Gujo Hachiman journal Gujoinus(グジョイナス)

プロフィール
gujoさん
I am TAKADA Yuka, living in Gujo-Hachiman, a wonderful rural town in Gifu, Japan. In Gujo you can experience a lot of interesting things/spots/festivals. And enjoy talking with local people here.
I can supply useful information for English speaking tourists who want to make a trip to Gujo area.
Just send me email at the following tub, please.




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團十郎逝く
歌舞伎役者の市川團十郎さんが旅立たれた。
またしても、という想いでいっぱいになる。

歌舞伎座で私が初めて見た「桃太郎」は、
先に亡くなった勘三郎さんが親子孫三代で披露されたもの。
ホンモノを見たいホンモノの人に会いたいという熱意でいっぱいだった、
当時大学生の私は、
舞台から遠い席しか買えなかったけれど、
全身でその歌舞伎舞台に浸った。

團十郎さんには、京都のギャラリーでお会いした。
そこでマネージャーをしていた私は、
ある日、ギャラリーの戸口にすっと立ち現れた方のただならぬ存在感に、
気を引き締めた。

その時は陶芸作家の個展だったのだが、
無言のうちに空気を読まなければならないとわかり、
失礼のないように邪魔にならないようにゆっくりとご覧いただいた。
その方が芳名帳に残されたお名前が、團十郎だった。

京都では、能や狂言をよく見た。
狂言の家元に稽古に通っているオーストラリア人やアメリカ人の友人らもいて、
彼らが八坂神社で奉納するのを応援に行ったりもしていた。
私自身も、梅若流の師匠にお仕舞いの稽古をつけていただいていた。
梨木神社の能舞台で発表会の申し合わせ、
河村能舞台で仕舞いを舞わせていただくという幸運にも恵まれた。

生まれやがて死んでいくのは人の常であるけれど
こうも次々とその世界の宝が逝ってしまうというのはどういうことだろう…
次代が大きく変わろうとしているということか。
魂は永遠…と信じたい。