせる空を見るにつけて、
今のうちに染めておかないと!と
なんだか気が焦る今日この頃。

夏・秋は染められる素材が増えてくるので
実質的にも忙しくなります。

今の時期だと、木の葉とか、ナッツ系の実から
とてもいい色が出るように思います。

マリーゴールドの花も盛りなので
染め始めています。
 
今年は、来年に糸として販売できるように、
まとめてたくさん染めてみようと試みています。

自分で使う分だけではなく、
販売分と思うとちょっと気合も入ります!

今日はクリの実の皮を大量にいただいたいので
鉄媒染をやりました。

染めた糸は、コットンのガラ紡糸と、
リネンの糸です。



鉄媒染は、カンボジア、クメール伝統織物研究所の
森本喜久男さんに、数年前、石徹白洋品店で行った
自然染色ワークショップで教えていただいた方法です。

廃棄されるような鉄くずと、糖分、そしてレモン(酸。今回はお酢)で
作ったものです。

かねてから、身の周りにあるもので染めたいと思っていて、
それにぴったりな作り方のものです。

森本さんは、カンボジアで、なかなか物が購入できない頃から
染めの復活に取り組んでいらっしゃったので、
簡単に手に入るもので、鉄媒染を編みだしてみえたのだろうと
想像しています。

どこでも、誰でもできる方法。
そんな方法を伝授してくださりとても重宝しています。

染めた糸を一晩染め液に浸して
次の朝に出した糸です。


リネンは思った以上に黒っぽく染まりました。
リネンの生成り色がグレーっぽいので
濃くなったのかな。

木綿も、かなり深いグレーになりました。
後1回染めたら黒に近い色になるかもしれません。

同じ鉄媒染でも、下に染めた色によって
出方が異なります。それがまた面白い。

季節によっても、染まりかたが違います。

植物それぞれに個性があり、
季節ごとに移ろう色がある。

それを糸に色として出す瞬間が
たまりません。

草木で染めるということが
もっともっと当たり前になるといいなと思います。

そうすれば、季節をより美しく感じることができる。
と同時に、感謝の気持ちがめばえる。

環境にいいとか、エコとかの前に
もっともっと積極的な理由で
自然とのかかわりを深めていくような
ライフスタイルが一般化するといいのになあと
この喜びを広めていきたいと思うのです。 
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