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こぎん刺しお守り袋づくり開催します【7/9, 8/21】
6月4,5日と初めて開催された
いとしろアウトドアフェスティバルで行った
こぎん刺しお守り袋づくり。




とても好評でしたので、夏場は出来る限り
月1度ペースで行いたいと思っています。

ありがたいことに、参加した方の満足度が高く、
白山中居神社での参拝についても、
みなさん、お祓いを受けることができて
喜んでくださいました。



教えてくださる先生は、もちろん、
石徹白のこぎん刺し作家、河田美奈子さんです。
今年も、たくさんのすてきなこぎん刺し鼻緒を
つくってくださいました。
現在、郡上木履さんで販売中です。




石徹白でしかできないこと、
ここだからできること。

石徹白洋品店としても、
毎回、白山中居神社のお祭りには
参加させていただいていますが、
身も心も引き締まるとともに、
充たされ、守られ、
次に進む励ましをいただいています。

(春の例大祭の様子)


石徹白は、かみさまとともにある地域と感じています。
かみさまと隔たりがなく、そこにともにある、そんな気がしています。

神社でのこの雰囲気と力を
みなさんにも、味わっていただければと思います。

7月と8月開催は、時間帯が異なりますので
ご注意ください。



<7月9日(土)開催>
10:00~12:00 お守り袋づくり
12:00~13:00 休憩
13:00~14:00 白山中居神社にてお祓い

定員:10名(最少催行人数 4名)
料金:4,000円



<8月21日(日)開催> 
13:00~15:00 お守り袋づくり
15:00~16:00 神社にてお祓い

定員:10名(最小催行人数:4名)
参加費:4,000円
 
8月21日は、毎年開催されています
とうもろこし収穫祭当日となります。

とうもろこしを堪能しつつ、
ちくちくちくと手仕事をしませんか。

<お問合せ・お申込み>
infoアットitoshiro.org
*アットを@に直してお送りください。
090-2939-7189(平野)

お申込みの際は
・お名前
・ご住所
・お電話番号
・参加希望の日にち

をお知らせください。 

みなさまのご参加をお待ちしております。
7月の展示と営業日【7/2-9】
もう間もなく七月です。
ここ数日は梅雨らしく石徹白でも雨続き。
おかげで藍がぐんぐん成長しています。
雨でお洗濯物は乾きませんが、
降るべきときに降る雨が
すべてのものを潤し、育ててくれるのだなあと
実感しています。

さて、7月の営業に関するお知らせです。

7月のテーマは「石徹白の手仕事」。

馬小屋ギャラリーを小さな博物館に
したいともくろんでいます。

***7月営業について****

営業期間:7月2日(土)~9日(日)
*5日(火)はお休みです
営業時間:10時~16時

石徹白では、麻を栽培するところから
服を仕立てるまで、日常的に行われてきました。

今、70代後半の方が子供の頃、その頃のおばあさんらが
やっていたと話してくださいます。
つまり、およそ70年前、1940年代までは
麻畑が広がり、麻蒸し・糸績み・機織の熟練者たちが
この石徹白に居たということです。
それは、そう遠い昔の話ではない。

7月の展示では石徹白でつくられた
衣にまつわる麻ものをご紹介します。

かつての暮らしに思いを馳せつつも、
先人のこうした知恵や技術を
これからの未来を創る糧としたい・・・
と願い、学びと実践の歩みを進めていきます。

展示のテーマ:石徹白の手仕事 ~麻の衣類~

*******


店舗では、通常通り、たつけなどの販売をいたします。
展示は7月いっぱい行います。営業日以外に
おいでの際は、事前にご連絡ください。
090-2939-7189

よろしくお願いします。

 
糸紡ぎWS無事終了しました!【2日目コットン編】
糸紡ぎWSの二日目はコットン編。

和綿をスピンドルで糸にする、ということを中心に
行いました。

簡単な方法でスピンドルを作るところから実践。


箸とボール紙、硬貨等でこんな素敵なスピンドルが完成。


これで完成です。
これだけで糸ができちゃうんです。

こよりをつくって、そこから糸を引きだしていきます。


紡いでいる写真を撮るつもりが
私自身、必死に練習していたため撮り忘れました・・・
どなたかにいただいたらまたアップします。。。

そして、糸車での紡ぎも体験しました。
これはいわゆる昔ながらの紡ぎ車。
足でこよりを抑えて糸を出し、


それを最初、巻き付けて、あとはぐるぐると巻いていきます。


そしてこちらは、チャルカ。
インドのガンジーが晩年に開発したという
簡単につくれて持ち運びのできるタイプのものだそうです。



スピンドルをやってからだったので
糸車はとても簡単に感じました。

もちろん熟練になるには長い修業が必要ですが、
どうやって、糸になっていくのか、という感覚が
スピンドルで得られたように思います。

糸車をマスターしたいなあと思いました。
息子に回してもらって練習。
これは半自動のようなもので、楽でした(笑)


この後、スピンドルで素材の違いを比べるために、
真綿(絹)の糸紡ぎ、
ウールの糸紡ぎをやってみました。

あまりにも和綿と違うのでびっくり!

絹は、やはり、繊維がすべてつながっているので
腰が強く、引き延ばすのに力はいりますが、
綿のようにぷつぷつと切れてしまわないので
細くきれいに引けました。

ウールは、弾力があって毛足が綿よりずっと長いので
絡みやすく、こちらも糸にしやすい。
ストレッチ性もあるので、ニットに向いているというのが
糸をつくる段階でよく分かりました。

綿と絹とウール。
どれもそれぞれに特徴があり、
しかるべき使い方があるのだなあと実感しました。

糸からつくるなんて、
これまで考えたことがなかったですが、
服づくりをする者として、
糸づくりに触れられて大いに勉強になりました。

講師をしてくれた中村美佐子ちゃんは、
自分で糸を紡ぎ、そして、染色、機織までしてしまう
作家さん。
なんて気の遠いことを・・・とこれまでは思っていましたが
糸づくりの楽しさにはまったら、そこへの追及によって
どういうものがつくれるか、まったく変わってくるので
彼女の気持ちが少し、分かったように思います。

とにかく手先が器用で
きれいなものづくりをする彼女には
今後も学び続けていきたいと思います。

WSに参加してくださったみなさま、
そして、講師として来てくれた美佐子ちゃん、
どうもありがとうございました!!! 



今回、この2日間のWSを実現することができ
本当に嬉しいです。

ずっと念願だったこと。

スピンドル、糸車も、練習が必要なので
練習会も設けていきたいと思います。


中村美佐子ちゃんのつくった様々な作品たちは、
6月25日までの営業中、展示しておきますので
ぜひ手にとってご覧くださいね。
*21日(火)はお休みです。

 

糸紡ぎWS無事終了しました!【1日目シルク編】
6月18,19日と糸紡ぎWSを開催しました。

18日はお蚕さんを糸にさせていただきました。

座繰りで絹糸をとる体験と、
そして、真綿づくりを行いました。

座繰りは私も初めての体験。
1時間半ほど、お蚕さんをぐつぐつと煮ます。

そして、今回は40個のお蚕さんを
一本の糸にするということで、
それぞれの繭から小さな竹ぼうきのようなもので
糸を出します。

ちょんちょんちょんと繭に触れていくと
糸が引っ張り出されます。


それが、最初は太くてだまだました糸なのですが、
さらに引っ張り出していくと、うつくしい細い糸になっていくから
不思議です。


細い糸になってきたら、それを道具にひっかけて
座繰り開始です。


後は、ぐるぐると巻き取るだけ。
最初と最後は、糸が安定しないために、
太くなったり細くなったりしますが、
途中は、わりと、ぐるぐる高速で回しても大丈夫でした。


今回、40個の繭を一本の糸にしますが、
驚くことに、この一つの繭で1500メートルほどの
糸がとれるそうです。

一匹のお蚕さんが、1500メートル分もの糸を
ひたすら吐き続け、繭を作り上げているということ。

あんなに小さいお蚕さんが・・・
まずはそれに衝撃を受けました。

私たちが絹を身につけられるというのは、
お蚕さんが一生懸命はいた糸をいただくということ。
お蚕さんの命そのものです。

今回、養蚕農家さんが持っていらっしゃる
蚕神様の掛け軸を部屋にかけながら
糸をいただきました。
養蚕供養の意味がよく分かりました。


巻き取った糸は、カセ上げします。
子供たちもお手伝い。


カセ上げした糸は
光沢のあるきらきらとした
宝石のような糸になりました。


そして、真綿づくりもやってみました。
次の日に紡ぎ糸づくりをするためです。

こちらは、煮る繭の5%分の重層を入れ、
1時間半ほど煮詰めたものを、ぬるま湯に入れ、
真綿にしていきます。


袋真綿をつくるのは技術がいります。
うつくしい真綿がつくれれば、糸もきれいに紡げますが
今回は、とにかく真綿にしてみる、ということで
子供も体験。



さなぎを出し、びよーんと引っ張って
乾かします。

さなぎたちは、鯉のエサになりました。
お蚕さんは、捨てるところがないですね。
本当にありがたい生き物です。
人の歴史の中で、私たちが絹をいただくために
品種改良を重ねて、完成された虫。

糸になるべき形になっていて、
糸としてももっとも強く、長く、美しい。

命の尊さを思いながらも、
やはり、私たちが、蚕の文化を守っていくことが
とても大切なように思います。


今回、講師をやってくれた養蚕農家修業中の
矢澤由紀子さんは、まさに、日本の養蚕文化が
途絶えようとしているところ、
それを守り継いでいくことの大切さを思い、
80代のおじいさんとともに、毎年養蚕をやっているのです。

ただ糸にする方法を教えてくれただけではなくて、
私たちの脈々と続いてきた蚕との暮らしを思わされ、
激変したこの時代の弊害に気がつかされ、
これから大切にしていきたいことを考えさせられる大きな気づきを
与えてくれました。


幸い、ここ数年、郡上でも楽しみで養蚕を始める人が
増えているので、少なくともこの辺りでは、
お蚕さんに触れる機会が1年に1度はありそうなので、
その糸を、具体的に暮らしの中に取り入れていく方法を
考えていきたいと思います。

矢澤さん、遠く新城の地からありがとうございました。
ご参加いただきました皆さんも、
どうもありがとうございました。

真綿づくり、真綿からの糸づくりは
道具がなくてもできちゃうので
復習会でもやりたいと思います!


6月18日(土)~25日(日)営業します。
6月の石徹白洋品店の営業日が迫ってきました。

少しずつお店の準備を整えています。

今月のテーマは「糸」。

糸は私にとって身近なようでまだまだ遠い存在。
普段、布に触れつつ、
または、染めのときに糸に触れつつも、
それが成り立つ工程には
いまだ踏み込めないでいます。

しかしながら、糸がないと布はできない、
布がないと、服はできない。

糸の成り立ちに迫る第一歩となりそうな予感です。

今月の展示・WSについてです。

<展示@ギャラリー>

糸の成り立ちを説明する展示内容となります。



三河木綿の産地で、糸紡ぎから染め織まで
勉強してきた友人が、棉から、どうやって布になるのか
分かりやすく示しているパネルを借りてくれました。

これを見ると、本当に、布というものは
土から生み出されるものなのだと、改めて思います。

彼女は、今回、19日のスピンドルで糸紡ぎの講師を
つとめてくれますが、何と、彼女自身、手紡ぎの糸で
こんなすてきな作品たちをつくっています。


手で紡いだの!?と思うくらい、とても美しい糸たち。
作品の完成度の高さにはいつもため息が出るほどです。

彼女のWS、今から楽しみです。


<ワークショップ@工房>

6月18日(土)糸紡ぎ、シルク編



先般もご案内しましたが、
養蚕農家に弟子入りした友人の矢澤由紀子さんが、
座繰りで糸を引くワークショップの講師をつとめてくれます。

座繰りに加えて、真綿づくりも予定しています。

こちらは、すでに満席ですが、見学のみの方は
いつでもおいでください。

時間は、13時~16時頃までとなります。


6月19日(日) 糸紡ぎ、コットン編



簡易なスピンドルをつくるところから、糸紡ぎまで
初心者の方から、体験していただけます。

糸車も持ってきてもらうので、原始的なスピンドルから
少し進歩した感じも味わっていただけると思います。

二日目は、一日目につくった真綿を使って
絹も少しだけスピンドルで紡いでみようかと思っています。


<店舗>

工房2階の店舗には、新作のたつけを含め、
石徹白の野良着復刻の服たちが、飾られています。



真夏に気持ちのいい阿波しじら織りのたつけを
新しくつくりました。

ぜひご試着いただき、着心地の良さを感じていただければと思います。
たつけは履いてみないと、良さがなかなか分からないのですが、
一度履いてしまうと、まさに、虜になってしまうパンツです。

私ももう毎日のように、日常着、お出かけ着、農作業着と
様々に使い分けて履いています。
ぜひみなさんに、たつけの素晴らしさを実感していただきたいです。


<カフェ>

6月18日、19日は、
石徹白出身の結ちゃんがONE SOULとして
お店を出して、おいしいコーヒーを準備してくれます。
そちらも、ぜひお楽しみに!



盛りだくさんな6月の営業。
楽しみです。

土から糸へ、糸から布へ。
私自身、少しずつ、取り組みを広げていきたいです。
次男が1歳になりました
洋品店のブログですが
個人的なお話を。

6月9日、次男が1歳になりました。

出産からもう1年が過ぎました。

長男は、今、3歳半です。

石徹白洋品店を始めたのが、2012年5月です。

始めた頃に、長男がお腹にいることが分かり、
11月に冬季休業に入ると同時に産休状態。
そして、2012年12月11日に長男を出産。

つまり、石徹白洋品店は、子供を授かると同時に
始まり、子供の成長とともに、続けてきました。

長男がお腹にいた最初のシーズンは、
初めてのマタニティライフというのもあり
色々な不安はありましたが、
比較的身軽な気持ちでものづくりや
お店の企画、運営ができました。

長男連れでの、2シーズン目は、
なかなかハードではありました。

子供を見ながらの営業は、
お店番くらいはできるものの、
ものづくりはなかなか進まず、
企画もの中心の2シーズン目。

そして、3シーズン目は、長男を早々と
保育園に預けて営業開始したために、
私って、こんなにも自由なんだ!なんて
思いながら、お店の運営ができた年でした。

4シーズン目、6月に出産をしたので
ほぼ休眠状態。
10月の絵本原画展のみ行い、
冬季休暇に突入しました。

そして訪れた5シーズン目。
次男が1歳になって、これからますます手強くなります。

とはいえ、二人目だからか、
はたまた、次男が一人遊びが上手だからか、
今のところ、わりと自由に、動くことができています。

工房が完成し、草木染めやら、
藍の栽培やら、
たつけのバリエーションを増やすことやら、
様々なチャレンジは続きますが、
おかげさまで、多くの方にご協力いただきながら
なんとかかんとか続けています。

続けているといっても、まだまだ月に10日ほどの営業。
営業日以外で、不在のときに訪れてくださるお客様には
大変ご迷惑をおかけしております。


ただのエクスキューズかもしれませんが、
今は、子育て中心の暮らしをしていて、
これから広げ、深めていきたい石徹白洋品店の
様々な取り組みに向けて、
助走をしている最中と位置付けています。

やりたいこと、やるべきと思うこと、
進みたい方向に向けて、
小さな一歩を、それぞれに踏み出し、
じわじわと、実験を進めている、というようなかんじ。

今、一気に進めてしまうと、
子供たちに負担をかけてしまうという恐れと、
中途半端で、余計にお客様にご迷惑をかけてしまうかも、という
思いによって、小さく踏みとどまっているところです。


鼻息荒く、突き進みたい私の衝動を、
もう一人の私が冷静になってみなさい、と諭している
というところでしょうか。




今の私にできる範囲のことは何か。
よくよく考えながら、
今シーズンも、進んでいきたいです。


次の営業は6月18日~25日までです。
*21日(火)はお休みです。

ぜひお立ち寄りください。
藍畑
今年、初めて本格的に藍を栽培し始めました。



藍の栽培から藍染めまで
50年もやってきた師匠に教わって、
よちよち歩きながら、気合い十分。
春から、かなり畑にかかっています。

が、寒かったからか、雨が少なかったからか、
芽が出たのがわずか10%ほどで、1反近く用意した
畑には全く苗が足りず・・・。

出鼻をくじかれた感が相当強いです・・・。。。

ですが、藍栽培の仲間がいてくれるおかげで、
石徹白外からの元気な苗によって
少しずつですが、畑が埋まりつつあります。



ここしばらく暑い日が続いたので
藍も大きくなりつつあります。

ただ、やはり、雨が少ない。
もっともっと降ってほしいと願います。

私が師匠にしているHさんに加え、
2年前に半年間通って藍栽培を教えてもらった
中津川のしずく地藍工房さんにも
様々な学びをいただいています。

有機栽培・自然農の2種類で藍を栽培されているので、
先日、見学に行ってきました。



自分自身が栽培を始めてから、
こうして畑を見せていただけると
2年前には見えなかったものが、たくさん見えてきます。

藍の栄養になる堆肥づくりも大事な仕事。
ここからやっていかなければ・・・。


これはまだ先のこと・・・と思えてしまいますが、
すくもづくりにも取り組んでいきたいです。



周りの自然で色を染めることの素晴らしさを
藍を栽培していて改めて思います。

そして、藍が日本の風土によく合っているということも
しみじみ感じます。

通常の草木染めは、火を焚いて、材料を煮出して、
かなり高温で温めながら染めます。
そうすることで染まりがいい。
媒染剤も必要です。

しかし、藍は日本なら常温で染められるし、
媒染もいりません。

すくもをつくることや、藍を建てることに
技術は必要となりますが、
火をがんがん焚かなくていいのはとても効率的。

今や、ガスですぐに熱を得ることはできますが、
薪ですべてをまかなっていた時代を思うと、
少しでも熱を使うことなく染められるというのは
本当に大事なポイントだったと思うのです。

しかも、藍は綿を染められる。

草木花は、シルクやウールのような動物性繊維には
しっかりと浸透していきますが、綿は苦手・・・

江戸時代以降、民衆がまとう衣服となった綿を
こんなにも美しく染められ、
かつ、防虫にもなるという藍は
本当に理想的な染料だったのだと思います。


藍という植物も、とても丈夫なので
栽培も比較的簡単。

何もかも理にかなって、
今にまで残る自然染料なのですね。



石徹白に移住して5年目。
こんなにも土に触れ、畑を気にする生活は
実は初めてのことです。

これまでは家庭菜園や田んぼは主人に任せっきり。

畑が家の隣にあっても
毎日見て回るなんてことはありませんでした。

でも、藍畑を始めた今年からは
何もかも気になる気になる。

お隣さんの畑や庭の花だって気になってしまう。

どういうタイミングで、どういうふうに植え付けられ、
大きくなって、花を咲かせるんだろうか。

雑草はいつ頃が伸び時なんだろうか。

支柱はどうやって立てるといいんだろうか。

そして何より、この、土と水とお天道様の恵みで
すべてのものが大きくなり、実りとなるなんて
本当に奇跡のようだ!と、
植物の生育を目の当たりにしながら
毎日感動の日々です。


これまでの5年間、まったく見えていなかったものが
ぱあっと目の前に広がったかんじです。

そして、世界がより深く、色濃く、広く感じるようになりました。

そこにある土は、ただ表面の土だけではなく
その下には様々な虫や動物が棲んでいる。

私たちと同じこの世界に住んでいる。

植物だって、上に伸びるだけではなく
それ以上に立派な根っこを土に張っている。

無限に広がる土の中での生き物の暮らし、
そして同じように広がっているだろう池や水路の中の
あらゆる息とし生ける者たちの生活圏。

なんて豊かなんでしょう。


私の認識する世界は
どんどん奥深さを増していきます。


藍を育てることができて、
私が得ているものは、
藍の葉っぱ以上のものです。

きっと、藍の葉から、
藍建てから、
またさらに深まる世界を経験させてもらえるんだろうなと
今から起きるわくわくに心を膨らましています。


今ここでしかできないこと
いとしろアウトドアフェスティバル、
第一日目が終わろうとしています。

ここ最近、昼間はかんかん照りで
暑いくらいの日が続いていましたが
今日は曇り。ちょうどよいお天気でした。

眺望最高の場所でお絵描きワークショップに参加する長男。



今日は、石徹白洋品店としては、
こぎん刺しでお守り袋づくりをしよう、という
ワークショップを開催いたしました。

全部で9名の方にご参加いただくことができました。
どうもありがとうございました。

石徹白のこぎん刺し作家さん、
M先生のご指導のもと、
みなさん、好きな色を選んで
こぎん刺しお守り袋を熱心に作られました。


今回、同じ模様でのお守り袋作りでしたが、
色と、そして手が変わるだけで
かなり個性的な作品になっていきます。


色選びが一番楽しくて、しかし、難しい。
みなさん、しっかり悩んでくださいました(笑)

こつこつ、ちくちくすること約2時間。
早い方は、両面に、「ふくべ」(縁起のよいひょうたん)の模様を
刺すことができました。



すてきな作品たちです。
これを持って、神社でご祈祷をしていただきました。


正式参拝ということで
みなさん、お一人ずつ玉串奉奠もさせていただきました。


今回のプログラムは、
ワークショップを考えるための
「ねりねりワークショップ」という主催者側が企画した会に
参加して、Mさんとともに発案しました。

ねりねりワークショップでは、
「今、ここでしかできないこと」を考えましょう、ということでした。

ここ、石徹白ならではのこと。
ここに来てもらえるからできること。

二人で色々考えを出しているうちに、
地域の大切な、白山中居神社のお守りを
自分の手で作ることができたら、
さらに、神社に、お守りを持ってご祈祷してもらうことができたら
どれだけ素晴らしいことか!と思いついたのです。

そして、事前にプレワークショップをして
お守り袋づくりを試験的に行ったり、
神職の方と打ち合わせしたりして、
こうして今日に至ります。


私にとっては、このワークショップが無事に
行うことができたことを
本当に感慨深く思っています。

どこでもあるものではない、
ここでしかできないことを、
参加してくださったみなさんに、
確実に、体験していただけたと自負しています。


石徹白は山奥の地域で
足を運ぶことがなかなか難しい。

だけれど、ここに来ていただけるだけの理由、
きっかけづくりができたんじゃないかと思っています。


とはいえ、企画した私自身も、
一緒にご祈祷していただくことができ、
とてもすがすがしく、
心が改まる思いがして、
この機会をつくらせていただけたことに
本当に感謝の気持ちを抱いています。


また、ぜひこのワークショップは
継続して行っていきたいです。

今回ご参加できなかった方は、
次回の開催をご期待くださいね。



すべての出会いと、今日の出来事に感謝して。

ありがとうございました。
 
畑や田んぼをしながら思うこと
藍の栽培を今年から始め、
なかなかうまくいきません。

種を蒔いたけれど、
発芽率が悪くて、
想像以上に苗が少なく、
1反近く用意した畑がガラガラに・・・。

私の力ではどうしようもなりません。

ただただ種の力と
お天道様と、土と水にお願いするのみ。

人々が、豊穣を祈って祭りをした理由が
しみじみと、分かるようになりました。

人の手ではどうにもならない、
ならば神に祈るのみ。

土も水も、光も、風にも宿る・・・
八百万の神々よ・・・。


ありがたいことに、藍を栽培する仲間がいてくれて、
苗を少しずつ分けてくださるために、
なんとか畑は少しはできそうです。

小さく儚げに、しかしながら上へ伸びてくれようとする
うちの苗たちも、これ以上、根切り虫にやられないように
ポットに移植し、もう少し大きくしてから畑にデビューして
もらおうと思い、今日、作業を終えました。



話は田んぼへ移ります。

仲間で田んぼを始めて4年目。

1年目はまあまあ獲れました。
2年目はいのししに食われました。
3年目は、雑草にやられました。

今年こそは・・・と皆意気込んでいます。

私も今年初めて、トラクターに乗って代搔きをさせてもらいました。

車以上に複雑な動きをするトラクター。
これを開発するのって、大変だっただろうな、と
操作しながら思いました。

そして、これにはガソリンが必要。
車ももちろんそうだけれど
遠い遠い国から運んできた石油によって動かし、
毎日食べるための米を栽培する。

ぼーっとトラクターに乗っているつもりが
頭の中をいろんな思いがめぐります。

2反ほどの大きな田んぼ。
手で作業するには広すぎて
ついつい機械に頼ります。

そうすると、トラクターは必要、
田植え機は必要、コンバインは必要。

数百万円単位で購入しなければならない機械ばかり。

そして、それらは、限定的な役割にも関わらず
複雑な動きを求められるため、
ものすごいコストも年月もかけて開発されたもののはず。


かつては、すべて人の手でやってきた。
小さくて不揃いな田んぼだけれど、
田んぼにできる限界の場所まで
石を積み、水を引き、排水をつくり、
ときには水を争って奪い合って・・・

種を蒔き、苗を育て、
手で植えて、雑草をとり、水を管理する。

考えただけで大変なことを
毎年毎年皆で力を合わせて
ようやく食べれるか食べられないかの米を育てた。

不作のときは、いや、常時かもしれないが
ヒエやアワを混ぜて、増量させ
お腹を満たした。

今に生きる私にはきっと耐えられない、
いや、想像すらできない状況だろうと思う。


それをよりよくするために機械や農薬や肥料がつくられ
効率良く、大量のコメを創れるようになったはず・・・
が、
本当に、ぜんたいとして考えたときに、
昔よりも今のほうが、
「よりよい」のだろうかと、疑念を抱く。


もしかしたら、何かの大きな犠牲の上に
今の効率的に見える私たちの暮らしが
虚しくも成り立っているように見えるだけなのかもしれない。


小さな田んぼで、微々たる力しかない人の手で
積み重ねてきた労働の上で生産される食糧によって
生きていくことのほうが、
よっぽど効率的で、ぜんたいとして善なのかもしれない。


哲学的に、そして、倫理的に、
何がより善いとは、
誰も判断してくれない。

今は、 経済的に、効率的に(時間の短縮)というのが
指標のすべてに見える。

そこに乗っていかないと、
今の時代を生きられないような気もしてしまう。
「ひもじい」、「貧しい」、「劣っている」・・・
そんな非常識的な常識。


さあ、何が言いたいのか。

分からないけれど、ものごとの、はじまりに、
生きることのルーツに立ち戻ることの必要性を
ひしひしと感じるのです。

今のものが当たり前で、
そうでなければならないという常識では
これからの時代において、危ういと思うのです。

新しい生き方、新しい社会、
いや、新しいんじゃなくって、
まっとう、とでもいうのか。

人が産まれて、生きて、死ぬ、ということの中で
当たり前に、かつての人々が続けて、これまで人という
種の命をつないできた、こと。

それは決して、今の世の中の常識が
常識であるとは思えず、
むしろ、今の時代が、特殊であることは自明と私には思える。


それを忘れることなく、
しかしながら、今、ここに生きる私だからできることもあるはず・・・


まずは子供にそれとなく伝えていき、
生き抜くたくましさを備えてもらうこと。

どんな時代が来ても、
幸せと感じられ、
自分を充たし、
命をまっとうし、
種をつないでいくことのできる
しなやかさとパワーを持って生きていってほしい。

最終的な、私の目指すところはここなのかもしれない。

出世しなさい、
お金をたくさん稼ぎなさい、
すてきなお嫁さんをもらいなさい、

じゃなくて、幸せに産まれて、生きて、死んでいく。

その「幸せ」とは何なのか、
どういうかたちなのかというのを、
追求した結果、ここに辿りついたのだと思っています。


たまには徒然なるままに。書いてみました。
長々と、読んでくださって、ありがとうございます。 
6月の営業日とワークショップ
5月の御披露目営業をおかげさまで
無事に終え、6月営業に向けて準備をしています。

6月は18日(土)から25日(日)まで営業いたします。 
*21日(火)はお休みです。

ワークショップは、私がこれまで温めていた
とても楽しみな内容です!

ちょっとマニアックかもしれませんが
糸系に興味のある方にはたまらない内容かもと
思っています。

**6月18日(土)**

愛知県新城市で養蚕を手掛ける矢澤由紀子さんに来ていただき、
繭からの座繰りでの糸引き、そして真綿づくりを行
います。
絹は、糸にするのにもっとも理にかなっています

その感覚を実際に手を動かして、実感していただきます

貴重な機会、糸に興味のある方はぜひおいでください。
はお持ち帰りいただけます。

スケジュール
13:00~14:30 座繰り体験
15:00~16:00 真綿づくり

参加費 大人2000円(中高生500円)
小学生以下 無料

定員 10名

講師プロフィール
矢澤由紀子
日本の養蚕文化を守るため、2012年より新城市の養蚕農家に
修業に入り技を受け継いでいます。
 




**6月19日(日)**

浜松で手紡ぎ、手織り、編み、草木・土染めなど、
様々な
取り組みをしている中村美佐子さんに来ていただき、
スピ
ンドルづくりから、糸紡ぎまで教えていただきます。
楽しい糸仕事を、おしゃべりしながらやりましょう!

スケジュール
10:00~11:30 スピンドル作り、糸紡ぎ
11:30~12:30 紡ぎ車で糸紡ぎ
12:30~13:30 お昼休憩
13:30~14:30 コットンとシルクの糸紡ぎ比較

参加費
大人2000円
中高生500円
小学生以下 無料

定員 10名

講師プロフィール
中村美佐子
岐阜市出身、浜松在住。
スリランカに婦人子供服隊員として2年駐在。
コットン・シルク・ウールなどの天然繊維を用い、
糸紡ぎから服の縫製まで全般的に行っている。
Patapata(スリランカのシンハラ語で「色」)という屋号で
イベント出店やオーダー製作など行ってます!




両日とも少しずつ予約が入っているので、
興味のある方はお早目にお問合せください。

お問合せ先
info@itoshiro.org
090-2939-7189(平野)


 よろしくお願いします。
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