森農楽舎 山んなか日記

プロフィール
森農楽舎山んなかさん
四方を山に囲まれた
郡上市明宝。
そんな「山んなか」で
ヨソから移住してきた夫婦が、
里山の知恵と技を学びながら、
里山の恵みを活かし、
持続可能な暮らしを模索していきます。

夫:わっちー
大垣生まれ
森林文化アカデミー1期生
美濃市で10年間
森林整備の仕事に従事したのち
2012年結婚と共に明宝へ移住。
現在は、
明宝の山んなかにある
わさび田の管理と、
山仕事に従事する。
時には、
森林整備の指導にもあたる。
目指すは、
森のユーティリティープレーヤー

嫁:サミー
名古屋市生まれ
2010年地域がんばり隊として、
明宝に移住。
続けて明宝の地域おこし応援隊として
ふるさと栃尾里山倶楽部をはじめとする
地域活動に携わる。
2013年春退任。
現在は、夫と共に、
畑、わさび作りや、
地域づくり活動に携わる一方、
郡上市内の病院で、
言語聴覚士として勤務。
目指すは
田舎のスーパーおばあちゃん

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それでもやっぱり・・・不安なこと
ほんとに、自分が田舎暮らしができるのか。
郡上に行きたい気持ちはあっても、
やっぱり不安だった、
あんなこと、こんなこと。

たとえば・・・


畑仕事ができるほどの体力が自分にはあるのか?

畑で野菜を作ってみたいという気持ちはあるのだけれど、
どちらかというと、インドアタイプの自分。
あまり体力には自信がなかったし、
ヘタレ系。
ただ、山と川の学校の農業体験『農と暮らしの学校』のお手伝いをさせてもらったことで、
体力は以前に比べてついたかなぁ。
二の腕はかなりたくましくなりました。


夏の心配…虫と日焼け

虫が大嫌い。
「虫に耐えられるかどうかが田舎暮らしできるかどうかの決めてなんだよね」
と郡上っ子に話したところ、
「虫、好きなヤツなんてそうおらんやろ」と。
確かに。
なんとなく、その言葉にそうか、と納得。
まぁ、あまり気にしないようにすれば、
なんとか耐えられるかな。

決定的だったのは、
間一髪!
お風呂あがりに天井からムカデ事件で、
虫に関しては、吹っ切れた。

日焼け。
紫外線はお肌の大敵よ~なんて言われると、
やっぱり、気になる。
一応、嫁入り前ですので。


田舎の常識が理解できるか。

隣近所の付き合いがほとんどない社会で育ってきた。
ひとり暮らししていた頃なんて、
すごくすごく警戒して、
なるべく自分のことが知られないように、
マンションのエレベーターでなるべく乗り合わせないようにしたり、
会ってもあいさつすらしなかった。

凶悪な犯罪が横行している世の中で、
そういうことで自分の身を守るしかない。
そう思っていた。

そんなふうに生きてきたから、
ご近所づきあいってどうしたらいいのか、
正直わからないところがある。
うまく地域の人達とやっていけるのか。
大丈夫だろうか。


冬の寒さと雪上運転

サミーは寒いのが苦手。
そして車の運転もあまり得意じゃない。

免許を取ってから10年以上ペーパードライバーだった。
そもそも名古屋で暮らしていたら、車は必要ない。
逆に駐車に困るし。
でも田舎暮らしには車の運転は必須。
去年の秋から少しずつ乗り始めて、
5月にやっと車で郡上に来れるまでになった。
今も車庫入れや方向転換には悪戦苦闘してる。

雪の上を運転するなんて、
未知の世界だ。
でも明宝で暮らすのなら、やるっきゃない。

こんなこと、あんなこと、
不安に思うのだけど、
それでも、明宝へ行って『がんばり隊』の仕事がしたい。
覚悟を決めた。

サミーをここへ導いたもの
「なぜ、明宝?」

尋ねられて、すぐに返事ができなかった。

なぜだろう?


サミーが郡上にくるきっかけとなったのは、
郡上八幡・山と川の学校
WWOOF(ウーフ)で2009年の4月に10日間滞在しました。
この10日間の間に、
いろんな人に出会いました。
老若男女問わず、地元の人も、移住者も、
みんな、地に足つけて生きてる。
そんな姿がとても魅力的で、
そんな彼らのことをもっと知りたい、という思いが、
ここから一年間、郡上へ通い続けさせたのかも。

都会と田舎を行ったり来たりの一年間。
郡上から高速バスで名古屋駅に着いて、
地下鉄に乗り込むと、
なぜか感じる孤独感。
人の数は多いはずなのに。

そしてまた、郡上へ行くとほっとする。
いつのまにか、
「ただいま」って帰ってくる場所になってた。


***

二間手の有志の方たちで結成された、
「ふるさと栃尾里山倶楽部」が、
空き家だった築100年の古民家「源右衛門(げんねもん)」を再生し、
ここを拠点に今年度から「栃尾里人塾」を月1回開催。

その第2回目に参加した。

里に集まる人達みんなが、里人。
「農」「森」「自然エネルギー」をテーマに、
里人みんなで、やりたいことを決めて、
みんなで里を作っていく。

それが本当に楽しくて、
ワクワクして、
次から、次へとやりたいことがわいてくる。
今まで興味のなかった「自然エネルギー」のことも、
ぐっと身近に感じるようになった。

田舎暮らし=昔の生活に戻る=不便
というのではなくて、
昔から伝わっている里山の知恵と、
最新技術もうまく利用しながら、
自然とうまく共存して暮らしていく、
そして楽に心地良く生きていく、
そんな考え方に共感した。

昔から伝わっている里山の生活の知恵や技術が、
どんどん廃れていってしまっているのが、
とても惜しいと感じていた。
その知恵や技術を学ぶことができ、
そして伝える役割ができたらいいなと思っていた。

そんな時に、この『がんばり隊』の話が飛び込んできた。
迷うことなく、応募することに決めた。



『がんばり隊』着任

はじめまして。
この度、岐阜経済大学から、
郡上市明宝の『地域がんばり隊』に就任しました、
サミーです。


小さい頃にお向かいにすんでいたおばちゃんが、
とても早口な人で、
私には「サミーちゃん」と呼ばれているようにしか、
聞こえませんでした。
私の名前がめったにない名前で、
なかなか覚えてもらえないので、
最近は「サミー」を名乗ることが多いです。


サミーは名古屋生まれの名古屋育ち。
いわゆる都会っ子です。
そんな私が田舎暮らしに憧れて、
なぜか、郡上にやってきました。
2009年の春のことです。
初めてこの地を訪れたときから、
豊かな自然と、心温かい人たちに魅了されて、
何度も足繁く通うこと、一年ちょっと。
今回、明宝地域の『がんばり隊』として採用されて、
念願の田舎暮らしが叶いました。



明宝ハムや明宝ケチャップで有名な、
郡上市明宝の二間手(ふたまて)という地区の、
栃尾という集落での活動が中心となります。

ちなみに栃尾は『とちょーぉ』と読んでくださいね。

栃尾の里で、
実際に里山の生活を実践し、
見たこと、
聞いたこと、
感じたこと、
ありのままに、綴っていきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。

 

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