森農楽舎 山んなか日記

プロフィール
森農楽舎山んなかさん
四方を山に囲まれた
郡上市明宝。
そんな「山んなか」で
ヨソから移住してきた夫婦が、
里山の知恵と技を学びながら、
里山の恵みを活かし、
持続可能な暮らしを模索していきます。

夫:わっちー
大垣生まれ
森林文化アカデミー1期生
美濃市で10年間
森林整備の仕事に従事したのち
2012年結婚と共に明宝へ移住。
現在は、
明宝の山んなかにある
わさび田の管理と、
山仕事に従事する。
時には、
森林整備の指導にもあたる。
目指すは、
森のユーティリティープレーヤー

嫁:サミー
名古屋市生まれ
2010年地域がんばり隊として、
明宝に移住。
続けて明宝の地域おこし応援隊として
ふるさと栃尾里山倶楽部をはじめとする
地域活動に携わる。
2013年春退任。
現在は、夫と共に、
畑、わさび作りや、
地域づくり活動に携わる一方、
郡上市内の病院で、
言語聴覚士として勤務。
目指すは
田舎のスーパーおばあちゃん

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みんなでやれば、あっというま~薪集めサポートジャパン・ぎふ
先日、明宝小川地区で行われた
薪集めサポートジャパン・ぎふ。

各務原にある薪ストーブ専門店「ファイヤーライフ岐阜」と、
小川の山のおじさんたち「小川里山クラブ」の共催で
行なわれたこのイベント。


明宝の中でも特に少子高齢化が進む小川地区。
峠で隔てられているという地理的条件も重なってか、
地域の団結力が強く、地域づくり活動も盛ん。

例えば、冬の手づくりスケート場づくりとか。

でも、過疎化は進む一方。
少し疲弊感も感じている。

そんな中で、
小川地区の一番の財産であるに注目し、
その中で放置された間伐材を薪を、
都市部の薪ストーブユーザーに販売することで、
交流を生み出し、

地域の外の力を借りて、地域づくりを行っていこうと組織されたのが、
「小川里山クラブ」


一方、
薪ストーブのあるライフスタイルの楽しみ方を提案し、
ユーザーに薪づくりの楽しさも伝えている、
薪ストーブ専門店「ファイヤーライフ岐阜

ユーザーさんには、
お値打ちに、しかも安定して薪を提供したい、
そして、
薪ストーブを使う人には今の森の現状も知って頂きたい。
できることならば、
家族ぐるみで薪づくりにきて、
地域との交流して楽しめるような場所を探していたとのこと。


双方の思いが一致することで、
今回、小川地区での「薪集めサポート」というイベントを、
開催するに至りました。


ここが今回の薪集めの現場。
小川里山クラブのメンバーで伐木した木を、
40㎝の玉切りにして、
運び出します。


子どもも運びます。

山の中でこんなものを見つけた子もいました。
何の骨か、地元のおじさんに聞いています。

「シカか?、いや牙があるでシシやな」



間伐、搬出後。
森の中に光が差し込むようになりました。




こちらは、小川の方の案内で散策。


小川里山クラブでつくった薪を積み込む作業をします。
バケツリレーならぬ、薪リレー。


積んだ薪は薪広場まで運ばれ、
新しくできた薪棚に納めました。



ぎっしり詰め込まれた薪棚。
薪ストーブユーザーはこれをみると、
ホッとするのでしょうか?


お昼ごはんは、
めいほう鶏ちゃんをつかった焼きそば。

そして、今の時期のもの。
小川のこぶしの会のおかあさんたちが作った、
朴葉寿司。

写真を撮る前に食べちゃったけど…(笑)


マスの切り身にしいたけ、きゃらぶき、
それにサンショの芽がはいって、美味しかった。


お腹が満たされたところで、
搬出した材を薪にします。




傍らでは、
日下部修さんによる、チェンソー講習。



子どもたちは川に放流されたアマゴの
つかみ取りに夢中。



搬出して出した材でつくった薪は、
みんなで山分け。
結局、出した材全て薪になっちゃいました。

おそるべし、人海戦術。



今回参加して下さった方たちは、
おとなも子どももとっても気さくな人が多くて、
参加者同士はもちろん、
小川の方たちともすぐに打ち解けて、
終始、和やかな雰囲気でした。


それと、
小川の人達の段取りのよさ。

かなり盛りだくさんな内容だったにも関わらず、
スムーズに作業がすすんだのは、
小川の人達の連携プレーの賜だと思います。

ちゃんと、小川の人達も万一の時のために、
鉄板を用意していたのも
サミーは見逃していません(笑)


歩き疲れてしまった親子を急遽、車で迎えにいったり、
大きなことから小さなことまで、
臨機応変に対応していたのが、
すごいなぁと思いました。



薪を使うことが山を守ることにつながる。
サミーもことばを尽くして
伝えていきたいと思っているのだけど、
体感にまさることばはない。

今回、山に実際に入って、見て、
山行きさ(山仕事をする人)の仕事ぶりを見て、
伐ったばかりの生木の重さを感じて、
運び出す大変さを実感する。

仕事は大変なのだけれど、
ふと、振り返ってみると、
森の中に光が差し込んでいる。


今回みんなで出した薪を、
薪ストーブにくべるとき、
そんなことを少しでも思い出してもらえるといいなぁと、
思います。


そして、また峠を越えて、
桃源郷にきてほしいなぁと思います。
昼間の小川の風景もいいけど、
夜、小川の人たちとの一杯がオススメですよ(笑)


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明宝中学校の林業研修
明宝中学校の1年生19名が、
小川地区で林業研修を行いました。

まずは説明を聞き、

山に入ります。
120㎝の玉にします。
使う道具はノコ。

みんな、使い慣れない道具に四苦八苦。


小川でずっと山仕事をしてきた方の指導の下、
みんな必死です。

お、切れた。
「ノコを使うって、大変っ」


チェンソーにも挑戦!


「手が、ブルブルするーっ」



みんなで伐った材を運び出します。


40㎝の玉にします。
ここはプロにお任せ。
ノコで大変だっただけに、チェンソーの威力は
すごいなぁ。


薪割り。

「かよわき乙女(笑)」でも割れる薪割機



割った薪をタガにつめます。






最後にお礼の合唱。
森の中に響き渡る素敵な歌声でした。


ここまで休憩なしで、
みんな頑張りました。




ノコを使った感覚や、
チェンソーの強大音、
伐ったばかりの木の重みや、
薪割りでスコーンと割れた時の気持ち良さ…

いろんなことを感じて、
中学生たちは、
どんなことを考えたのだろう?



みんなで作った薪は、
ちょうど100束になりました。

ちなみに、明宝山里研究会では、
スギ1束150円で販売しています。
つまりこれだけで15,000円。

高いと思うか、安いと思うか。


労働力に見合うかどうか・・・どうだろう?



別の見方をすると…
薪ストーブで使うならば、一か月もつか、もたないか。

寒い冬の燃料として考えると、どうだろう?


昔は山からこうして薪をもってきて、
暖をとるしかなかった。




次の世代の明宝の森を守っていくのは、
君たち。


いつの日か、ここで体感したことが
なんらかの形で生かされたらいいなぁと、
願いながら。
(大人の勝手かもしれませんが…)



みんなが作ってくれた薪、売れるように、

営業、頑張りますか…(笑)


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小川小学校 冬祭り集会
マイナス9度でのスケート場づくりからのつづき


翌朝、小川のスケート場へ行くと、
もうすでにたくさんの人たちが集まって、
冬祭り集会が始まっていた。


一番最初は、個人演技。
ひとりひとり、どんな技を演じるのか、
みどころを発表した後、

音楽に合わせて演技を披露。


自分で考えて、
一生懸命練習してきた演技。

バックで滑って半回転のジャンプや、
スパイラル、
きれいにくるくる回るスピン。

途中で転んじゃう子も中にはいたけれど、

見守る目があたたかい。


そして一転、ブラシホッケー。


観客からも、
大歓声?!

この小川の冬祭りのすごいところ、
地域の人たちが、
集まるのだ。

孫が出るから、という方はもちろん、
孫も大きくなって、という方たちも。


小川地区中、留守になる、ともいわれるくらい。

スケート場は山の影。
そりゃそうだ、日当たりのよい場所では、
氷がとけてしまうから。

寒い、寒いといいながらも、たくさんの人たちが、
冬祭りにはあつまってくる。

おねえちゃんにそりで引いてもらって、
楽しい♪

お正月に書いた書き初めを、

燃やします。



字が上手になりますように。



最後はお父さん、お母さんと一緒に滑ります。

お父さん、お母さんも上手なんだなぁ。



そして親子対決!
どちらが勝ったかって?
そりゃ、もちろん…




冬祭り集会は、
プログラムも子どもたちで考えて作っているとのこと。

毎晩氷をつくってくれたお父さんたち、地域の人たち、
練習を支えてくれたお母さんたち。

みんなにありがとうの気持ちを伝えるための集会。


ヨソモノとして見させてもらっただけでも、
なんか心がじわーんとあったかくなるのです。

スケートを通じて、
小川小学校を中心に、
地域の人たちが1つになる。

1つになると、こんなすごいことができるんだ。





そう、小川に来るといつもなにか
感動することがあって、
きてよかったって思う。

そして、
もっと小川のことが知りたくなる。
また小川に来たくなる。


☆☆☆☆☆
冬祭り集会について新聞各紙でも記事になりました。
岐阜新聞の記事はこちらから見ることもできます。



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マイナス9度でのスケート場づくり
夜、峠を上り、
小川へ。

氷づくりを見に行くため。


厳しい冷え込みの中、スケート小屋までたどり着くと、

「たった今、水まいたところや。
 次は一時間後。」


と言うわけで、
スケート小屋で暖をとらせてもらうことに。


この小屋も小川の人たちの手づくり。
材はもちろん、日出雲の森から。

ストーブを囲んで、
明宝ハムやスルメを焼いたものを肴に、
お酒を飲む。

もちろんサミーたちもすすめられたけど、
風邪っぴきのためお茶にする。

「インフルエンザじゃないだろうなぁ?」


インフルエンザ大流行の中、
小川小学校の子どもたちは一人もかかっていないのだそうだ。

それだけ「冬祭り集会」に入れ込んで練習しているのかな。


そんな気合いが、
文集に綴られている。


ステップ、トゥループ、スパイラル、スピン…

フィギュアスケートをテレビで見るときに、
解説者が言う用語がいっぱい出てくる。

この一ヵ月間、子どもたちがそれぞれに目標を立てて、
毎日練習してきた成果を発表するのが、
「冬祭り集会」

明日、その冬祭り集会が行われる。




23時過ぎ。

「そろそろ、いきますか。」

とみんなが動き出す。

ニットキャップ、耳あて、手袋の完全防寒で、
外へ。


スケートリンクの氷づくりって、
どんなふうにやるのだろう??



川からくみ上げた水を、
霧状に放射してまくのだ。

細かい氷となって、表面に薄く広がる。

ほんとうにサァーっとひとまきするだけ。

時間にしたら、どうだろう?
5分?10分?

そして、待つこと1時間。

それを4~5回繰り返す。

夜中に気温が下がらないと深夜2時過ぎることもあるとか。
逆に雪降りの日は氷づくりができない。



今シーズンは昨年の12月26日から氷づくりが始まり、
1月10日がスケート場開き
そしてこの夜までずっと氷づくりを支えてきたのが、
小川小学校の先生方と、
PTA、そしてOBのボランティアの人たち。

毎晩交代で深夜の作業。



そんな毎日の氷づくりの様子を綴った日誌。
右側のファイルが氷づくりの記録
左側のファイルはスケート練習の記録。
両者は交換日記のようになっている。


そうこうしているうちに、
3回目の水まきへ。


その日の天候、氷の状態によって、
水のまき方を微妙に変えているのだそうだ。

水のまき方で氷の出来具合が違う。

表面がつるんつるんの氷をつくるのは、
ある種、職人技。




今年で29年続いている小川のスケート場。
「すごい」という言葉だけでは言い表せないものがある。

これだけ続けてくる間には、
いろいろなことがあったのだそうだ。


たまたま昨年、今年と氷づくりにはいい気候だったそうだが、
うまくいかなかった年もあった。



だんだん減り続けていく小学生。
ということはPTAの数も少なくなり、
どうしてもOBの方へお願いせざるを得なくなる。
現役PTAの人たちの遠慮の気持ちもあったかもしれない。



スケート場をはじめたばっかりに、
次の世代の人たちに負担をかけてしまっているのではないか…

そんなスケート場をはじめた世代の方のことばに、
現役世代の方は、

「こどものためっていうよりか、
自分らのためにやっとる。」

「いやだなぁと思うこともあるけれど、
結局、ここへ来て酒飲んでみんなと話せるのが楽しいで。」



サミーが小川地区に魅力を感じているのは、
こういうところなのだ。

このようなスケート場を、
地域みんなで作る。

それも、楽しんでやっている。

小川の方たちにスケート場のことを聞くと、
みんな、少し誇らしげなのだ。

そして自分たちの誇りであるスケート場を、
みんなで続けていくのは「当たり前」のことなんだと。


その地域の誇りであるスケート場で滑る子どもたち。
その思いが伝わらないはずがない。



日付もまたぎ、
「最後、いくか。」

だいぶ氷ができてきて、
足元滑りながら水をまく。


つるんつるんになってきた。




作業終了。



寒暖計は氷点下9度。

明日、いや今日か…
冬祭り集会を待つばかり。

       ~小川小学校 雪祭り集会につづく

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小川スケート場開き
今年も、
小川地区のスケート場がオープンしました。


このスケート場、
小川地区の住民の手づくり。
子どもたちのために、
毎晩夜中に水をまいてつくられた、
リンクなのです。

今年は天候に恵まれて、
つくり初めの時期に雪が降ってくれたので、
その雪を踏み固めるところから氷作りが始まったとのこと。

毎晩、夜中に水をまき、
自然の冷え込みで氷を張らせて作る。
今年は26日かけて、厚さ10㎝くらいのリンクが出来上がった。



最初はちょっとコワゴワ滑っていた、
低学年の子どもたち。


あっという間にみんなスイスイ滑れるように。





みんなほっぺたを真っ赤にして、
夢中になって滑ってる。

そのうち、鬼ごっことかもはじまり…



サミーも隅っこで少し滑らせてもらいました。
スケートなんて10年以上やってない。

元々、運動は苦手なもんで…

子どもにスケート靴の履き方から教えてもらって、
いざ、滑り出すが…滑れない。

滑りたいのに滑るとコワイ。
この矛盾。

それでも、
時々、オットットとなりながらも、
最後は何とかリンクを一周することができるようになりました。


滑れると、楽しい♪
いいなぁ、小川の子どもたちは。


スケートリンクができるのは、
一番冷え込む1月の一か月間だけ。

小川小学校の子どもたちは朝スケートリンクに登校して、
スケート場の雪かきをして、
1時間目はスケートなんだそうだ。


この一か月間は保護者や学校の先生が毎晩交代で、
スケート場の氷作りをする。

これがすごい。
そしてこれが30年も続いているのだから、
本当にすごい。



スケート場開きの今日は講習会。
スケートの滑り方の基本を講師の先生が指導。

子どもたちのスケーティングのレベルは高く、
後半はスピンやジャンプの練習まで。



自然の恵みと、
地元住民の子どもたちへの愛情で
出来上がったスケート場。

日影で寒い場所にあるけれど、
なんとなくココロはほんわかあったかくなるような、
そんな小川のスケート場です。



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大人が真剣に遊ぶ♪
昨夜、小川へ上る。


スケート場には、
イルミネーションが!!


「キレイ…
 なんだけど何が描かれているのか分からない(笑)」

「2012だけは、上手だなぁ」

なんて話しながら、
小川交流センターへ。
先日の小川でのツアーの反省を踏まえて、
今後のプロジェクト会議。





会議の最後、
怖いもの知らずなサミーは、無謀にも、

「あのイルミネーションは、なんですか?」


この質問に、
この会議一番の盛り上がりを見せる。




「あれは来年、辰年やで、龍なんや。」

「顔の部分が平面やなしに、
 3Dになっとるで、光るとようわからん。
 昼間みると、ええ具合や。」

「でも、上出屋の方からみると、
 角が見えるでようわかるぞ。」

「あれも、だれがデザインすることないで。
 みんな好き勝手に作って、
 お、電球たりんかったわい、って買いにいったりなぁ。」

「そやそや、みんな好き勝手やるで、
 どんなもんができるか分からんのや。」

「あれでも、大の大人が一日がかりで作るんやで。」



とまぁ、めちゃめちゃ楽しそうな「大の大人」たち。


きっと出来上がって、点灯の瞬間は、
ものすごく盛り上がったことだろうなぁ。





大人が真剣に遊ぶ♪
きっと、このイルミネーションをみんなで作ることを、
誰一人として負担に思っていなくて、
みんな思いっきり楽しんでいるのだろう。


楽しいから続く。
もう、このイルミネーション、10年以上続いているのだそうだ。



こんなふうに、
小川での新しいプロジェクトも、
負担になることなく、楽しく続けられるものになるといいなぁ。







さてさて、イルミネーション。
ご覧になります?     



それとも、実際に小川に見に行きます?




なかなか見に行くことができない方は、コチラへどうぞ。
上手く写真で撮ることができなかったけど。



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小川ぶらり歩き~サミーの目線から
地元の人達と、
小川をぶらり歩き。

サミーの目線で見えたもの…




もう使われていない保育園。
とってもかわいらしいのに残念。
耐震補強ができていないから使えない。

今は小学校の一室を保育園にしている。



白山神社。
鳥居の右側手前には、歌舞伎の回り舞台があったそうだ。

住民の娯楽だった芝居。
小川では地芝居がまだ残っている。


白山神社の石段は、134段か、135段。
サミーは息が切れて、数えるどころじゃなかった(笑)

100段目は一枚岩でできている。




白山神社に植えられている木には一本一本、
こうして木の名前がついている。
昔小川小学校に赴任してきた校長先生がつけたものらしい。

校長先生の子どもたちへの愛情を感じる。




白山神社には大きな切株が。
切り口には防腐処理してあるそうだ。

こんな太い木は、
どんなふうに伐採するのか。

もうこんな太い木はそんなにないから、
太い木を伐る技術が途絶えてしまうのかな。


その切株をよっく見ると、


ヒノキの赤ちゃんが!


白山神社の裏側の森には、
モモンガ、ムササビ、コウモリがいる。

モモンガ、みたい!




白山神社の遊歩道。
住民たちのてづくり。

お年寄りが神社に参れるようにと。


その遊歩道のあちこちに、


1つとして同じものはない、
街路灯。
樹の自然なかたちを活かして、
中には遊び心も見え隠れするようなフォルム。

年とり(大晦日~元旦)の時にお参りできるように…



よそのうちの敷地内でも、通り抜けOK。
(たぶん地元の人と一緒だから)


小川小学校。
本当に、小学校らしい小学校。

花の学校というだけあって、ここの花壇は、
何度も賞を受賞している。

今は、
雪よけのためにハウスがしてある。

小川小学校にもちゃんとプールがあって、
その水は日出雲の森から引いている。

川で泳がないのかな、と思ったら、
河川改修をして昔のように泳げる淵が、
少なくなったとのこと。


その代わり大雨があっても浸水の被害はなくなった。



里のあちこちで、
南天の実が赤々と実っている。
南天のど飴には、南天の実の成分が入っているとか。

知らなかったぁ。




急斜面を利用して飼われているのは、

山羊。
草をむしゃむしゃと食べている。

山羊を買うのは比較的楽らしい。
でも、困るのは冬場の食料。

だから、今の季節、



カブや大根の葉をこうして干しておく。




みんなが見上げているのは、


森本遺跡のマキの木。
この木の根元から、清水が沸いている。


   サミー、悪いところにこの水つけると、
   ようなるぞ。

   じゃあ、ボケボケの頭につけますか(笑)




小川も獣の被害が多い。
こうして集落の周囲を、柵で囲っているのだけど、

右のヒノキから左のマキに飛び移って、
サルが里に下りてくるとか。

柵の意味なし…。




炭焼き小屋。


長年の経験と勘で焼く炭。
炭を焼くことのできる人もどんどん少なくなっている。

間伐材も、竹も焼くそうだ。


炭焼きの時に出る木酢液は、
畑の野菜たちの防虫にも、
肥やしにもなるそうだ。

無駄がない。


水をかけると観音様が浮かび上がるという石。

いつのころからか、屋根がついたとか。





昔はこのあたりで子どもたちが、
川遊びをしていたとか。

ほんの少し人間が手を入れるだけでも、
川の流れは変わる。

自然ってデリケートだ。
だからこそ、考えなくちゃいけない。

ほどほどに手をいれる、っていうことを。




地元の人たちの案内で歩いた、
小川の里は、温かさに満ちていた。


栄枯盛衰を幾度となく繰り返した日出雲の森

峠を越えた先という、

どこかミステリアスな、人をひきつけるような場所にある

そこでは、

お互いがお互いを思いやり、

みんなで心地よく暮らしている。

明宝の他の地区には負けないという心意気と、

ユーモアにあふれる小川の人たち。



人と里と森が温かさでつながっている、

ようわからん(笑)が、
そんな感じ。



サミーのらくがき。


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里山なのになぜ「くじら飯」?
夕方から始まった交流会は、


テーブルの上に所狭しとならぶお料理の数々。

やはり、明宝だから、
鶏ちゃんは欠かせないと、
小川の民宿 上出屋さんの鶏ちゃん。

味噌で下味をつけたシカ肉。
これが全く臭みもなく、柔らかくておいしい☆。

エゴマみそをつけた里芋田楽に、
じっくり味をしみこませた大根。

時間がたっているけどなぜかサクサクのかきあげ。

そして、お漬物の数々…

どれも美味しい☆

小川のおかあさんたちが作って下さいました。



そして、やっぱり楽しみにしていたのが、

クジラ飯。

一見ふつうの炊き込みご飯に見えますが、
クジラの皮の部分が細かく刻んで、
一緒に炊きこまれています。

それほど、くどくなく味わい深い。


このクジラ飯。
明宝内でも食べられていたのは小川地区だけ。
小川の方に聞くと、
かなりの頻度で食べていたようです。
むしろごく「当たり前」のもの。


そもそもこの山里に、
なぜくじら飯が??

小川地区は昔から郡上市明宝に属するも、
同じ買出しに行くのなら、
八幡に行くより、下呂の萩原に行くそうだ。
時間はそれほど変わらないのだが、
やはり峠を越えるか、越えないか。


下呂を縦断しているのが国道41号線。
富山までつながっているルート。
この道を通って、日本海の海産物が流通したとか。

クジラ肉もこのルートを通って、小川までやってきたのではないかと。

でもそのクジラ肉が小川峠を越えることはなかったようだ。



食文化が地形に影響を受けている。
興味深い。


お酒が大好きな小川の方たち、
ふだんはどこで飲むのか尋ねると、

馬瀬や下呂までいくらしい・・・

そして、交流会の二次会はもちろん…(笑)



そして翌朝、
少々2日酔いの胃袋に収まったのが、


クジラ飯の冷やごはんに、
アツアツのお茶をかけた、
お茶漬け。

これも小川の人達の定番。


昔はもっとクジラが入っていて、
もっと脂が浮いたとか。

今はクジラが高価なものになったからね。


いまや貴重なクジラ飯、
おいしゅういただきました。

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日出雲の森から薪づくりまで
今回集まった参加者、そして地元の方々、
30名ほどで、
早速、日出雲の森へ入る。

まだ14時だというのに、
薄暗く、とても寒い。

天気はいいはずなのだけど。



石原林材の跡地で、
地元の林業家、日下部さんから日出雲の森の歴史を聞く。

「この日出雲の森というのは、
昔からいい時と悪いときの差が激しいみたいだ。
今がどん底だとすれば、
これから右肩上がりにしていきたい・・・」


集落は森の中から発生している。
小川の地区内からは、
縄文時代の遺跡も多く見つかっている。

長い年月の間に大きな浮き沈みを
なんども経験して今の日出雲の森がある。

さぁ、日出雲の明るい未来をどうつくっていくか・・・




そのためにも、
人の手入れが必要。

その一つの方法が間伐。
木を間引くことだ。



植林する際には、
同じ太さでまっすぐ育つようある程度、密集して植える。
そのまま大きくなると、
光が入らず下草が生えず薄暗い森に。

木そのものもヒョロナガな細い木にしかならない。

ある程度大きくなったところで、
間引かなければならない。

木を育てるためには、
木を伐ることも大切なのだ。


日下部さんはじめとする小川の山のおじさんたちの、
手際の良さに、
ポカーンとしている間に、

あっという間に伐倒。


玉切りにして、軽トラックに積む。


チェンソー使える人って、かっこいい☆



里に下りると、
薪で火を焚いていてくれました。
森の中で冷え切った体には、
この火のぬくもりはありがたい。




斧で薪割りをします。
サミーもやってみたけど、

「あぶなっかしくて、みてらんない・・・」らしい(笑)


こんな秘密兵器(?)もあります。

エンジンの動力で割る薪割機。
レバーを引くだけで、


ぱっかーん。


すごいパワーで、
広葉樹でもまっすぐなものなら割れました。


割った薪を束にします。


これが大変なんだけど、意外と面白い。

みんなで作ったら、
あっという間にこんなにできました。




地元の方たちが、


おこした火で鶏ちゃんをふるまってくれました。




そして日出雲の森から頂いた山水で炒れたお茶も。
冷えた体にじんわり染み渡る、
おいしいお茶でした。





薪で火を焚く暮らしが昔は当たり前だった。
それがだんだん、電気や石油に変化していった。
日出雲の森の栄枯盛衰は、
そのエネルギーのシフトによるところが大きい。

そして今、転換の時代を迎えているのかもしれない。
再生可能エネルギーが注目されている今、
太陽光や水力と並んで、
薪=木質バイオマスも可能性を秘めている。

日出雲の森の未来も明るいかもしれない。




って、
難しい話になってしまったのだけれど、
単純にやっぱり薪で火を焚くっていい。



こうして、
火の回りには人が集まってくるから。



☆☆☆☆☆

林業女子会@岐阜のブログでも、
このツアーのことを記事にして下さっています。

1日目○   ○2日目

日下部さんのお話なども詳しく載せていただいてます☆
ありがとう。

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桃源郷に暮らす人を知る~日出雲の森と小川の里体感ツアー
標高912mの小川峠を、
くねくねと抜けたところに広がる里、小川。

空が広くて、明るい。
豊かな森に囲まれた、長閑な里山の風景。


そこに暮らす人々は、
とても明るく、強く、心の温かい人たちでした。

そして遊び心も忘れない。



11月26日-27日の1泊2日で行われた、
「日出雲の森と小川の里体感ツアー」
参加者、主催者、そして地元の方々あわせて30名ほどで、
和気あいあいと行われました。

どんなことをしたのか、
追々ブログでUPしていきたいと思っています。


森も里も素敵なのだけれど、
一番素敵だったのは、小川の人たち。

峠を越えて、
この人たちにまた会いに行きたいなぁと思う。



このツアーをきっかけに、
新しい地域づくりがはじまろうとしています。



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